このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

桜はなぜこれほどにも美しいと感じるのか?(後編)

2016年04月10日 | 日本
さて、日本や桜について外国人の方の感想はどうなのでしょうか。  外国人観光客の皆さんは、「日本は美しい国」であるとおしなべて高い評価をいただく。 この「美しい」という意味にはさまざまな要素が入っているように思われます。 ひとつには「伝統や文化の美」と言うことだと思います。たとえば、世界最古の木造建造物である法隆寺をはじめ、大きな戦乱の少なかった日本には、奈良京都を中心に古い神社仏閣が多く、それに伴った文化や芸術品も数多く残っています。   . . . 本文を読む
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桜はなぜこれほどにも美しいと感じるのか?(前編)

2016年04月09日 | 日本
日本の桜の種類は固有種・交配種を含め300種以上の品種が確認されている。 代表的な品種には、山桜、枝垂桜、江戸彼岸桜、大山桜などがよく知られている。 しかし、日本(沖縄と北海道を除く)の桜の80%はソメイヨシノ(大島桜と江戸彼岸の雑種)だと言われています。 古来、奈良時代では花といえば、二月の節分から最も先に咲く「梅」が花の代表でした。しかし、菅原道真が遣唐使を廃止して、日本が大陸の天平文化から、徐々に国風文化が盛んになってくると「花」と言えば「桜」になってきたのでした。 . . . 本文を読む
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お米は日本に与えられた最高の贈り物(後編)

2016年04月08日 | 日本
お米作りが自然と日本人の性格を育ててきました。その特徴を引き続きお話します。 その前に、前編のおさらいです。 1つ目は、働き者であることです。 2つ目は、人と仲良くすることを大事にしたということです。 3つ目は、水路を作るために数学(和算)が発達したということです。  4つ目は、木を植える文化があることです。 日本は山国で、全国どこの都道府県に行っても山があります。 山や平野に雨が降ると、何もないところでは、その雨がみんな海に流れていってしまい、洪水や土砂崩れなど、さまざまな災害が起こります。その雨水をせき止めるためにはダムが必要です。昔は今のようにコンクリートなどもありませんでしたから、代わりに木を植えたのです。 . . . 本文を読む
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お米は日本に与えられた最高の贈り物(前編)

2016年04月07日 | 日本
私が若い頃、転勤で岩手県に住んでいたときのお話です。 1993年(平成5年)は梅雨前線が長期間日本に停滞し、沖縄県以外では梅雨明けの発表がされないという事態となりました。日照不足と長雨による影響で、この年の日本全国の作況指数は「著しい不良」の水準となる90を大きく下回る74だったのです。  東北地方ではそれを更に下回り、東北全体の作況指数は56、やませ(冷たく湿った風)の影響が大きかった青森県は28、岩手県が30という、第二次世界大戦後飛びぬけて低い数字となり、下北半島では「収穫が皆無」を示す作況指数0の地域も続出しました。 . . . 本文を読む
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心の富を積む

2016年04月06日 | 人生
実業界においては、あそこにもここにも、きら星のように成功者が存在するわけでありますが、心の世界における富の集積を成し、成功した人となると、なかなかその数も少なく、見つけることが難しいというのが現状ではないでしょうか。  私は、心の世界の富とは、言葉を換えれば「智慧」だと思います。経験と智慧――「知識が経験で裏づけされたときに智慧になる」と言いますが、この智慧を数多く持っている人こそ、富んでいる人なのであると思います。そして、そのように智慧に富んだ方の力を集めて、よりよい社会をつくるために生かすことができたならば、そこに理想的なる世界が広がってくるのではないかと、私は思っています。  . . . 本文を読む
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