INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

素顔のままで(14)

2009年12月03日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県新宮町の「新宮」バス停。

町のコミュニティバス「マリンクス」の「相らんど線」の停留所であり、西鉄貝塚線の線路沿いの細道にひっそりと建っている。
西鉄の「新宮」バス停は、以前の記事で書いたように、交通量の多い全く別の場所(国道495号上)にある。

町のコミュニティバスなので、「マリンクス」が走る場所はある意味全て「新宮」なのだが、その名前を冠するバス停がこんなにひっそりと佇んでいることがなんだか興味深い。

篠栗駅前」を取り上げたときに 「篠栗」バス停は「地域の代表的な位置にあるバス停」と書いた。
太宰府市の「太宰府」、志免町の「志免」、古賀市の「古賀」、久山町の「久山」…なども同様に「地域の中心にあるバス停」と言えるだろう。

一方でここ「新宮」は、現在の町の中心部からはかなり離れているものの、“新宮”の名の由来ではないかと言われている神社(磯崎神社と新宮神社)にも近く、「大字新宮」という地名も残っていることから、「地域の中心」というよりは「発祥の地」という感じであり、春日市の「春日」バス停とも似たところがある。

「相らんど線」は、ここ「新宮」から「西鉄新宮駅」に向かうあたりや、相島渡船場を複乗するルートなど、狭路が多く適度に乗り応えがあり、「じぇーあーるふっこーだいまええきけーゆしんぐーまちやくばゆきです」ととても流暢に喋る上の子(このアナウンスはもう一つの系統「山らいず線」のものですが…)ともたまに一緒に乗って一周している。

来年春のJR鹿児島本線「新宮中央駅」開業に合わせ、「マリンクス」についても、新駅への乗り入れや、現在は一方向のみの循環運行である「相らんど線」に逆回りを新設することなどが検討されているようだが、この「新宮」という名前はそのままにしておいてほしいものである。
(つづく)
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