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NHKはなぜ国民から糾弾されるのか ⑤(最終回)

2018年01月29日 | 政治・経済

さて、このようなNHKを本来の姿に戻すにはどのようにするべきなのでしょうか。

NHKから国民を守る党代表」で東京都葛飾区議会議員である立花孝志さんは、20年間 NHKに在籍していましたが、NHKは解体するべきだと活動中です。

 

NHKが同じ公共放送の英BBCを手本、目標としていることは広く知られた事実です。しかしながら、BBCの場合、5年ごとに存廃を決める国民投票が行われていることはほとんど知られていない。国民投票においては、「BBCはイギリスでは、もはや不要」、「BBCはほとんど観てない」、「BBCの番組は詰まらなくなった」といった遠慮のない批判が噴出するそうです。その結果、経営陣、職員が緊張感を持つに至るという。

 

一方、NHKはこういった「国民審査」を実施したことはない。従って、ほとんどの日本人は生まれた時に既に自宅にテレビ受信機があり、NHKが放送されていて、両親が迷うことなく受信料を支払うのを見て育ったので、何となくそんなもんだろうと受け入れているのであろう。国民がNHKを結果として甘やかしている訳である。

 

専門家はBBCをみならいNHKも存廃を決める国民投票を実施すべきと考えているのです。

国民投票を実施すれば視聴者から偏向報道や多くの無駄が指摘される。視聴者の声や要望を無視する訳には行かないから、結果、公平公正な報道やリストラを断行することになる。

 

しかし、NHKがかかる抜本的な経営改革やリストラを行ったという話はほとんど聞かない。同じ日本国内でも、テレビ受信機を製造する家電メーカーは経営不振に苦しみ、社員のリストラを懸命になってやっている。NHKのみが、まるで特権階級の如くリストラと無縁というのもおかしな話である。やはり、これも一定の是正が必要ではないだろうか。

 

BBCはリストラの一環として、テレビ番組のスタジオとしては世界最大の施設であったロンドン市内のテレビジョンセンターを20133月末で閉鎖し、跡地を売却した。放送のデジタル化が完了すればテレビジョンセンターを経費のかさむロンドン市内に置いておく必要はないからである。

 

一方、NHKは約3千億円をかけて2025年までに放送センターを建て替える計画である。この記事を読んだときはあきれ果てた。BBCが経費のかかるロンドン市内のテレビジョンセンターを閉鎖、売却しコストの安い地方に移転したのに対し、約3千億円をかけて放送センターを建て替えるのだ。必要資金の3千億円はどうやって調達するのか? 内部留保が有り余っているのか?

 

自分でお金を稼いだことがないからお金の有難味が分らない。従って、こういう無駄使いが平気で出来るのであろう。NHKは受信料という麻薬により重篤な薬物患者に成り果てたのではないのか?と疑うのです.

 

専門家は二つの施策を提案している。

第一は、上述したイギリスのBBCに倣い今後、参議院選挙に併せ定期的にNHK存廃を決める国民投票を実施することである。

 

今一つは、NHKには大変申し訳ないのだが国民のマジョリティーはNHKに対し「NO!」を突き付ける展開となると思うので、今から「受信料」からWOWOWやスカパーの様な「視聴料」収入に依存する事業モデルに転換することをNHKが検討することである。これはNHKの民営化ということであるが、勿論NHKNHK職員に取って茨の道であることはいうまでもない。

 

インターネットがテレビ放送を飲み込もうというこの時代に、テレビ受信機が家にあるからという理由で「受信料」を一方的に徴収するのは制度として無理がある。理由はこれからテレビ受信機の機能の中核が「ネットに繋がったディスプレイ」に移行するからである。従って、NHKとして今後「どちらの方向に向かい?」、「何をするのか?」を決断せねばならない。この結果により「受信料」をどうするか? も自動的に決まる訳である。

 

現在のNHKにはあきらかに病巣がある。その病巣を排除しないかぎり体内から毒素を吐きつづけ、症状(犯罪)が止むことはない。もしその病巣を取らないと決断したならば、それは壊滅(解体)しかないというのが自然の摂理なのである。

 

NHKは現在でも素晴らしい番組を国民に提供していることも認める。ゆえに、自らが襟を正し、日本のために良質な番組と公平・公正な報道を行うならば、私たち国民は喜んで受信料を支払うし、支援もするはずである。したがって、現在の反日体質やねつ造、プロパガンダ思想を払拭して頂きたいと切に望むものである。それができなければ、解体は止むなしである。

 

国民はNHKに対して、大きく声を上げなくてはならないのです。

NHKの予算を承認している政府にも改善を、解体を伝えなければなりません。

私たち国民がNHKを糺さなければならないのです。

 

最終回までお読みいただき、有難うございました。

 

---owari---

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