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コロナ不況と「東京五輪後」の見通し(前編)

2021年12月10日 | 政治・経済
(今回の不況は、今までの景気循環とは違う)
「コロナ不況にどう立ち向かうか」ですが、これは本当に深刻な問題で、これから本格的に来ます。
まだ、今は持ち堪(こた)えています。一過性のものだったら、例えば不況とかが来ても一過性なら、二年や三年は持ち堪えることができます。企業も持ち堪える力を持っている場合もあるし、政府もそのくらいなら持ち堪えることはできるのですが、そうでなくなった場合は、これは大変なことになります。

1990年前後のバブル崩壊のときは、「二、三年ぐらいの周期の循環、景気循環でまた持ち直す」というふうに思っていたところが多かったと思うのです。しかし、今回の不況は今までとは違うと思われます。

これからのことを述べますが、あまり具体的なことを言っても数字が変わっていくから、あまり現在ただいまのことにとらわれすぎてはいけないとは思います。

今、2021年ですが、コロナは“COVID(コビッド)-19”といって、2019年の11月、12月ぐらいから発覚したもので、実質2年近くになります。実質2年ぐらいの段階ですので、先ほど述べたように、「二、三年以内ぐらいで、景気循環風に、これはもう回復に向かって元に戻る」と思っている人はおそらく多いだろうとは思います。

だから、それを二、三年以内で元に戻すために、緊急事態宣言をしたり、ロックダウンをしたり、ワクチンを総出で打って打って打ちまくったりしているような感じで、急いで終わらせようとしているということかと思うのです。

これについての私のほうの見解は、「長さという意味では、短い循環風、小循環風な感じで不況が終わることはない」と判断しております。

さらに、今回の不況からの回復というのは、今までと違った側面があると思います。
全体的に株の大暴落から始まるような不況もありますし、それから、戦争などによって壊滅的になるような場合もありますし、いろいろあるのですけれども、今回、もう一つ違った面としては、「共産主義ではない国において、政府もしくは地方自治体の長による宣言によって、一方的に特定の業種が仕事ができなくなる。

あるいはロックダウンで交通遮断をする。あるいは夜八時以降の経営を禁止する。その他、面積が一千平方メートルを超えた大型店舗は緊急事態宣言下では営業をさせない、アルコールは出させないとか、こんなことをいっぱいやっている」ということがあります。

感染症学者のアドバイスを受けてやっているとのかたちはつくっているものの、ある意味では、日本が“北朝鮮状態”とか“中国状態”になるのはそんなに時間がかかるものではないのかなという感じも受けました。“その練習をしている”ようにも見えなくはありません。ちょうど安倍政権の間に、「ミサイルが来たらサイレンを鳴らす」みたいなことをやって訓練させていましたけれども、ちょっとそれに似たような感じを受けてはおりますので、気をつけないといけません。

国民の基本的人権や、日本が持っている政治経済的な体制が、気がつけばあっという間に違うものになっている可能性はあるということです。それは適法手続きによってなるのではなくて、“同調圧力”や“空気”というようなもので変わってしまう可能性はあると思います。

---owari---
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