Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

いかがなものかー群ようこ作

2024-05-26 16:40:31 | 

友達がこの本の表紙の絵を描かれた「元祖ふとねこ堂」さんと一緒に仕事をしていたそうです。かわいい感じの人だと教えてもらいました。絵を見てもとてもかわいらしくてほっこりできるので、本も読みました。群ようこさんが書かれたものを何冊か読んでいますが、今までとは雰囲気が違い、ちょっとご立腹されている様子。題名が「いかがなものか」なので納得できました。群ようこさんのいつもの調子ではなくて、厳しい目です。例えば人前では父・母・祖父・祖母と言うべきところを最近は耳にやさしいいい方、お父さん、お母さん、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんとアナウンサーまでが言っていること。私もつい最近、嫁と言ったら友達に「きつい言い方やね」と言われました。人様の前では嫁で家では○○ちゃんでいいと思うのですが。世の中変わってきています。トランプ大統領が大相撲を、枡席に椅子を並べて観ることやオリンピックを暑い季節に行い、組織委員会会長も問題が多くて「こいつはだめだ」とあきれたのにいつの間にか会長に納まっていたとか。本当に「いかがなものか」です。それから電車の中では見事に全員がスマホを見ていること。本を読んでいる人がいないと嘆かれています。確かに本を読んだり、新聞を読んだり、雑誌を読んだりすればいいのですが、世の中の進歩で、カフェやレストランもスマホで注文するところが増えて、コンサートや展覧会のチケットもスマホで買うことが増えてきました。2022年にシカゴへ行った時に、私はコロナになり、検査してもらおうと思ったら、ネットでどこの薬局で何時からと予約しないと直接行ってもしてもらえないのには参りました。世の中が変わっていくのには「いかがなものか」と言っていても解決しないことがあります。変わってほしい世の中と変わってほしくない世の中と、いろいろあるなと思いました。

2024-5-26(日) 図書館資料 請求番号:913/E /ムレ

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もぎりよ今夜も有難うー片桐はいり作

2024-05-21 18:29:40 | 

片桐はいりさんは映画が大好きで映画館でチケットの半券を切る「もぎり」をされていました。映画や映画館にまつわるエッセイを「キネマ旬報」に連載され、それが1冊の本になりました。表紙画は長井朋子さん、おかっぱ頭の片桐はいりさんがかわいいです。最近、片桐はいりさんの本を続けて3冊読みました。益々片桐はいりさんのファンになりました。1つのことに集中することは世界が狭くなるのではなく、広がりを持つのだとわかりました。もぎりを楽しんでされて、映画に、映画館に情熱を注いで、いろんな町の映画館を訪ねるうちにたくさんの出会いがあって発見があって世界が広がります。エッセイの題名は映画の題名をもじってあります。例えば「神様に一番近い島」は「天国に一番近い島」で森村桂さん原作です。「陽のあたる花道」は「陽のあたる坂道」で石原洋次郎さん原作です。どちらも若い頃に読んだ本です。題名を聞くだけでも懐かしいです。ユーモアがあっておおらかで飾らないお人柄がにじみ出ています。この次は片桐はいりさんがご出演された映画を観たいです。

2024-5-21(火) 図書館資料 請求番号:778.0/カ

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グアテマラの弟ー片桐はいり作

2024-05-07 17:14:57 | 

「わたしのマトカ」片桐はいり作を読んで良かったので、もっと片桐はいりさんの本を読みたくなりました。友達が「グアテマラの弟」を教えてくれたのですぐに図書館に予約しました。「わたしのマトカ」の表紙がとても好きだったのですが、この「グアテマラの弟」の表紙にも惹きつけられました。マヤ文明の織物の幾何学模様のようで色使いも好きです。マヤ文明を先日展覧会で観てきたところで、最近の私の気に入って使っている言葉「ほんマヤ―」なのですが、ちょうど表紙と本の内容とピッタリ合う感じがして、まだまだ当分使いたいです。「わたしのマトカ」と「グアテマラの弟」の表紙をデザインされたのはグラフィックデザイナーの大島依提亜(おおしまいであ)さんです。大島依提亜さん(男性)にも興味を持ちました。

