宗教は伝道に
方便を使うものだ。
誰だって自分に現世利益が
あればうれしいし、
自分が名のある偉大な
光の天使であればうれしい。
ただ、これだけでは、
ちまたの新宗教との違いは
あまりなかろう。
自分への利益や
甘いささやきだけで、
信じたものは、
砂の城の如く、
大きな波をうけて
崩れていく。
もう一段の脱皮が
ほしいのだ。
信仰とは、
雨の日も、
風の日も、
雪の日も、
嵐の日も、
灼熱の日も、
揺らがないものであるのだ。
たとえ、
この世的利害を失ったり、
愛する者を見失ったり、
自分自身に不幸が
臨(のぞ)んだとしても、
強くあってほしい。
勇気と、
気概と、
不動心を
貫いてほしい。
---owari---
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