夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

がんになりたくないなら、塩分・熱いものはNG、やせすぎもリスク大、と高齢者の私は学び・・。

2016-07-07 16:46:55 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の71歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後38年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

我が家は平素の日々の買物は、私が定年後に年金生活を始めて以来、
私は自主的に買物専任者として宣言し、家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、買物メール老ボーイとなっている。

本日は梅雨の間の快晴に恵まれ過ぎて、陽射しが燦々と照らす35度の猛暑となる中、
たまたま最寄にあるスーパーに向かったが、園児のように斜め掛けしている紳士バックから、
扇子(せんす)を取り出して、 扇(あお)ぎながら歩いたりした。

やがてスーパーで買い物をした後、レジ袋を両手に提げて、帰宅した後、
この時節は汗まみれになった私は、洗面所で顔を洗ったり、着替えたりした。

この後、私は独りで近くに流れている野川の両岸にある遊歩道を歩いたりした。
そして休息の為に、大きな樹の下に近いベンチに腰かけて、汗をハンドタオルで顔を拭いたりした。

やがて川風を受けると、涼風に身をゆだねたりした・・。
            

私は2004年(平成16年)の秋に定年退職した後、
年金生活を始め、やがて62歳の時、現役時代の一時時期に交遊した友も、無念ながら病死したりした。
       
この少し前、私は中小業の民間会社に奮戦している50代の時、同僚が病死されたり、
そして知人は定年前の59歳で病死し、残されたご家族の心痛な思いが、痛いほど理解させられたりしてきた。
           
やがて知人のひとりの奥様が病死されて、
この知人は『おひとりさま』となり、私たちの多くは哀悼をしながらも、動顛してしまった。

こうした根底には、私たち世代の周囲の男性の多くは、60代で妻が夫より先に亡くなることは、
考えたこともなく、こうしたことがあるんだぁ、とこの人生の怜悧な遭遇に深く学んだりした。
        
ここ数年は会社時代の少し先輩、或いは後輩の68歳が、いずれも大病で入退院を繰り返した後、この世を去ったり、
ご近所の私と同世代の知人が、突然に脳梗塞で死去されて、数か月の先は誰しも解らない、冷厳なこの世の実態に、
私は震撼させられたりしてきた・・。
            

やがて帰宅後、昼食を家内と共に頂いた後、やがて愛読しているネットの朝日新聞社系の『dot.』を見ている中、
【 がんになりたくないなら、塩分・熱いものはNG、やせすぎもリスク大 】と見出しを見て、
私の友人、知人の病死の大半はガンであったので、私は真摯にどういうことですか、と思いながら精読してしまった・・。

この記事の原文は、『AERA』2016年7月11日号に掲載された記事のひとつであり、
『dot.』7月5日に配信されていたが、無断ながら転載させて頂く。

《・・国立がん研究センターが6月29日に発表したがん罹患率は、都道府県によって大きな差があった。
食生活や運動の仕方、ライフスタイルなどでリスクが違う。
がんにならないためには、どうすればいいのか。

がんは、予防できる。
国立がん研究センターによれば、男性のがんの53.3%、女性のがんの27.8%が、
努力次第でがんの予防が可能だという。

男女差がこれだけ大きいのは、喫煙や飲酒などがんのリスクとなる生活習慣が、男性のほうに多いからと思われる。
            

同センター「社会と健康研究センター」の津金昌一郎センター長はこう話す。
「がんは20~30年かけて発生し、最終的には、命を奪うこともあります。
若いうちから、がんに罹らない生活習慣を身につけることが大切です」

がんは遺伝が関係するものは、5%程度。
ほとんどが食生活や運動などの生活習慣が、大きくかかわる。

では、どのような生活習慣ががんを防ぐのか。身近な食生活から見ていきたい。
まずは、塩分。

「日本食は、魚介類や野菜を中心とするなど世界的に見ても素晴らしい食生活ですが、
唯一の欠点は、高塩分ということ」(津金氏)

塩分を摂りすぎると、胃酸から胃を保護する粘液を溶かし、胃粘膜が炎症を起こしたりするため、
胃がんが発生しやすくなる。
            

6月29日、国立がん研究センターは、全国47都道府県のがんの罹患状況を初めて公表した。
2012年のデータを解析し、25種類のがんの罹患率などを、男女別に算出した。

胃がんは秋田県が最多で、続いて石川県、山形県、富山県など日本海側の地域で高い値が出た。
これは日本海側に特徴的な、漬物や干物など塩分の多い食生活が深くかかわっていると考えられる。

秋田県の1日あたりの食塩摂取量は、11.1グラムと全国平均(10.4グラム)を0.7グラム上回り、全国トップクラス。
秋田県では食生活の減塩を奨励しているが、食生活習慣は簡単には改まらない。

そうした中、県を挙げて「減塩運動」に取り組んできたのが、今や「長寿日本一」で知られる長野県だ。
もともと長野は、雪国ゆえ塩分摂取量の多い土地柄で、1960年代には脳卒中の死亡率が全国上位だった。
そこで官民一体で、減塩運動に取り組んだ。

中心となったのが「食生活改善推進員」、通称「食改さん」だ。
松本市に住む三好美恵さん(66)もその一人。食改さん歴約20年。
月に1回ほどボランティアで料理教室を開き、塩分を控える食事などの指導をしている。

