おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

万葉集巻第5・827

2009-11-23 | 万葉集巻5
【春されば 木末(こぬれ)かくれて うぐいすぞ 鳴きていぬなる 梅が下枝(しづえ)に】

少典山氏若麻呂
(しょうてんさんじのわかまろ)
 太宰府四等官次席


春になったので
こずえに
隠れて
うぐいすが
梅の下枝に
鳴きながら
飛びうつって
行っちゃうよ。。。


天平2年(730)お正月13日の春に
大伴旅人の邸宅に人々が集まって、宴会を開かれた時の歌です。

その時の梅の花の歌は、なんと32首もあります。

大伴【旅人】は

大伴【家持】のお父様です。。

大伴家は、とっても【ハイカラ】なお家なのですね!

梅は

【古事記】や【日本書記】には、全然出てこなくて、万葉集の中でも、

【8世紀】に入ってから歌われているので、
【7世紀後半】に、大陸に渡られた、遣唐使やお坊様が【苗】を持ち帰られたのですね!原産は、中国でバラ科です。

万葉歌人に、

【梅】は大人気!

大陸の影響を受けた【貴族】の方々は、【梅】を読み込んだ、歌を119首残されています。【萩】は142首でトップです!

外国に行かれた方のお話しを聞かれたのですね。。

わかります!

私も

長男の福川宗平が【アメリカ】に渡って【11年】程たって、戻って参りました時に
外国の話や、持ち帰った、【本】や【衣服】や【歯磨き粉】や【写真】や

船便でダンボール箱が何十個も到着致しましたのを、

【あこがれ】の気持ちで、のぞいていましたもの。。。



【梅】と【うぐいす】は、セットになって、春をつげるのですね。
お正月だと 実際には、まだまだ【寒い】ですけれど。。

【は~やくぅこ.い.こ.い.~はぁ~るぅよぉ~】って 気持ちですね。。

【うぐひす】の

【う】は【はえる】

【ぐひ】は【食い】

【す】は【巣】

【草むらに、巣くう 鳥】という意味だそうです。。


昔から

ほのかな【香り】をさせながら。。。

いち早く 咲く

【梅の花】。。

日本人の 風流な

【好み】に あったのですね。。。

ありがとう於良

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。