クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

声美ニャン

2009-10-16 05:45:22 | ネコ
一昔前、官庁や企業の大きな事務所には、電話の外線と内線の交換をする、交換手と呼ばれる女性達が多く働いていた。特に接客中心のデパートには、美声の女性が採用されていたようである。僕が以前勤めていた運送会社では、デパートから品物を預り、宅配をする部門があり、ある先輩はデパートの担当部門に毎日何回も電話をする内、姿が見えぬ声美人の女性に惚れてしまい、デートをするようになり、結ばれた。先輩は「俺は家の奴の声に惚れたんだ。顔はまあまあだったけど」と雑談時に良く話してくれた。
人だけでなくワン・ニャンの声も夫々違う。ココは男の子らしい太く、低い声である。クーは澄んだハイトーンのソプラノで、猫らしい声で喋る。クーを我家に入れた後可愛い姿だけではなく、その声にも惚れたのである。親馬鹿であるが、特にねだり声が可愛い。昨日もパソコンで遊んでいる僕の膝に手を掛け「ミャ~アァー」「クーちゃんと一緒に来てよ」と僕をカリカリ容器前に連れて行き、その前で「ミャー」「ご飯足りないの。もう少し頂戴」と甘い声でおねだり。ついついカリカリ
を一さじ茶碗に入れてしまったダメ親父である。クーは声美人ならぬ、声美ニャンである。お聞かせ出来なくて残念だが。

返り討ち

2009-10-15 05:38:29 | ネコ
可愛いニャンコの手であるが、時には大切な武器になる。猫の手は、剣道の竹刀同じである。我家ではクーが幼い頃から手を、竹刀の代わりに使い、自分の気に食わない事をされると、僕の頭をポカスカと叩いてくる。まともに頭にヒットすると、人間でもかなり痛い。それも両手で交互に短時間に打ち込んでくるので、反応の鈍い僕は逃れようが無く、クーのお面を真正面から受ける事になる。
みなさんのニャンコブログを拝見していると、血の繋がった兄弟ニャンズでも、時々真顔でのバトルがあるようだ。ましてや、血の繋がりの全く無い我家のクーとココでは毎日のようにバトルが起き、ココの仕掛けが煩いと、クーが耳を寝かせ、真顔で喧嘩になってしまう事も。
昨夜も台所のテーブルの上で、家内の夕食の支度を見ていたクーに、椅子の上からへそ天姿で、ココがクーの尻尾にチョチョイと悪戯を何回も繰り返した。クーは「シャッアー」と歯をむき出して怒り、手を振り上げてココの頭に「おめーん」と。これがまともにココの頭に当たり、返り討ちとなってしまい、椅子から転落した。椅子の高さが低く、体を半纏する余裕がないまま、頭から床に転落した。気まずかったのかココは、台所の奥に隠れたが、今朝も元気にクーを追い掛けるので、体へのダメージは全く無かったようである。

緊急避難

2009-10-14 05:48:33 | ネコ
昨日も若い塗装職人が朝から工事。中心は息子宅2階の物干し場である。それ故家の中は普段と変わらぬ位に静かである。クーは廊下の箪笥の上に置いてある篭ベッドで何時ものようにお昼寝をし、ココもパソコンの上に伏せて眠っていた。ところが、職人が風呂場の天井の塗る広さを確認する為、家の中に入って来た。その足音でココは目を覚まし、一目散に台所に。電子レンジが置いてあるワゴンの下に潜り緊急避難。台所の床に寝そべって、ワゴンの下を覗くと写真のように、一番奥でガジガジに固まり、目だけは大きく開けて様子を覗ってい。
ぐりぐら写のテケトさんが書かれた、ココの里親募集の記事には、人なっこいオチビと書かれており、1歳になる前は、孫が来ても平気で近付こうとしていた。その後も一人で居るのが大嫌いで、僕や家内に絶えず付き纏っているのに、いつの間にか超甘えん坊で内弁慶ニャンコになってしまったのだ。職人が居る間は落着かず、家の中を絶えずウロウロとしていたが、帰ってしまい、もう家の中に入らないのが分かると、クーにチョッカイを出し、バトルを仕掛けて、駆け回っていたのである。
朝ご飯を食べ終えた今、クーは寝室に戻ったが、ココは僕の目の前のパソコンの上で居眠りをしているのだ。全くの甘えん坊ニャンコである。