はて(朝ドラの見過ぎ)、さて、本の内容です。片桐はいりさんには年子の弟さんがおられて、長らく話をされたこともなかったのですが、グアテマラに移住された弟さんに会いに行かれます。年の差が少ないと一般的に近すぎてもめることが多いようです。片桐はいりさんは美味しい食べ物でコミュニケーションを取るようなご家族で育たれました。弟さんのお嫁さんはとてもお料理がお上手で、すぐに弟さんご家族に馴染まれました。グアテマラのラテンの大らかさや人好き、目が合うと必ず挨拶を交わす、少しでもお金に余裕があれば、貯め込まずに人に使う、少しでもやってもらえる仕事があれば、溜め込まずに人に回す、少ないお金と仕事をみんなで分け合うというのを理解し、溶け込んでいかれました。グアテマラの詳しいことがよくわかり、胸にジーンときて涙ぐみます。帰りの飛行機では、悲しいわけじゃない、嬉しいわけでもない、寂しいわけでもない、でも寂しくないわけでもない、甘くて苦い水-涙ーをすするのでした。読みやすくて楽しく感動もあり、まだまだ片桐さんの本を読みたいと思いました。最後に片桐真さん(弟さん)の解説が良かったです。幼い時のことから疎遠な時期を通って、姉弟がまた交流して、良い関係を築いています。弟さん曰く、「また姉にはグアテマラに遊びに来てもらいたいと思っている。グアテマラにもまだ姉の食べていないおいしいものがある。」お姉さんのことを熟知した弟さんのお誘いです。片桐はいりさんも弟さんも良い方だなと思いました。

弟さんが移住されたグアテマラの場所がわかるように地図を入れました。まさにマヤ文明が栄えたところです。ほんマヤ―!

大島依提亜さんを知れたのも良かったです。

2024-5-7(火) 図書館資料 請求番号:B/772.1/カ

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彗星交叉点ー穂村弘作

2024-04-30 10:14:50 | 

「彗星交叉点」穂村弘作を読みました。穂村弘さんは歌人だけに周りから聞こえてくる言葉をキャッチされるのが早くて、反応も早いです。言葉に敏感な方だなと思いました。「あの人は天然」などとたまに聞きますが、穂村さんは天然にも白い天然や黒い天然、灰色の天然があると分類されるのも面白いです。読んでいて思い出しました。何かに注目してそれを探していると益々興味がわいて面白くなることを!たとえば面格子、マンホールの蓋、コンクリートの間から生えている草などです。穂村さんはその会話版だと思いました。どのお話もクスッと笑えるエッセイです。読んでいる間はすごく面白いのに、読み終わったらどんなお話だったかなと思いました。まだまだ私は言葉に集中できていません。注意深く耳を傾けると面白い言葉にであえるだろうなと思いました。

