夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

「ポケモンGO」配信、ながらスマホの風潮が加速され、何かと気弱な老ボーイの私、戸惑い溜息をして・・。

2016-07-25 16:09:14 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の71歳の身であるが、
恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話、
そしスマホと省略されているスマートフォンも使えない拙(つたな)い身である。

私はスマートフォンの使えない私でも、
過ぎし6年前の頃から、余りにもスマホ依存の実態の社会に憂いて、
やむなく使用場所を規制すへきだ、と深く感じているひとりである・・。
            

過ぎし2011年12月に於いて、平素の買物専任の老ボーイの私は、
駅前のスーパーに行った時、駅近くの人出の多い商店街を歩いていると、
若き20代の女性が前かがみで、何かを見ながら歩いていた。

その後、駅前の広場を足早に歩いていた若き30代の男性も、
やはり前かがみで、何かを見ながら歩いていた・・。

私は驚きながら周辺を見渡すと、10人ぐらいの方が前かがみで、何かを見ながら歩いていたので、
まるで江戸時代末期に農民の児として育った二宮金次郎(尊徳)のような方が増えた、と私は苦笑したりした・・。

もとより二宮金次郎は、貧困の少年時代を過ごし奮闘しながら朝から晩まで働き、
この間に薪(まき)を背負っての道中に本を読んで勉学に励んだ人で、
私が学んだ小学校の校庭の片隅に銅像があった。

私は注視しながら見ていると、何かしら携帯電話のような物に覗き込むように見ている人が多く、
無念ながら携帯電話も使えず、世の中の時流から取り残されている私でも、
ここ一年ぐらい話題となっている高性能携帯電話と称されているスマートフォンだ、と解った。

そして過ぎし日に雑誌などで教示され、従来の携帯電話はもとより、バソコン、デジカメ、
カーナビ、携帯音楽プレーヤー、ゲーム機、電子辞書なども有している機能もある、
と知り私は驚いているひとりである。
                                 

この後日、私は久々に電車に乗ろうと改札口に入り、
地下にあるプラットフォームに通じるエレベータ乗った時、
隣にいる若き20代の女性が、このスマートフォンを忙しそうに画面を変えていた。

そしてエレベータの降り口から平坦となったプラットフォームを歩いていても、
スマートフォンの画面から目を離さないので、人の多い所で危ないなぁ、と私は危惧したりした。
その後、やはりこの女性は40代ぐらいの男性にぶつかり、目礼しながら謝ったりしていた。

私は身体の衰えた高齢者、或いは構内のベンチとかに、ぶつかったり、
最悪の場合は電車が入線してきたら、と私の方がハラハラしてしまうのである。
                 
         
このように昨今は何かと慌ただしく、世の中は情報に溢れているが、
働いて下さる若き諸兄諸姉、せめて歩いている時ぐらいは、前方を見据えて颯爽と歩くのが何よりも美しい、
とサラリーマンを35年近く体験した私は確信を深めている。

このような私の提言としては、街中でスマホを使用する場合、ご自身の安全の為に「歩きスマホ」は自己抑制し、
やむなく使用する場合は、電車とかバスの中で自身が停止できる状態、或いは職場に早めに出勤して使用する。

ここ10数年、短期に職務の成果を求められる時代であるが、
この提言の範囲でスマホを時間以外に使用すれば、と思案したりしてきた。
                                 

そしてここ10数年、携帯電話が普及する中で、働いた下さる諸兄諸姉は、
通常の業務には必須の情報機器であり、そして6年前の頃からはスマホが急速に活用されてきている。

或いは第一線を退かれた60代、70代の殆どの方が、携帯電話かスマホを利用され、
ご高齢の80代以上の方たちも、家族間の連絡、緊急連絡で、
お守り代わりに利用されている状況となっている。

まして若き10、20代の世代の人の一部には、新聞も購読せず、パソコンも所有せず、
スマホだけを頼りに生活をされている現実がある。

このような情報があふれるような社会状況となっている今日、程ほどの利用は必要であるが、
たえずスマホを手にされて頼りにされるのは、いかがなものかしら、と私は憂いている。
          
