(成功も失敗も淡々と受け止める「心の力」)
成功の前には危機が訪(おとず)れることも多くあります。そうした、普通の人であれば逆境や逆風によって、ペチャンと潰(つぶ)れてしまうようなときにも、「危機に強い自分」というものを心に描(えが)き続けることが大事です。「心の力」というものはかなり大きいのです。
人生は、いつも、それほどよいことばかりが続くわけではなく、波のように上がったり下がったりと、その両方があることを知らなければなりません。ですから、今が上り調子で上がっているようなときであるならば、得意絶頂になって転落しないように自分を戒(いまし)めることです。
その成功は本物ではなく、仮の成功かもしれません。あるいは、周りの人の厚意を受けたり、たまたま、ブームに乗ることができたりして、成功しているような場合もあるでしょう。やはり、多少醒(さ)めた目で自分を見る必要があると思うのです。
それとは逆に、調子が下がり始めるようなこともあります。人気がなくなっていったり、仕事が低調になったり、周りの期待が下がっていったりするようなときもあるわけです。
しかし、そういった、人が落ち込むようなところでも、落ち込みすぎるのではなく、歯を食いしばって持ちこたえることも大事なのではないでしょうか。
成功ばかりを求めることは無理であり、失敗もあるでしょう。ただ、その失敗を単なる失敗にしないためにも、それを「次の成功への何らかの種に振り替えていけないか」と、私はいつも考えます。何かで頭打ちになったり、引っ掛かったりして、うまくいかないと思ったら、もう一回、その考え方を改めるということでしょうか。そういうことはあります。
---owari---
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