2024-4-28(日) 図書館資料 請求番号:E/913/ホム

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かもめ食堂ー群ようこ作

2024-04-26 15:06:05 | 

「わたしのマトカ」を読んで、片桐はいりさんは「かもめ食堂」の映画にご出演のためにフィンランドへ行かれたことがわかりました。この次読むのは言うまでもなく「かもめ食堂」です。図書館で予約するとすぐに回ってきました。主人公サチエさん38歳。宝くじで1億円当たり、それを資金にフィンランドで「かもめ食堂ーruokala lokki」をオープンします。「華やかな盛りつけじゃなくていい。素朴でいいから、ちゃんとした食事を食べてもらえるような店」と言うコンセプトで、地元の方が気楽に立ち寄れるお店を目指してオープンしました。最初は全然お客さんもなく、フィンランドの人は人見知りで馴染むのに時間がかかるようでした。運転資金は宝くじが当たったので余裕があります。慌てずゆっくりとした日常の始まりです。初めてのお客さんは日本贔屓の学生トンミくんです。初めてのお客さんなのでこの後ずっとコーヒーを無料で飲めることになりました。それからミドリさん。21年勤めた会社を辞めざるを得なくなりフィンランドへ行こうと決めて、フィンランドに着いて初めて入ったお店が「かもめ食堂」でした。サチエさんの家で一緒に住むことになり、お店を手伝うことになりました。もう1人シンドウマサコさんは50歳、バゲッジが届かず困っているときに「かもめ食堂」に入ってきました。何日も荷物が届かないので、マサコさんは新しい服を買いました。マサコさんはご両親の介護をされていたのですが、ご両親が亡くなられて、いろいろあってフィンランドに旅行に来られたのでした。お店も忙しくなってきたのでマサコさんも一緒に「かもめ食堂」で働くことになりました。あくせくせずに時間がゆっくり流れてほっこりするお話です。さあ、本を読み終わったらこの次は映画です。ネットで検索したらユーネクストにありました。サチエさんは小林聡美さん、ミドリさんは片桐はいりさん、マサコさんはもたいまさこさんです。マサコさんはバゲッジがなかなか届かないので洋服を買われます。それがマリメッコの服やウニッコの柄のスカーフです。やはりつながりがありました。「マリメッコ」「わたしのマトカ」「かもめ食堂」、3部作です。映画を加えると4部作かな?偶然とはいえ、嬉しくなってきます。それに本を読み終わってすぐに映画を観られて良かったです。3人の女優さんがとてもお上手で、マリメッコの創業者アルミ・ラティアさんは女性の地位を高めることにご尽力された方で、4部作が本当に沁みる作品でした。ありがとうございますとどなたに感謝しているのかわかりませんが、4部つながったこと、3人の素晴らしい女優さん、良いお話を書いてくださった群ようこさん、皆さんにお礼を言いたい気持ちになりました。

2024-4-26(金) 図書館資料 請求番号:B/913/ムレ

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わたしのマトカー片桐はいり作

2024-04-25 10:59:09 | 

マリメッコを読んだ直後に図書館で予約した「わたしのマトカ」の本の順番が回ってきました。マリメッコはフィンランドのアパレル企業です。「わたしのマトカ」は女優の片桐はいりさんが映画の撮影で1ヶ月フィンランドへ行かれた時のエッセイです。フィンランドつながりでグッドタイミング!嬉しくなってきました。片桐はいりさんは個性的で好きな女優さんです。どんな文章を書かれるのかなと思って借りました。表紙のデザインも北欧的で気に入りました。「マトカ」とはフィンランド語で「旅」のことだそうです。片桐はいりさんは食いしん坊で名物と聞くとどんなものでも食べずにはおかないそうです。私も食いしん坊ですが選びます。名物は食べたいけれど本当に食べたいものかは考えます。そこは違いますが、きっと何でも食べる方は人見知りをしないのだろうなと思います。早速豪快な片桐さんが益々好きになりました。笑えたりジーンと泣けてきたり、文章を書くのもお上手です。「かもめ食堂」の映画に出演されたので、映画のキャストも登場します。フィンランドでは芸術家全般にある程度保障が与えられていて、仕事がない時は失業保険がもらえるそうです。日本とは大違いです。芸術家と認められさえすれば仕事がなくてもやっていけるそうです。また、「心も時差ボケ」も面白かったです。「ささいな理不尽にいちいち目くじらを立てて、小さな復讐をくりかえすよりも、もっと上等な武器を手に入れたような気がした。余裕、という武器。-中略ー真性の時差ボケがいずれなおるのと同じように、わたしのこの不思議な時差ボケも、いずれ癒えて、また過呼吸みたいな、東京のリズムに息を合わせていくのだろう。」でも大丈夫、旅の女神が手を振ってくれているから、安心して次の仕事にとりかかれるそうです。フィンランドにすっかりなじんだところで、次に読む本は「かもめ食堂」群ようこ作です。フィンランドの本3部作。こんなに調子よく借りられて感動するほどです。片桐はいりさんがどの役で出演されたのか読みながら考えたいと思います。

2024-4-25(木) 図書館資料 請求番号:B/772.1/カ

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marimekko プリント作りのアートーマリメッコ, レアード・ボレッリ=パーソン (著)

2024-04-21 11:35:50 | 

雑誌「ダヴィンチ1月号」を読んでそこに今回の本が紹介されていたと思います。ちょっと前で忘れたのですが、多分面白そうだと思って図書館に予約したのだと思います。大きくて重い本です。7700円もする本なので早く読んでしまおうと借りたらすぐに座れるところを探して読みました。写真も多いので無事に読み終わり、すぐに返却しました。

