憎しみの念や怒りの念、あるいは人のせいにする念が強いタイプの人は、病気を非常につくりやすいのです。
自分が病気になるか、人を病気にさせるか、どちらかになる傾向が強く、あまり天国的とは言えないのです。
今はそういう攻撃性に満ちあふれた世の中なので、それを中和する意味においても、「ありがとう」という気持ちを持ち、笑顔と感謝の実践をすることが大事です。
自分自身が、笑顔の生活や感謝の生活、「ありがとう」と言える生活をしていて、それと同時に、人の悪口を言いふらすということはできません。
「あの人は本当に悪い人間だ。ありがとう」などと、人の悪口と感謝の言葉を同時に併せて言うのはおかしなことであり、矛盾しています。そういうことはありえません。
やはり、「ありがとう」と言えば、相手のよいところが見えるのであって、ありがたくないからこそ、相手の悪いところを言いたくなるわけです。
早い話が、感謝の言葉を出していると病気も治ってきます。
たとえば、ある女性が病気だったとしても、自分の子供に「お母さん、ありがとう」と言われたら、治ってくるのです。
いつも、「お母さんは駄目だ」と子供から言われたり、ご主人から責められたリ、おじいさん、おばあさんから、「うちの嫁は駄目だ」などと言われていたら、その女性は病気になってしまいます。
しかし、その逆であったら、どうでしょうか。
子供からは「なんて素晴らしいお母さんだろう」とほめられ、夫からは「なんて素晴らしい妻だろう」とほめられ、おじいさん、おばあさんからは「なんて素晴らしい嫁だろう」と、いつも言われていたら、病気などしていられません。病気で寝ていたとしても、床を上げて歩き出すでしょう。
人間は、他の人からほめられたら、もっとよいところを見せたくなるものなのです。
このように、言葉一つで人生の幸・不幸は決まってくるのです。
「『ありがとう』の言葉に満ちた生活が病を癒やす」(仏法真理)
--owari---
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