いや、婆さんは川に洗濯で爺さんは山に柴刈りと相場は決まっているそうですが、私ジジイは店に芝買いに行ったのであります。
まず、朝は早くに家を出まして現場に行き、芝を刈ったわけであります。
そして、雑草もとり肥料と水を撒き、序でに庭木の剪定と梅雨入り前の消毒などと言う一働きをした次第であります。
で、昼飯も食わずに頑張りまして、いつもなら3時頃まで掛かる現場を1時過ぎに終り、回るお寿司の元祖の平禄寿司へ駆け込みました。
食したのは・・・1000円ポッキリの寿司ランチでして、これがそこそこ良いネタで値段の割に食べ応えがあるのであります。
今が旬の生ウニなんか入ってるんですぜ・・・美味かった牛負けたぁ〜でありました。
で、少し優雅にランチタイムを過ごし・・・いや、地下足袋に作業着だといつもは肩身が狭くカウンターの隅っこでこっそり食べるんですが自分が店に入った時には他に客も無く、寿司が回っているはずのコンベアーには寿司の欠片も載っていなかったんであります。
なので店内の一等地に席をとりまして、いつもなら食べ終えたらそそくさと店を出るのに茶をお代わりしつつ少し長居をした次第であります。
さて、寿司に満足してばかりもいられ無い事情がありまして、近くのホームセンターに周ったのであります。
その時の私は滅多にし無いお願いを全世界の神仏に向け発信していたのであります・・・芝の在庫よ有ってくれ、と。
いや、6月11日から芝張りの注文を受けているんですが、毎年芝を買っていた店が品切れしまして、慌てて家の近所のホームセンターなど探し回ったんですが見つけられず、一縷の望みを託して我が家圏内で随一の在庫を誇るホームセンタームサシに行ってみたのであります。
で、結果から先に申し述べますと・・・バッチしでして、そこそこ青い芝が手に入ったのであります。
とは申しましても綱渡りだったといいますか、自分の必要量を買ったら残りは10束も無いわけでして、ギリギリの計算で仕入れた数で足り無いとなっても買い足しは出来なそうで少し心細いであります。
だよなぁ〜6月だもんね・・・芝張りの最盛期は先月だもの、そんなにいつまでも在庫を抱えてる方がおかしいんですけどね。
とは言え、とりあえず段取りはついて一安心であります。
しかし、芝を積んであるところの脇に軽トラを着けて積み込みをしたんですが・・・いや、先にレジに行き、芝と目土の代金は支払っているわけです。
で、レジの人に「積み込みの応援は要りますか」と尋ねられたので「無用にごさりまする」と答えたわけです。
なので勝手に買った分の数量の芝と目土を積み込んだんですが・・・レジってとても遠くて積み込んでる姿など見え無いわけです。
で、通りかかる店員さんも声をかけるでも無く見なかったようにして通り過ぎるんですが、最後に検品とかしなくて良いんですかね?
多く持って行かれてもわから無いどころか、勝手に積み込んで無料で持ち去っても誰にも咎められ無い感じでありました・・・私ってそんなに信用の置ける風態なんですかね?
まっ、軽トラで乗り付けた地下足袋に作業着のジジイはどこから見ても作業員ですので誰も違和感を抱か無いと言えばそれまでですけどね。
でもね、誰も寄ってこ無い理由はなんと無く察しがつくんであります。
下手に声をかけたら積み込みの手伝いをさせられるので誰も声など掛けないんでありますぜ・・・これ、当たりでしょう。
なんとなれば、軽トラは炎天下に停まっているし、芝の場所から15メートルほど歩くわけでして、そこを10キロほどの重さの芝の束を下げてなんども往復するのは嫌なんですぜ、彼らは。
ちなみに芝と目土で軽トラの積載量ギリギリでありますので一人で積み込んだ自分は良い筋トレになった次第であります。
さて、帰宅してからも一仕事であります。
芝の施工は3日先・・・ホームセンターの管理で芝は乾いて参っているわけです。
積み上げてあるんで日の当たらない面はモヤシになってますしね。
なのでわずか３日ですが水をやって遮光しつつも少し日に当てて養生するんであります・・・まっ、気休めですけどね。
なので芝を下ろして横に平積みするわけであります・・・そうして全体に行き渡るまで水攻めにするのであります。
が、目土は面倒なので積みっ放しにしちまいました。
そして、本日の道具を片付け、次の作業の道具見繕って軽トラに積むんですが、芝と目土で積載いっぱい・・・こうなったら私が背中に背負うしか無いかと思うんですが、まっ、実際はなんぼ積んだのか分からないので軽トラが走れれば乗るだけ積むんですけどね。
さて、これでやっと腰を下ろせるなんて思ったら大間違いでして、野菜と花の水やりが待っているのであります。
まっ、愛情を持って育てて美味しくいただくわけですから水くらいは飲ませてやらないと野菜の根性も悪くなり味が落ちます・・・いや、これホントですよ。
明日もかんかん照りとの天気予想なのでたっぷりと水をやりまして、やっと腰を落ち着けようとしたら電話が入りまして「かくかくしかじかなので見積もりをお願いします」とのご依頼でありました。
少し大きな仕事なんですが一度見積もりを出して蹴られているんで気乗りはしなかったんですが、また打診してきたということは・・・と、思いつつも下をくぐる価格で受けて骨折り損は嫌なので前の見積もりより高くしてみました。
と、いうことで・・・そんなことをやって風呂に入っていっぱいやってPCに向かったらもうこんな時刻であります。
なんの因果か、明日は朝からバイトであります・・・行きたく無いの絶頂ではありますが穴を開けるのは男の恥、ということで、明日のために今夜は寝ます。
気の利いたニュースも引っ張らずに・・・おやすみなさい、と。
