珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

ユーミンのアナログ盤

2021-05-09 16:58:13 | オーディオ
ハンコックさんのブログで、ユーミンのアナログ盤に関する記事がありました。お持ちのレコードの製造情報(型番、プレスマーク、マトリックス番号等)が一覧表に纏められていました。よく初期のプレスの方が音がいいと言われていますね。普通は同じ盤を何枚も所有することは無いので、音の違いを気にするのはマニアックと言えばマニアックです。アナログ再生のみならずデジタル化にも注力されているハンコックさんらしい記事でした。とはいえ、手持ちの音源はどうなのか、気になったので調べてみました。


ユーミンは荒井由実~松任谷由実まで、デジタルではほぼ音源を持っていますが、アナログはあまり持っていません。ざっと探して6枚出てきました。ユーミンのアルバムでは一番のお気に入りは『流線形'80』なのですが、これを持っていないことからも、あまり力が入っていないことが分かります(汗)。確認したのはマトリックス番号といって1S2等とレコードの内周に刻印されている数字です。Sの前の数字が若い方が初期に近く、音もイイそうです。音楽がモノだったことを実感させる話題ですね。

結論から言いますと、『コバルト・アワー』『紅雀』は両面1Sで始まりました。ベストアルバムの『ALBUM』はB面が1S、A面が3Sという?な状況でした。『OLIVE』は残念ながら両面3S、『昨晩会いましょう』は両面2Sでした。他に『ひこうき雲』があるのですが、これは東芝EMI製ではなく、アルファレコードの盤でした(発売元はビクター音楽産業になっています)。このケースは、論外ということかも知れません。『コバルト・アワー』が1Sだったことを知り、調べて得した気分です。

A面2S1、B面2S1でした。重い雰囲気の曲が多いアルバムですが、「カンナ8号線」「夕闇をひとり」を学生の頃によく聴いてました。


A面3S2、B面3S。この盤を聴くようになったのは、むしろ社会人になってからです。ウィーンアコースティックのSPを購入する前のシステムで、「未来は霧の中に」 をリファレンスにしていました。


A面3S、B面1S2とありました。数字が異なることもあるんですね。このアルバムは、荒井時代、松任谷時代の楽曲が混在しています。昨年、高値でCD音源を手に入れた「遠い旅路」はA面なので、残念でした。



『紅雀』はA面B面共に1S2でした。ただし、CDでも持っていないくらい、過去に接点のなかった作品です。CDで持っていないから、敢えてアナログで入手したものと思われます。


本日の最大の収穫です。ダメ元で見たら両面1S2でした!荒井由実時代の4枚は、やはりアナログでも揃えておきたいです。A面1曲目の「コバルト・アワー」のグルーブ感を引き出すのは、オーディオ的快感でもあります。冒頭の飛行機の音からして、1Sで始まる盤は違うと信じたいところです。ちなみに「卒業写真」は上記の『ALBUM』のB面に入っていますが、音は違いました。ベスト盤よりオリジナル作品の方が良かったです。マトリックス番号間の比較は、あくまでも同一の盤の話ですね。



こちらは東芝EMIのアルバムではありません。個人的には十分聴ける音だと思っていたのですが・・・。『ひこうき雲』『ミスリム』『14番目の月』の3枚は、1Sで始まる盤を探してみたいと思います。とは言え、ハンコックさんのリストを見ると、荒井由実時代の1Sで始まる盤は、入手が難しい気もします。


ハンコックさん、貴重な情報ありがとうございました。『流線形'80』の1Sで始まる盤をお持ちですね。コロナが落ち着いたら、是非、聴かせて下さい。中古レコード屋さんでは盤面のコンディションに加えて、マトリックス番号も要チェックで参りたいと思います。型番情報も活用させていただきます。
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6 コメント

