創造性の秘密(ひみつ)に迫(せま)る部分、その触(さわ)りの部分について説(と)いてきましたが、最後に、もう一つだけ述(の)べておきたいことがあります。
創造的な仕事は、前述したように、付加価値の非常に高い仕事であり、評価される仕事です。また、創造的でなければ大金持ちにはなれないことを考えれば、創造的であることは、みなさんが本当に大金持ちになる方法でもあります。
ただ、一点、これには「十分条件」が必要です。
創造的な人間は、やはり変わっています。変わり者なのです。そのため、創造的な人間には、人の冷たい視線や冷笑(れいしょう)に耐(た)えなければいけない時期が、どうしても出てきます。
創造的な人間は、必ずと言ってよいほど、人と違ったことをしたり、言ったり、書いたりするので、学校や会社などの組織のなかにいると、すぐに頭を叩(たた)かれ、潰(つぶ)されやすいのです。
ところが、実績が出始めたら何も言われなくなります。学校で「変な生徒だ」と思われていても、成績がずっと上位であるならば周りの人は黙(だま)ります。会社で「変な社員だ」と思われていても、業績がたくさん出てきたら、何も言われなくなります。
しかし、その前に叩き落されることがあるので、十分条件として「勇気」が要(い)るのです。
創造的な人間であるためには勇気が要ります。
創造的に生きるためには勇気が要るのです。
変わったアイデアを出し、行動し、
それを実現するためには、勇気が要ります。
人の批判に耐え、勇気を持って、
やってのけなければ駄目なのです。
そういうことが重要であると述べておきます。
以上が、「創造的に生きよう」ということです。
みなさんが、自由な発想や行動を通じて、大きな付加価値を生めるようになることを願っています。
---owari---
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