マリメッコはフィンランドのアパレル企業で、創業者はアルミ・ラティアと夫のヴィリヨ・ラティアです。「マリメッコは、ドレスがコンセプトであり、ライフスタイルであり、自由や安らぎ、愛や幸せを高らかに宣言するものだった。」と書かれています。アルミの言葉が沢山載っています。
「私は、美しさは絶対になくてはならないものだと思う」
「何か言いたいことがあるのでなければ、どうして白い生地にあえてプリントを施して汚すのか?」
「私は新しい女性を売っている」
アルミは女性の地位を高めようと熱意をもって創業されたようです。マリメッコの代表的なデザイン「ウニッコ(けしの花)」はマイヤ・イソラのデザインです。マイヤ・イソラのデザインには、新たなビィジョンや時代を受け入れて変化する、カメレオンのような力があるとも書かれています。マリメッコがこんなに人気なのは単にデザインだけではなく、コンセプトやライフスタイルにまで関係するものだったとは初めて知りました。色使いが好きでしたが、今度からはマリメッコの商品を見る目が変わる気がしました。高価で買えませんが、見て楽しむことはできます。アルミさんの生き方の素晴らしさに感動しました。

2024-4-20(日) 図書館資料 請求番号:589.2/ボ

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エープリル・フールー倉田保雄作

2024-03-19 12:20:01 | 

「エープリル・フール物語」倉田保雄作を読みました。著者紹介には
「1924年東京生まれ、慶応大学経済学部卒業後、時事通信、ロイター、UPI東京支局に勤務ののち、フルブライト留学生として米国オレゴン大学に留学。53年共同通信社に入社し、ロンドン特派員、パリ支局長、編集委員を歴任。『CNNデイウォッチ』初代キャスターをつとめる。国際問題評論家。」と書いてあります。アメリカ、イギリス、フランス、欧米に詳しいということです。エープリル・フールについて書かれたエッセイでとても興味を持ちました。英語では「エープリル・フール」、フランス語では「ポワソン・ダブリル(
Poisson d'Avrilー四月の魚)」というそうです。アングロサクソン社会ではスピーチのマクラで2回くらい笑わせないと評価されないそうです。英国のチャールズ皇太子が「われわれ王族は世界で最も古い職業についているので・・・」とつぶやかれたそうです。英語で世界最古の職業といえば売春のことだそうです。皇太子が平気で口にできるのはユーモアの本場英国ならではのことだろうと書かれていました。ユーモアの感覚が日本人とは全然違います。だからこの本は面白いし世界を知ることにもつながりました。

  • 英国人は、愛犬の話はよくするが、妻のことは余り口にせず、愛人については何もしゃべらない。
  • フランス人は、愛犬について少しはしゃべるが、愛人(pettie amieープティタミイ)の話になると熱が入り、妻のことは何も口にしない。

フランスはプライバシー侵害に関する厳しい法律が存在するため、たとえば政治家のプティタミイ関係はスキャンダルにはならないそうです。アメリカや日本のように活字になってスキャンダルがおこり、プティタミイのために首相の首が飛んだり、選挙で落選することなどはあり得ないそうです。
またフランスのコントルペトリ(contrepèterieー文字または音節を置き換えて際どい言葉に作り替える言葉遊び)のことが書かれていてとても面白かったです。コントルペトリはフランスのインテリの頭脳体操みたいなもので、高級官僚やトップ・ビジネスマンなどエリートと話をするときはとても役に立つそうです。たとえば、「私はペンションでテニスをするのが好きだ」は「J’aime le tennis en pension」、tとpを入れ替えると「J’aime le p
ennis en tension」となり、「私は張り切っているペニスが好き」になるそうです。また、「Dominiqueードミニック」の歌を尼さんが歌って1963年世界で大流行しました。「ドミニック、ニック、ニック・・・」Dominique,nique,niqueだったからフランス人は喜んだそうです。「ドミニック、やる、やる」で、尼さんが歌っているとあって余計に受けたそうです。日本人は真面目でエープリル・フールもそんなに楽しんでいませんが、イギリスやフランスでは新聞に堂々と面白い記事が掲載され騙される人もあるそうです。下ネタ好きの人や真面目な人などいろんな人がいますが、下ネタ好きな人はフランス人、真面目な人は日本人と思ったらわかりやすいです。良いとか悪いとかでなく、ユーモアを楽しんで、楽しんだもの勝ちで過ごせたらなぁと思いました。

