いま、「日本の歌謡曲」、「J-POP」に惚れこんだ外国人たちは、インターネットを使い、日本への“絆”や“日本愛”を「歌」によって発信しています。
そこで世界中から日本の歌を愛する外国人を招き、日本への思いを歌で伝えてもらうと同時に「SONG FOR JAPANのどじまんTHEワールド!」として、日本テレビが春と秋に、年2回開催しています。
「世界一日本の歌がうまい外国人」を決定しています。
この放送を見ていて次のように思いました。
①こんなに全世界で日本の歌を感じて、歌っている人びとが多くいるんだということ
②日本には、本当に素晴らしい歌が多くあるということを、外国の人びとから教えてもらった
③日本語の素晴らしさ、感情の豊かさ、詩の内容の奥深さ、曲の美しさ等々、日本の歌には力があり、外国の人でも歌 の感情が伝わるということがわかった
④この日本には素晴らしいミュージシャン(作曲家、作詞家、歌手、プロデューサーなど)が多くいるということがわかった
世界中の人びとが日本の歌を歌い、動画投稿を繰り返している。日本の歌は繊細で、優しくて、外国にはないニュアンスが好まれているという。
例えば、「眩しい思い出・・・」という表現は外国にはないという。
今年3月に開催された「のどじまんTHEワールド! 2015 春」では、優勝はハンガリー代表の若干15歳のアンナ・パタイという女の子でした。
アンナが歌った曲は「♪恋しさと せつなさと 心強さと/篠原涼子」でしたが、発音が日本人と同じで、歌唱力が抜群で、その上演技力もあり、審査員の森公美子さんは「私は篠原涼子ちゃんと知り合いですが、ご本人よりも上手い」と最大級の賛辞を述べておられました。
また、歌ったあとのインタビューで、日本語で好きな言葉は何ですか?とたずねられたので、アンナは「歌う」という言葉ですと言った。私に子供ができた時にはその子供に「うたう」という名前を付けたいと言ってました。アンナは本当に「日本の歌謡曲」が好きなんだと感じました。
アルゼンチン代表のカタリーナ・ナランシック(18歳の女性)は「♪風が吹いている/いきものがかり」を歌いましたが、インタビューで「なぜ日本の「J-POP」なのですか?」聞かれ、アルゼンチンでは「意見や抗議」の歌は多いが、「J-POP」は未来や生きることを歌っている。それが好きなのだと答えていた。今回の出場者もみんな、歌詞の内容を知って歌っているとのことでした。「J-POP」の歌詞の内容が評価されているのです。素晴らしいことです。
ジャマイカ代表のジョン・ルーカスさんが歌ったのは、日本の有名な唱歌である「♪ふるさと」でした。声量のある大きな声で、じっくりと歌い上げた姿に審査員の森公美子さんも思わず涙が出ていました。地球の裏側にあるジャマイカから日本に来て、日本の唱歌を歌ってくれたことに、日本人の多くは日本の歌に誇りを感じたのでした。審査員の森さんや石井竜也さん(米米CLUB)は「あなたはここまま日本にいてください」と言われていましたし、ルーカスさんも少し涙目になっていました。
このように、「日本の歌謡曲」「J-POP」で世界の人びとが感動し、喜び、そして日本人が誇りを感じるという素晴らしい現象が今、世界で行なわれているのです。これからもますます盛んになっていくことでしょう。21世紀は日本の世紀になると実感した放送でした。
---owari---
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