「理想の食塩摂取量は、何グラムと重さで言ってもわかりません。
食べて濃いと思ったら、薄味にしてくださいね」(三好さん)

こうして長野県の1日の食塩摂取量は、80年は15.9グラムだったのが、
13年には10.6グラムと3分の2に減った。

食改さんは長野県全体で約3500人。
時には家に上がり込んで、味噌汁の塩分濃度を測ることもあるそうだ。

「地道な活動が、がんの発生を抑えたりして、長寿の要因となっているのではないでしょうか」(松本市健康づくり課)
            

食塩を控える以外に、がん予防に効果がある食生活は何か。
同センターはどんな生活習慣ががんのリスクを上げ下げするのかを評価している。

「ほぼ確実」に肝がんのリスクを下げるのは、コーヒー。
ほとんど毎日飲むと、発生率が約50%、1日5杯以上で約70%リスクが減るというデータもある。

ただ、熱い飲食物は、食道の粘膜を傷つけるので、食道がんのリスクを「ほぼ確実」に上げる。
熱いお茶やコーヒーが好きな人は、なるべく冷まして飲んだほうが、がんリスクを下げることになる。
熱い茶粥を食べる習慣のある奈良県や和歌山県で、かつて食道がんの罹患率が高かったのは、このためと考えられている。

ほかにも野菜は、胃がんのリスクを下げる「可能性あり」、
果物は、胃がんと肺がんのリスクを下げる「可能性あり」と評価されている。
魚は、子宮頸がん、女性が緑茶を飲むと、胃がんのリスクを下げる可能性もある。

ただ、いくら魚はいいとはいっても、こげはよくない。
こげた部分には、ヘテロサイクリックアミンという発がん物質が含まれ、
これを化学的に合成して実験動物に与えたところ、発がん性が確認されている。

だが、この実験を人間に当てはめると、毎日茶碗1杯もの焼けこげを食べ続けるようなものなので、
極端に心配することはなさそうだ。


それよりも「バランスのいい食事が大事」と津金氏。
「塩分を控え、例えば、魚を食べた翌日は、鶏肉にして、その翌日は牛肉にする。
こうしてバランスのよい食生活を送ることが、結果的にがんの予防や健康長寿につながります」
            

☆1日1時間の歩行が理想、やせすぎもリスクは大

北海道帯広市で今、がん予防で注目されている体操がある。
その名は「オビロビ」。「おびひろエアロビクス」の略称で、市が独自に考案した。

基本は足踏みだが、片足立ちやスクワットなど、音楽に合わせ10分ほど体を動かしつづける。

「一度で50キロカロリー近くを消費できます」
と、オビロビを考案した、健康運動指導士で市健康推進課主査の長谷川昌二さん(45)。

がん死亡率の高い同市は13年から、健康増進計画の重点課題の一つに「がん対策」を掲げた。
適正体重を保つ手段として、健康運動指導士を配置し、オビロビでがん予防を目指している。

運動は、がん予防の決め手の一つだ。
大腸がんのリスクを「ほぼ確実」に下げ、乳がんリスクも下げる「可能性あり」だ。

津金氏によれば、体を動かすことで、腫瘍増殖を促進する作用があるインスリンの分泌が、
抑えられるためだという。

また、運動で便通を整え、発がん物質が腸管粘膜に触れる時間が、短くなる効果などもあると考えられている。
            

かと言って、激しい運動はNG。
体内に活性酸素などのフリーラジカルを発生させ、逆に細胞を傷つけてしまう可能性がある。

理想的な運動は、1日計1時間程度の歩行と、週1回の汗をかく程度の運動だ。

では、理想的な体形とは、どのようなものか。
「肥満は万病の元」などといわれるが、ならば、やせればいいかと思いきや、
「やせすぎている人こそ、注意が必要です」(津金氏)

栄養不足による基礎代謝や免疫機能の低下などが、がんの発生に関与してくるそうだ。
とくに男性は、BMI(肥満指数)21未満は、同23~24.9のグループに比べ、
がんの死亡リスクは17%高い。

女性も若い頃やせているとその後、乳がんの発生リスクが高くなるというデータが報告されている。
津金氏が推奨する体形は、中高年では、男性はBMI21~27、女性は同21~25の維持だ。

「普段から体をよく動かし、太りすぎず、やせすぎないことが、がんを防ぐために大切なのです」・・》

注)記事の原文にあえて改行を多くした。
            

私は父は肝臓を悪化させて、42歳の若さで、私が小学2年の時に病死し、
母は婦人系のガンで、77歳で亡くなり、家内の父も腎臓ガンで78歳で亡くなったりしてきた。

私はガンに対しては、遭遇される方は、漠然と心痛な思いで、お見舞いを重ねたりしてきた。

今回の記事で、真摯に多々教示されたりしたが、しかしながら余りにも神経質に日常生活を過ごさなくとも、
良いではないか、とも思ったりした。

そして余りにも食物、体調に制約すると、肝心な人生の晩秋期は楽しさが欠ける、とも思ったりした。
            

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
私はひたすら歩くこと、睡眠、程ほどの食事がセカンドライフ健康体の三種の神器として思い、過ごしている。

私たち夫婦は、幸運にも大病に遭遇せず、今日を迎えているが、
果たして・・いつの日にか・・と思いながらも、ここ3年幾たびか私たち夫婦は、一日を大切に過ごそう、
とお互いに言い交したりしている。

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