1クラスの人数を、段階的に35人にする国の制度改正が今年度からスタートしています。
国の制度では法律としては、ずっと1年生だけが35人学級の状態で足踏み、2年生については予算措置で大阪でも35人の学級編成が続いてきたので、実施的には今年度は改善なし。来年度から、ようやく1年から3年生までが35人学級になります。
これまで、2年生から3年生にあがるときに、「クラス数が減って、1クラスの人数が激増する」ことがどこかの学校でおきていましたが、やっとそれは解消に。
泉大津では「小学校3年生・4年生で1学級あたりの人数の多い学年に対して非常勤講師を配置し、きめ細かな支援を行っている」「来年度は、その対象学年を4年生・5年生に引き上げる」ということです。
1昨年の市長選挙の時の市長の公約は「市独自の35人学級の推進」でした。
「市独自」ではなく、「毎年1学年ずつ引き上げる」という国の制度の水準にとどまっていることは残念です。「学習と生活の単位、1クラスの人数を少なくして、ゆとりのある教育環境を」と、予算委員会でも要望しました。コロナで学校・学級閉鎖もありました。自ら感染、あるいは家族の感染で休んだ子ども多くあるなかで、一人一人の状況に合わせた対応が必要なときだからこそ、少人数学級を前へ進めたいと思います。
市議会定例会最終日、日本共産党が提案した「教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充を求める意見書」が全会一致で採択されました。意見書の全文は、森下議員のブログに掲載されています。