ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

私も「少し野暮」が好き&麻イカットきもの

2017-09-03 18:26:16 | 手仕事 和裁

 

何年も前、きもの着始めた頃に行っていたオフ会で、

ある人がある人の着姿を指して、

「~~きれいに着てるけど、野暮ね」とばっさり。


それを聞いて、

ああ、私、野暮好きかも~~」

と思ったことがある。


単衣を出してみる。

赤系は野暮?

 

よく拝見するブログで

「野暮が好き」と書いてあって、

そう、私も、と頷いてしまいました。


介護と着物とを両立?させていらして、

50代の女性のお話には、あるある


桐野夏生さんの本の感想も頷いてしまう。

桐野さんの著書、かつてハマったことあるますが、

ハードでついていけなくなった。


「グロテスク」再読してみようかな。


好きなのに、なぜか着用の機会のない唐草の帯。

少し野暮~~?

 

野暮の話題でした。

「野暮は言うんじゃない」

「野暮ったいね」

と言われ、その意味は、

「人情の機微に通じないこと」

「わからず屋」とあります。


多くの人が、人の顔色を伺って自分の考えを表明、

あるいは表明しないことが多いなかで、

「野暮な人」は貴重。

なぜかバイタリティ、を感じる~~。

人目はばからないパワーを感じる。

 

いや、きものの話でした。


秋の帯、見るだけで嬉しい。


「野暮」には温かみを感じます。

赤系、暖色だからかな。

粋=クール

ワタクシ青系がPCではあるのですが、

少しもったりした着物や人に安心する。


私自身、地方から出てきて、

いつまでもあか抜けない。

オシャレも完ぺきより、

抜けているのが好き。


「野暮」には、優しさを感じます。

スキがあるからでしょうか。

 

 

というわけで、秋の帯を出したり、

「野暮」について考えながら、

麻イカットきものの襟周りをチクチクしたりして。


襟周り、もうすぐ終わり。

秋に着用するのは、野暮?

でもするぞ。

 

何が「野暮」かはマチマチですが、

それもこれも含めてやはり「少し野暮」が好き。

正月きもの・原由美子さんと銀座の昭和」

介護、大変だけど、頑張ってね。

私の介護は40代、

子育てと重なって、ちょっと地獄モード。

そのときはとても大変だったけど、

後悔しないで済んだ。


50代、いろいろあるけど、

影ながら応援しております。



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荒木経惟「写狂老人A」に。木綿茶屋辻

2017-09-03 10:41:22 | 文芸・作家の世界を訪...

 

 

夏の終わりの雨模様の日、

新宿オペラシティに開催中の

写真家アラーキーこと

荒木経惟の「写狂老人A]の展示会に

行きました。

木綿茶屋辻きものに更紗帯。

山吹の帯揚げに帯締め&帯どめ。

 

この方、ある年齢以上の、サブカルに詳しい方なら、

知らない人はいないという天才写真家。

会場に入るとすぐに漫画家楳図かずおさんとの

ツーショット。

 

 

 

撮影フリー、という気前の良さ。

 

同じ電通に勤めていた陽子さんと結婚、

陽子さんの写真を撮りまくった。

 

 

会場には、それこそ老若男女、世代を問わない人が

集まって。

彼は普通の女性の写真を数多く撮ったので、

おそらくかつて写真に撮られた人たちもいらした

のではないでしょうか。


 


ワタクシとの接点は、残念ながら撮られる、という

エロチックな関係ではまったくなく、

地方の女子高から上京、そのまま大学を経て就職、

「サブカルって何?」というほど、

何も知らないまま、仕事に就いて、

ある日ある人に新宿の三丁目の

「き、汚い飲み屋」に連れていかれ、

そこでこの方に会ったことがあります!!

「何、この変なおじさん」と、そのときは思って、

今も少しは思っている・・・。

 

愛妻陽子さんを42歳という若さで亡くし、

彼女との結婚記念日7月7日という一日を

街を歩いて撮りまくった写真、写真、写真、

とにかく、圧倒的な写真の量。

「東京日和」は映画にもなりました。

 

 

写真集のタイトルも、

「男と女の間には写真機がある」

「やさしさは愛じゃない」

「死現実」

「恋する老人たち」

「偽恋」

など、70、80年代を思わせる~~??


最近では、村上春樹の書籍の表紙を。

 

そんなこんなで、雨模様の日の

センチメンタルジャーニー、

気がひけますが、私もモノクロで。

 

誰でも撮れるようになった写真、

だからこそ、何をいいと思うか、

そのチョイスで、その人が出る...。

ちょっと怖い写真展でした。

新宿の飲み屋に連れていってくれた人は

お酒の飲みすぎで、早死にしてしまいました。

わけもわからずただ苦しかった、

そんな時代もあった~~。

 

いつも応援ポチ

ありがとうございました。


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