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宇宙飛行士が見た地球

2016年01月25日 | 霊界

今から約55年前、人類は初めて地球の外の世界を知りました。

1961年4月、人類初の宇宙飛行が成功。その宇宙飛行で地球を初めて外から見たのは旧ソ連の宇宙飛行士、ガガーリンでした。 

地球の周りを飛行した際、彼が発したのが、人類文明史で最も美しいフレーズの一つと言っても過言ではないあの有名なフレーズ「地球は青かった」です。 

なんと単純明快で、素晴らしい感想でしょうか。この時、ガガーリンと私たちは、地球という星がいかにユニークで貴重な星であるかということに気づくことになったのです。ほんの数分で人類の物の見方は大きく変わったのでした。 

母星としての地球、私たちの帰るべき故郷の地球という見方を見出したのは、ガガーリンの功績ではなかったでしょうか。 

現在の国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400kmの所にあります。そして、時速2万8000kmで移動しており、90分で地球を1周しています。 

ISSは、大人用のサッカー場くらいの広さがあり、人が住める場所はジャンボジェット機2台分位になります。そして、今は6人が常駐しています。

 宇宙飛行士が見た地球の感想は次の通りです。 

①    元航空自衛隊パイロットの油井(ゆい)亀美也(きみや)さん

ISSの第一印象として大きかったのは、やはり窓からみえる地球です。本当に美しい! でもあまりに小さい…。この小さな星が生命に満ちあふれていることの奇跡を感じる。 

②    日本人初のママさん宇宙飛行士、山崎直子さん

宇宙から地球を見ると、奇跡的に生かされていることを感じます。そして、青く美しい地球に生きられることを感謝する気持ちになりました。 

③    ISSに5ヶ月半滞在した野口聡一さん

「日本はどこを見ても美しい。北海道の雪化粧も、桜島の噴火も、東京の夜景も。でも小さな街のちょっとした風景、たとえば岩手県のあたりの小さな漁港の景色にも心を奪われる」とふるさと、日本を隅々まで丁寧に見つめ、その美しさを再認識しました。地球と対面し圧倒された前回と違い、移りゆく風景をじっくり眺める余裕があったとのことでした。 

④2012年初夏頃にソユーズに搭乗した星出彰彦さん

「圧倒されました。海に反射した太陽がまぶしく、大地から受けるエネルギーを感じ、地球は美しく力強い星なのだと感じました」。

 ⑤アメリカの宇宙飛行士達に直接インタビューし、彼らが宇宙においてどのような精神的な体験をし、その体験が彼らをどう変えたかを聞き出した感想です。 

多くの飛行士は、地球の美しさと宇宙の闇の深さに、大きな衝撃を受け、地球が宇宙の奇跡として存在しており、そこに人知を超えたある意思がはたらいていることを感じている。 

中でもエド・ミッチェルは、宇宙において人間存在についての根源的な問いに対する答えを一瞬の内に得た。

 その答えとは、地球においてブッダやイエスなどを初めとする宗教的な天才達が、長い修行を通して達した悟りの内容に肉薄している。このことから宇宙体験は宗教体験と同質のものである、と語っている。

 ⑥アポロ計画のドキュメンタリー映画は、当時の映像とアポロ計画に参加した12人の宇宙飛行士のコメントで構成されています。

 月面に人類が降り立って、はや45年以上の年月が過ぎました。けれどもいまだに地球外に立った人間は、この12人しかいません。

印象的だったのは、映画の最後、アポロの宇宙飛行士たちが、今の世の中の状況に対しての意見です。

 「地球という美しく自然豊かな星に生きていられるだけで幸せなんだ」

 「ささいなことで不平不満を言うな」

 「利便性ばかり追求するな」

 科学技術の最先端で活躍した人たちにしては、非常に謙虚で、ある意味保守的です。

やはり、別の天体を体験すると、ある種の特別な境地に達するのかもしれません。月に行って、地球の価値に気づいたということでしょう。 

圧巻は、ラストに語る12人の宇宙飛行士の言葉です。

広大な宇宙に抱かれた彼らは一様に、この美しい星々を創られた造物主の存在を感じずにはいられないと語ったのです。 

その思いは、2600年前にインドの地で宇宙即我の悟りを開かれたお釈迦様と同じ思いに至ったのではないでしょうか。

 そしてこの宇宙は、ひょっとするとわれわれの細胞の中の電子宇宙の中と同じものかもしれないと。一つ一つの星は原子であり、素粒子であり、われわれのいのちを宿す細胞そのものが宇宙であったとしたら、われわれのいのちはすべて繋がっているとも語りました。

 これも仏教で言う諸法無我という悟りの言葉を彼らは語ったのです。 

そして、その一つ一つの星を統合した宇宙全体の姿が仏の姿になるのではないかと、私はそう考えています。 

地球には地球意識があります。一つの大きな生命体なのだと思います。

それは、太陽も月も同じように大きな生命体です。 

その生命体は、私たちの体と同じように、病気の場所ができれば、それを治そうとします。それが、自然現象であったり、大陸の沈没であったりするのだと思います。 

だから、世界の紛争地帯はこの生命体の傷の場所でもあるのです。このような傷ができないように、私たちの意識で健康的な地球生命体を維持しなければならないのです。

地球意識はそれを望まれていると思います。 

---owari---

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