2024-3-19(火) 図書館資料 請求番号:913/E/クラ

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I AM ZLATANーズラタン・イブラヒモビッチ自伝

2024-03-07 17:04:08 | 

「I AM ZLATAN」ーズラタン・イブラヒモビッチ著、ダビド・ラーゲルクランツ著を読みました。「ミレニアム」の本が面白かったので、ラーゲルクランツが書いた他の本を読みたいと思って調べたらこちらの本が出てきました。私は題名が気に入ってすぐに図書館に予約しました。副題にもあるようにズラタン・イブラヒモビッチの自伝です。私はズラタンを知りませんでした。読み進めるとサッカーの有名な選手でした。息子に本を見せて知っているか尋ねたら「ズラタンは知らなかったがイブラヒモビッチは知っている」と言っていました。やはり世界的に有名な選手だったのです。スウェーデン生まれですが、お父さんはボスニア人、お母さんはクロアチア人で、スウェーデンのマルメの移民地区ローゼンゴート出身です。貧しくていろいろな国の人が住む地区育ちですから差別されていました。ズラタンは苦労してきたので差別が大嫌いです。栄養が足りず体は小さくて細かったそうです。1流の選手の努力は1流です。試合ではアドレナリンを出して自分を奮い立たせるために怒り狂って戦います。移民地区で育っているのでいろんろな国のいろんな選手をまとめる力がありました。サッカーが好きな人が読んだらさぞかし面白いと思います。サッカー界の有名人が一杯登場します。サッカーを知らない私も体を張って勝負する世界の苦労がわかりました。監督からも学びます。
「尊敬は得るものではない。つかみ取るものだ」ーファビオ・カペッロ
「イブラヒモビッチは我々の闘争の象徴だ」「ファミリーとして結束しないと勝てない」ーマッシモ・モラッティ

イブラヒモビッチは言います。

「世の中には何千もの道がある。中には曲がりくねった道や、通り抜けにくい道もあるだろう。しかし、そんな道が、最高の道であることもある。”普通”とは違う人間をつぶそうとする行為を俺は憎む。もし俺が”変わった人間”じゃなかったら、今の俺はここにいないだろう。もちろん俺みたいなやり方はお勧めしないぜ。ズラタンのマネをしろとは言ってない。ただ、『わが道を進め』と俺は言いたい。」

以下はイブラヒモビッチの輝かしい成績です。

  • アヤックス: 74試合で35得点
  • ユヴェントス: 70試合で23得点
  • インテル: 88試合で57得点
  • バルセロナ: 29試合で16得点
  • ミラン: 32試合で28得点
  • パリ・サンジェルマン: 122試合で113得点
  • マンチェスター・ユナイテッド: 33試合で17得点
  • LAギャラクシー: 58試合で53得点
  • ミラン (再加入): 64試合で34得点

2024-3-7(木) 図書館資料 請求記号:783.4/イ

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総理の夫ー原田マハ作

2024-02-29 13:26:59 | 

原田マハ作「総理の夫」を読みました。読み始めはあまり面白く感じませんでした。原田マハさんのファンなのできっと面白いに違いないと言い聞かせながら読み進めると、途中から面白くなってきました。日本初の女性総理大臣誕生のお話です。このような未来が本当に来るのかなと思いながら読みました。相馬凛子(42歳)、第111代総理大臣に選ばれる。夫相馬日和(38歳)さんが奥様相馬凛子さんの総理大臣に選出されてからのことを後世に残すべく書かれた日記です。木村拓哉さんのドラマ「CHANGE」を思い出しました。内容はよく似ていますが、男性総理・女性総理の違いがあります。男女平等というのがいかに難しいことかと思います。そしていよいよこれから相馬凛子総理の腕の見せ所というときにめでたくご懐妊です。辞任か、はたまた育休を取るのか。前代未聞の総理大臣です。女性であるならあり得ることです。少子化問題解決に力を注いでおられただけに、どんな決断をされるのか、注目する場面でした。

2024-2-29(木) 図書館資料 請求番号:B/913/ハラ

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