出窓で

2009-10-13 05:35:09 | ネコ
気持ちの良い秋晴れの昨日、外に出てみると、出窓ではクーが日向ぼっこを楽しんでいた。僕を見付けたクーは盛んに「お父さん良い天気で気持ちが好いわね」と話し掛ける。
出窓はクー専用である。この部屋にはクーのトイレも置いてある。時々ココが入り込んで小をする事があるが、神経質なクー専用にしてある。出窓もココが入る事は滅多に無い。出窓でクーはココに邪魔される事なく、思いっ切り体を伸ばし寛げる。寛いでいる時に僕が出窓に近付くと、喉を鳴らして嬉しそうな表情を見せ「撫ぜ撫ぜしてよ」と甘えるのだ。居間に居る時はココにも神経を使わねばならぬが、出窓では心置きなく寛いで居られるのだろう。
昼ご飯を食べ終えた2ニャンは揃って廊下に行き、昨日と同じように、クーは篭ベッドに入り、ココはすっかり気に入ってしまった、本棚に上って夕方迄お昼寝をしていたのだ。

お昼寝日和

2009-10-12 05:38:33 | ネコ
澄み渡った秋空の日曜日、ワン・ニャンにとっては、絶好のお昼寝日和となった。我家でも廊下には、レースのカーテンを通った柔らかな日差しが入っていた。朝ご飯を食べ、軽いバトルで運動をした2ニャン、クーが廊下に出ると、ココも追い掛けて廊下へ。クーは箪笥の上の篭ベッドに入り、ココの様子を眺めていた。クーに追い付けなかったココは「お廊下温かーい。ぼくもお昼寝しようっと」とばかりに、本棚の上に登った。この場所にココが登るなど滅多に無い事。カメラを取り出してシャッターを切る。気持ち良さそうに好い顔を見せてくれる。同じ場所に登ってもクーとは違うポーズを取る。ココはご機嫌の手バツだ。その後2ニャンはお昼寝となり、昼ご飯も食べずに3時過ぎ迄寝ていたのである。そうだろう、金、土曜日はペンキ職が入り落着いてお昼寝が出来なかったのだから。
今日もニャンズが、温かくゆっくりとお昼寝が出来るような陽射しになれば良いが、今の時間生憎と曇り空である。

今日の攻防は?

2009-10-11 05:43:47 | ネコ
高校時代のクラス会名簿の最終校正が先程終わり、今日印刷する事にしようと思っている。そこで問題になるのがココである。プリンターを動かし始めると、どこに居ても必ずすっ飛んで来る。写真のようにパソコンの上に座り、大人しく見ているだけであれば良いのだが、絶対にそんな事は無く、セットした用紙を手で押さえ、プリンターに入らぬようにしたり、出て来た紙を咥えておもちゃにしたりと、悪戯を始めるのだ。煩わしいので廊下に隔離しても、障子を叩いたり、時には飛び上がって破こうとする。クーはプリンターを使っていても、知らん顔でお昼寝をしているのに、何故かココは、プリンターの回転する音が聞こえると、好奇心がそそられるようだ。今日は130枚以上、約1時間半位プリンターを回す予定だが、ココとの今日の攻防はどんな事になるのやら。
印刷が終わっても、それを折って封筒に入れる時も、ココの動きに注意していないと、折角出来た物を咥えたり、手でチョチョイしておもちゃにされてしまいそうである。ココ、頼むから大人しくしていてネ。

流石クーたん

2009-10-10 05:48:10 | ネコ
やっと晴れた昨日、我家では外壁の塗装工事が始まった。我家に来た職人は息子と同年輩の若い人である。外壁の埃を再度取り除き、ガラス戸にビニールシートで養生したりと、午前中は段取り仕事を一人でこなしていた。午後になると兄貴分のような2人が加わり、下塗りをしていた。実に丁寧な仕事をする。親方が厳しく鍛えたのが3人の若い職人の働き振りからも良く分かる。手抜きは一切していない。僕も会社に勤めていた頃、機械搬入と塗装工事が重なる事が合って、チラッ・チラッと塗装職人の動きを眺める事もあったが、その工事会社の職人よりキビキビとしていた。夕方早めに帰宅した息子は、彼らと親しげに言葉を交わしていた。現場で顔を会わすのだろう。
工事の最中の我家の2ニャンは、クーは全く平気で、廊下に置かれた机の下から作業の様子を見ていたが、午後になると職人の足音にも慣れたのか、机の上に座って外を眺めていた。一方ココは、職人が手洗いに家の中に入ると、台所のワゴンの下に隠れてしまって、少々ビビリ気味であった。ネコもだてに年を重ねないようで、怯える事無く「流石クーたん」と言う態度であった。
今日も職人が入るが、2ニャンがどういう態度に出るか楽しみである。 

