世界を悪い方向から見れば、2012年は厳しい年であったと思います。みなさんの目には、日本という国も、東日本大震災から、ようやく立ち直ろうとしているかのごとく見えているでしょう。
ただ、「一時的に悪い出来事が起きたとしても、すべては前進していく」ということです。
以前に、「マヤ暦によれば、2012年に、この世は終わりを迎える」という噂が世界各地に広がっていました。確かに、自然災害や局所的な戦争などを見ると、世界は、悪い方向に向かっているように見えなくもありません。しかし、「必ずしも、そうではない」と私は考えているのです。
みなさんの多くは、新聞やテレビ、雑誌等を通して、日本や世界の状況をつかんでいるでしょうが、マスコミには、悪いニュースのほうを中心的に伝える傾向があるため、よいニュースが伝わらないことがあります。
例えば、東日本大震災に関しても、テレビだけ見ていると、東北地方は、とても大きな被害に見舞われ、復興不可能なようにも思われましたが、震災から二カ月後に私が仙台を訪れたところ、仙台市街はビクともしていませんでした。それについては、あまり報道されないので、「ビクともしないところもあったのだ」ということが分からないわけです。
ましてや、海外にいる人たちには、もっと分からないでしょう。なかには、津波のシーンを繰り返し見たため、「東京まで津波に流されてしまったのではないか」と思った人もいたようです。
しかしながら、日本には、まだまだ力があります。いや、実は、潜在的には、もっともっと力があります。そして、いま、日本は、この国だけのことを考えてはいけない立場に立っているのです。
世界各地で、いろいろな事件や災害、紛争が起きています。みなさんの目には、自分とは関係がないように見えるかもしれませんが、「現実には、日本に救いを求めている人たちが数多くいる」ということを知らなければならないと思います。
---owari---
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