山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

突風に翻弄された一日

2012-01-11 21:04:55 | 農作業・野菜
 風が泣く、風が叫ぶ。
 凍てつく風が吹きすさぶ。

 安心していたビニールカバーもさすが宙に舞う。
 いつものようにあわててカバーを抑えるが、抑えるものがない。
 強力な洗濯ばさみのようなパッカーさえ飛ばされてしまう。
 恐るべし風力。

            

 邪魔そうに打ち捨ててあった漬物くらいの石が頼みの綱。
 柱の木材だけでは飛んでしまう。
 石を畑じゅうからしこしこ動員。
 
 自然はかくも想定外の仕事を増やすものだ。
 石が足らなくなって、土を添える。
 これが本当のやり方なのだ。

                   

 テレビの野菜づくり番組では絶対出てこない作業。
 テレビの畑はできすぎだ。ブツブツ。
 実際の畑は砂利や草との闘いなのだ。

                          

 土を添えるといっても、そうはいかない。
 土は霜で硬いのだ。
 スコップは役に立たない。
 ツルハシがなんとか土を割るだけ。
 この作業だけで半日が終わる。

 あかぎれが痛い。膝が疼く。
 夕方にはさっさと炬燵に飛び込む。
 窓越しの満月がオイラの心を照らしてくれる。
コメント
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