エジプト文明は紀元前3500年ごろ、突然、宗教体系・絵文字・医学・哲学・天文学・文学などの体系を完成した姿で出現した謎の文明である。それ以前に発展してきた過程が見つかっていないのです。
エジプト文明の宇宙に対する知識は現代科学に引けを取らないと言われている。
高度な知識と技術を駆使して建造されたギザの大ピラミッド群はいまだに建造方法が分かっていないのです。このギザに建つ3基の大ピラミッド群は『世界の七不思議』の一つですが、現存するのはギザの大ピラミッド群だけです。
*『世界の七不思議』はギザのピラミッドの他に、バビロンの空中庭園、エフェソスのアルテミス神殿、オリンピア神殿のゼウス像、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟、ロドス島の巨像、アレクサンドリアのファロス大灯台となっている。
ギザの大ピラミッド群は石の書物で、これを見るとエジプト文明が地球の姿に精通しており、中世ヨーロッパよりもはるかに深い科学的知識を持っていたことが分かる。現代においても、古代エジプトが知っていた事実を再発見している段階なのです。
また、古代エジプトの歴代の王の名前をしるした王名表を見ると、その歴史は紀元前3500年よりもはるかに古いのです。古代エジプトの著名な神官は「エジプトの歴史は3万年前までさかのぼる。1万年以上にわたって宇宙を観察してきた」と言っているのです。
古代エジプトの神官たちの発言、神殿の壁に書かれた文章によると、古代エジプト文明は、その前に存在した失われた文明からの遺産を引き継いでいるという。
さて、ここからが私の推論となります。無謀な点があることはご容赦頂きたい。
エジプト文明は技術体系が完成した姿で、突然に出現したので、宇宙人飛来説が唱えられていることも事実であるが、私はそれには組みしない。
「アトランティス文明から引き継いだのがエジプト文明である」と言う説を私は支持したい。
この説はアメリカの超古代史研究家のジョン・A・ウエストの説ですが、大スフィンクスおよび大ピラミッドもアトランティス文明の叡智で建造されたと述べている。しかし、なぜ、アトランティス文明が突如、エジプト文明につながったのかは説明されていない。
私の説明は以下の通りです。アトランティス大陸は大西洋にあり、スペインに近い場所でした。
今から一万一千年ほど前のアトランティスの時代に、彼らは相当の科学技術を持っていました。当時のアトランティスには潜水艦もありましたし、飛行船もありました(太陽エネルギーを利用)。
また政治においても、一種の民主主義、デモクラシーに相当するようなものが採用されていて、かなり進んでいました。まるで、現代の日本やアメリカを思わせるようなアトランティスの末期でありました。
アトランティスの時代は現代のように宇宙船に乗って地球圏外まで出ることはできませんでしたが、飛行船を飛ばせるということで、もう、全世界を支配したと思っていたのです。
中南米ペルーにある有名な「ナスカの地上絵」やチリ領イースター島にある「モアイ像」などは当時に飛行船が存在していた証拠ではないかと私は思っています。
「全世界は我らの掌中にある。我らはもう地上にて、神そのものになったのだ」という感じになってゆきましたが、その行き着く先は何でしょうか。それは、まず快楽中心の生き方です。いつの時代もそうです。飽食の後に快楽中心の退廃がやってきます。例として、快楽中心の生き方をしていたイタリアのポンペイは火山の噴火により、1日にして廃墟となったのです。
このアトランティスには賢帝と言われていたアガシャー王が、クーデターの首謀者たちに囚われて、正法を政治の中核に据えているアガシャー・グループの者たちを、次々と殺して、広場に埋めていくという恐ろしいことをしました。
このとき、アガシャーの息子であるアモン二世は、飛行船に乗ってエジプトに逃れました。この方がアモン・ラー伝説の原型になった方で、エジプト文明のはしりとなりました。
このように一部の人たちは、空路、あるいは海路エジプトに逃れてゆきましたが、ただ、残念ながらアトランティスは、このアガシャー・グループの処刑に始った不穏な動きと同時に、天変地異に襲われることになったのです。
その彼らの「想念の曇り」によって地球意識に巨大な反作用が起こり、繁栄を誇ったこの大陸が一夜にして没するという、信じられないような現象が起きました。彼らのうちの大部分は、本当に逃れる術もなく海中に没してゆきました。これがアトランティス大陸の陥没です。
これは、決して神が沈めようとして沈めたのではありません。光の大指導霊が出たときに、大量の光の天使たちを迫害し、そして殺害したというその想念の曇りが、アトランティス末期の曇った世界にさらなる曇りを投げかけ、そして神の光が射さなくなりその反作用によって大陸の陥没ということが起きたのです。
これはいつの時代にもあったことです。現代にも起きてゆく可能性のあることです。地上に住んでいる人たちの想念の曇りが巨大になったときに、その地表の部分に必ず変化が起きるのです。
それは、地球という私たちの住んでいるこの大地も、単なる物ではなく、地球意識というひとつの巨大な意識の肉体だからです。意識を纏い、その意識が支配している巨大なボディなのです。地球そのものが体なのです。地球意識そのものが偉大な神霊の意識なのです。したがって、この神霊の意識と波長の合わない部分ができたとき、すなわち、その表面に病理現象が出てきたときに、自浄作用が必ず起きてくるのです。
現代もまた、アトランティス末期の頃と似たような時代に生きているのです。この時代において、また同じ愚を繰り返すのか、それとも心をもう一度入れ替えて、彼らの過去の失敗に学んで何らかの新たな道を拓くのか、その選択を今、私たちに求められているのです。
---owari---
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