当たり前の言葉が

2009-10-09 06:09:36 | ネコ
『犬や猫は家族の一員です。生きものは全て平等です。』この言葉は、昨日の各新聞朝刊、ネットニュース、テレビのニュースショーで報じられた、鳩山首相夫人のスピーチである。多くの方が既にご存知のように、環境省は一昨日動物愛護週間制定60周年記念のイベントを開催し、鳩山夫人もこれに列席されたという。この言葉は至極当たり前の事で、我々庶民がブログ等で発しても、大きな反響を呼ばない、当たり前の言葉である。この当たり前の言葉が大きく報じられる事に、今の日本人の心の病が見える気がする。
毎年30万以上のワン・ニャンの命が、【人に危害をくわえないようにする】と、とんでもない屁理屈の基で殺処分されている。実に悲しむべき事である。今年の動物愛護週間のテーマは、“LOVE”との事だ。我々は共に暮らすワン・ニャンから慰めと癒しを貰っている。
昨日の昼食後家内に、この記事の事を話すと「10年位前に、菅さん(副総理)が厚生大臣だった頃と思うけれど、ご自宅の様子がテレビで放送された事があるの。テレビにネコちゃんも写っていて、名前がココちゃんって言うのを思い出したわ。ココちゃんと言う名前すごく好い名前だと思ったの。今でも元気かしらね」と、家内は語った。
僕の中学時代からの親友で、先年亡くなったⅯは、獣医師として東京都の動物保護施設に勤務していた。「ナー、ここには可愛い犬や猫が一杯いるんだ。欲しい時は俺に電話しろよ」と話していたのを思い出す。また、この施設に勤務する最前線の職員が、どんな気持ちで殺処分するのかも話してくれたのだった。それはみなさんが思っているのと全く同じで、手を合わせる毎日だという。
我々は、可愛いワン・ニャンと共に明るく楽しい家庭を作って行きたいものである。

冬の足音が

2009-10-08 05:51:38 | ネコ
我が街にも台風接近中。夜中に強い雨音で目が覚めた。尋常な降り方ではないようだった。枕元の時計は午前3時を指していた。3~40分この強い雨は降り続いた。僕が住む住宅団地は高台にあるが、その下の住宅地は、50年前はまだ田圃であった所。下水が溢れなければ良いが。今5時半であるが、強めの雨は降っているが、風は強くなさそうである。
気温が低く、居間の温度計は、現在20℃。パジャマ姿では少し寒く感じる。ニャンズも寒いようで、今朝は飲み物を取りに台所に行っている間に、パソコンの椅子をココに取られてしまった。クーがノックする迄、ココはこの椅子で真丸になっていた。クーが「朝ご飯頂戴よ」と台所に入ると「ぼくにも頂戴」と椅子から飛び降り、台所に入った。猫は気温や季節に敏感に反応する。ココがパソコンの椅子を狙うようになり、猫の耳には冬の足音が聞こえてきたようである。

頭の上から

2009-10-07 05:46:04 | ネコ
雨模様の日が続き、2階で暮らす孫のストレスも大分溜まって来たようである。昨日の昼過ぎに、ニャンブログを見ていると、頭の上からズドン・ズドン、トトトトと大きな音が降って来た。孫が外で遊べないうっぷん晴らしで、部屋の中を駆け回り、階段を勢い良く駆け下りたのだろう。パソコンの上に座り、僕に遊びをせがんでいたココも一瞬顔を天井に向け「あの音何だ」と言う顔をした。
生後9ヶ月を過ぎた下の孫も、その泣き声が大きくなってきた。昨日も買い物から帰り、車を車庫に入れると、元気良く泣くマーの声が聞こえて来た。この先、兄弟喧嘩が起こると、どんな騒ぎになるのやら。
長雨のストレスは、孫ばかりではない。雨の日は篭ベッドにこもってお昼寝するのが1番と心得ているクーに、ご飯の後さっさと逃げられたココは、僕の側にべたっとくっ付き、邪魔ばかりしている。声には出さぬが、孫と同様に「ぼくつまんなーい」と言う顔をしているのだ。