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Unknown (ハンコック)
2021-05-11 07:40:46
ひこうき雲は、オリジナル盤は東芝の、ジャケットに大きくALFAと入った盤とされていますが、現在は10万円くらいになっています。
ですので小生もなかなか手を出せずにいます。
ひこうき雲に関しては、このオリジナルでもマトリックスが
両面2Sのようです。
マスタリングがボツになったりすると、番号が飛んだりするようですので、2Sを見つけたら買いだと思います。
先日やつとセカンドプレスで両面2Sを発見したのですが、
盤の状態が悪く購入を諦めました。
一応視聴はしましたが、やはり音は良かったです。
最近では最低週1でレコード屋を覗いていますが、
今まで見た両面2Sはこの一枚だけです。
やはりかなりハードルは高いですが、ジャス同様諦めずに
探し続けたいと思います。

こういうことを言うと生意気だと言われそうですが、
ひこうき雲やミスリムと、流線形では、音づくりが違いますね。
やはりALFA時代のものより、流線形やOLIVEのほうが洗練されていると思います。
当時の東芝は流石としか言いようがありません。
個人的には流線形から悲しいほどお天気までの3枚は、
かなり音が洗練されているように思いますので、
これら3枚は1Sを探して聴いて頂きたいです。
Unknown (横浜のvafan)
2021-05-11 22:23:27
ハンコックさん、こんばんは。

『ひこうき雲』は東芝のALFA入りで10万円ですか?ちょっと手がでませんね。レコード屋さんに通われているハンコックさんですら、2Sに遭遇する機会が少ないとなると、仕方ありません。私は気長に探します。

現実的なのは、『流線形'80』からの3枚ですね。ユーミンの場合、音作りも作品の一部のようなところがあります。ご指摘の3枚の他に、今回紹介した『昨晩お会いましょう』の他に、80年代半ばでは『REINCANATION』『NO SIDE』あたりも思い入れがあります。1S狙いでいきたい思います。値段が上がって欲しくないですね。
Unknown (いたちょう)
2021-05-11 22:39:51
横浜のvafanさん、こんばんは。

「ひこうき雲」、デビュー当時は、あまりユーミンに興味が無く、後に買った、'80のアルファー盤をずっと聞いていましたが、どうも音はイマイチ。
'73と'74のEMI盤を入手しましたが、'73>'74>>>'80ですね。
残念ながら'73は盤面があまり良くなく、'74を専ら聞いています。
再販EMI盤は、初版盤に比べれば法外な価格では無いので、1枚どうですか?
コロナじゃ無けれな、お越し頂いて、聞き比べた大会をしたいところですが。。。
ひこうき雲 (横浜のvafan)
2021-05-12 20:34:46
いたちょうさん、こんばんは。

いたちょうさんも、『ひこうき雲』3枚持っているのですか。'74と'80の差が、かなりあるわけですね。再販のEMI盤狙いが落としどころのような気がします。情報ありがとうございます。探してみます。

秋頃にには普通にオフ会できるといいですね。赤羽でまた皆さんとお会いできる日を楽しみにしてます。
Unknown (ビーフラット)
2022-12-17 09:22:48
ユーミンのレコードをコンプリートしようとしてるリターン還暦リスナーです。
勉強してるうちにマトの事を知り、今回集めたものをチェックしてみました。
私のコバルトアワーも1S2でした🤗
つたないシステムですが、改めて聴き直してみようと思います。
興味あるブログですね。これからも楽しく拝読させていただきます。
Unknown (横浜のvafan)
2022-12-18 11:03:31
ビーフラットさん、こんんちは。

ブログの記事を目に止めていただき、ありがとうございます。ユーミンのレコード収集をされているのですか?コバルトアワー1S2よかったです。今後もよい盤に巡り合えるといいですね。

文化功労者になりましたし、期間限定のミュージアムが開かれるなど、最近盛り上がっていますね。

はい、音楽、オーディオ、その他(ほぼ山)と適当に記事してますが、よろしくお願いします。

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