(犬神や猿神、蛇神等には「畜生道」に堕ちた人間の霊もいる)
日本では、稲荷信仰(いなりしんこう)があるために狐(きつね)の霊力もそうとう強く、また、狸(たぬき)信仰をしている所や蛇神(へびかみ)信仰をしている所、犬神(いぬがみ)信仰をしている所もあります。
四国では、「阿波(あわ)(徳島県)の犬神」「讃岐(さぬき)(香川県)の猿神」「伊予(いよ)(愛媛県)の蛇神」などが有名ですが、そういう、普通の動物霊よりは強烈なものがいることはいるようです。
それらは、おそらく、もとは人間だったのかもしれないのですが、「魔道(まどう)」に堕(お)ちたというか、魔道にいったん堕ちて「畜生道(ちくしょうどう)」という動物霊界に堕ちたのだと思われます。そのため人間的な考え方を持ち、言葉も話せるのですが、人間の姿は取れないのです。
こういうものが、いろいろと悪さをしたり祟(たた)ったりすることはあって、その数はかなり多いのです。こういうものを調伏(ちょうぶく)するために、お寺を建てるなど、いろいろとしたこともあるのではないかと思います。
ただ、こうした存在が人間にとってよいことを行う場合もあるので、そのへんは難しいところです。
あるいは、妖怪に当たるのかもしれませんが、いわゆる、“霊的テクニシャン”であって、霊術というか、技術的なものがすごく好きな霊人たちもいます。霊界のソニーやホンダのようなものがあると言えばそうなのですが、“ハイテク”で何かをやるのが大好きな霊人たちがいるのです。
彼らは、何かに化けることもあれば、何か神変(じんぺん)を起こすこともあるのですが、化けたり神変を起こしたりすることをもって、「神意」や「ご神示」だと思わせるようなことをしています。
そのような、教えがあまり入ってはいない世界があるのです。
---owari---
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