まして私生活の貴重な時間に於いては、スマホの活用は程ほどの節度が必要と確信を深めている。
                                 

私が平素は自宅の近くの遊歩道を散策することが多く、
たまたま日曜日に散策していた時、若き30歳前後の男女が前方から歩いてきた・・。
仲良し恋しのおふたり、と私は好感しながら眺めながら歩いた。

そして20数メートルの前方の距離になると、
この男性の右手にはスマホと思われる情報機器を持ち、ときおり見ながら、
連れ合いの女性にうなずくような歩いてこられた。

私はすれ違った後、この若き男女の後ろ姿を見ながら、
たぶん休日の日と思いながらも、スマホなどは自宅に置き、
せめてこうした時ぐらいは情愛を深め、語り合うことをされたら、と思ったりしたのである。
                                

このようにネット、特に余りにもモバイル依存の実態の中、
「歩きスマホ」は、駅中や大通りの雑踏、さらには横断歩道など、非常に混雑した場所で、
メールやSMSと称せられる短い文章によるメッセージを送受信するサービスなどが活用されている。

或いはフェイスブックのステータス・アップデートをチェックするなど、
モバイルのコミュニケーション依存症に危惧しているひとりである。
            

過ぎし22日の夕方、ぼんやりとテレビのニュースを視聴していると、
世界中で爆発的な人気のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の配信サービスが、
本日、ポケモン発祥の地の日本でも始まり、新たなスマホゲームの出現に列島は興奮と不安に包まれた。

スマホを手にゲームを楽しむ人たちが全国各地に現れ、社会現象の兆しが見える。
経済効果への期待も広がる一方、「歩きスマホ」でゲームに熱中する人のトラブルを心配する声も相次いでいる。

このように報じられ、「ポケモンGO」配信に伴い、ながらスマホの風潮が、益々加速されるのか、
と何かと気弱な私は戸惑いながら溜息をしたりした・・。
            

昨日、買物メール老ボーイの私は、最寄スーパーに家内から依頼された品を求めて行ったりした。
帰路、レジ袋を両手に提げて歩道を歩いていると、前方より10歳ぐらい男の児が若い母親と共に歩いてきた・・。

やがて近づくと男の児は、スマホを見ながら手を動かして熱中していた。
そして母親は男の児と並んで歩いてきたが、そんなにポケモン・・おもしろいの・・と優しくは、男の児に話しかけていた・・。

男の児はゲームに熱中して、少し母親に微笑み、そして画面を見つめ、
母親は微苦笑しながら、不用心と思ったらしく、男の児の片腕を握りしめ、
まもなく私たちは、すれ違った。
            

本日の昼下がり、テレビのニュースを視聴していると、
岐阜県美濃市の東海北陸自動車道上り線では、24日午後8時45分頃、
同県可児市のブラジル人の会社員男性(24)が路肩を歩いているのを通行車のドライバーが見つけ、110番した。

そして県警高速隊の発表によると、男性はポケモンGOに夢中になり、高速道路内に迷い込んだという。
通報を受けた同隊員が男性を保護し、厳重注意した。

或いは、徳島市安宅の歩道でも24日午前8時25分頃、スマホ画面を見ながら自転車で走っていた高校3年の女子生徒(17)が、
手押し車を押して前から歩いてきた無職女性(77)と衝突。
女性は転倒したが、けがはなかった。
徳島県警徳島東署によると、女子生徒は「ポケモンGOをしていた」と話したといい、口頭で指導警告をした。

このようなニュースを教示されると、何かと気弱な老ボーイの私、溜息を重ねたりした。
            

過ぎし一昨年の2014年の5月当時、「歩きスマホ」が社会問題となり、
この分野で詳しいバリアフリー論を専攻されている筑波大教授の徳田克己さんが、
規制するよりも、人々の意識改革の重要性を提唱されていた。

何かしら徳田教授は「スマホマナー5カ条」として、
※道の端に寄り立ち止まって使用
※階段では使わない
※電車を降りるときは見ない
※横断歩道では使わない
※見るときはイヤホンを外す

このような五か条を私は思い馳せたりした・・。

しかしながら「ポケモンGO」は、何かしら探し求めて歩き廻るゲーム、と新聞で読んで知ったりし、
いくら経済効果が大きいゲームでも、人には迷惑しないでょ、と小心者の私は、心の中で呟(つぶや)いたりしている。

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