2018年11月22日(木)曇りのち晴れ
加藤文太郎や植村直己が愛した六甲山地とはどんなところだろう?
行ってみたい。
夫殿と私の休みを合わせて、何とかざっとの計画を立てて始発の新幹線に乗り込みました。
新幹線の中で計画の練り直し。
新大阪駅からJR神戸線に乗り換えて、六甲道で下車。
今日の第一目的、六甲ビジターセンターに向かうことにした。
「六甲ビジターセンター」では「六甲山全山縦走の先人ー加藤文太郎の追憶」という企画展が行われています。
「孤高の人」加藤文太郎に会いたくて、七年前に兵庫県浜坂の「加藤文太郎記念館」まで行きました。
遺品の数々を見ることができたばかりでなく、結婚式当日に登って式に遅れたという観音山に登り、妻となる花子さんと初めて出会った宇津野神社も歩いて、二人のお墓にお参りもしました。(観音山・兵庫県美方郡)
その加藤文太郎に六甲でまた会える!
それは行かなくちゃです。
六甲道駅を出ると、目の前に六甲ケーブル下駅行きのバスが止まっている。
考える間もなく、ありがたい!と飛び乗る。
歩かずにバスに乗ってよかった、ケーブル駅までは結構距離があった。
ケーブル駅なので、当然ケーブルカーが目の前に!
乗りましょう!!
快適!
移る景色に興奮します。(10:00過ぎ)
降りたところが六甲山上駅で、ここからビジターセンターまでは徒歩で20分ほどで着きました。(10:45)
文太郎様に会えるかしら?
企画展は一階フロアの一部にひっそりと展示されているだけでした。もっと大掛かりかと思っていた。
文太郎の登山靴とピッケル。
飯盒と、登山した時に記念スタンプを押印した扇子。
(七年前に見た)自筆のメモや、さび付いたアイゼン、スキー板等は展示されておらず、寂しい気がしましたが、文太郎様に会えたというだけで十分満足できました。
寂しいと言えば、私達がゆっくり時間を過ごしている間に、一人も来館者がいなかったことです。
今日は平日ではあるのだけど。
第一目的が果たせたので、次は摩耶山まで歩くことに。
ビジターセンターの管理人さんに、行きかたを尋ねると「あの鉄塔が見えるのが摩耶山だから、その方向に向かっていけばよい」とのアバウトなお答え。
ならば、その通りに行きましょう。
穂高湖では子ども達が野外学習。(12:45)
水の温度を調べていました。
摩耶山へは殆ど水平か、緩やかな下りで、翌日行われる六甲縦走路の、ほんの一部を反対から歩くことになります。
摩耶山天上寺。
本日始めての登りは掬星台(きくせいだい)への階段。
明日の縦走のための準備でしょう、テントが張られています。(13:17)
ほーっ!
いい眺め!お天気もよく最高!!
「掬星台」とは、夜になると、無数の星を手で掬えるがごとく絶景が広がっているということから付いた名前です。
夜ではないけど、神戸市街が一望できる素晴らしい眺めです。
ロープウェイもありましたが、もう少し歩きたい気分です。
新神戸駅につながる天狗道を下ることにしました。
少し歩いて、左手に入ったところに摩耶山三角点。702m。(13:50)
掬星台が摩耶山の山頂と思っている人も多いようです。
下山は六甲縦走路を天狗道で布引貯水池~新神戸駅へと向かいます。しかし、しかし~~~。
ハーブ園・ロープウェイ乗り場の分岐まできたところで、時間は午後3時になっていました。
このまま新神戸まで歩いて下ったら、日が暮れてしまいそうです。九州よりも日没は早いしね。
地図を見ながら夫殿と相談。
ロープウェイに乗ろう!
10分ちょっと森の中をアップダウンして着いたところは~~!
裏門から入るとーー。
何とそこは別世界!
どういうことでしょ?
ついさっきまで森歩きをしていたのに。
登山道からいきなり、ここはどこ?
ヨーロッパ?
はたまた、ハウステンボス?
登山道とハーブ園が、たったの一歩で隣接していました。
恐るべし都会の山!恐るべし神戸!
鄙びた小さなハーブ園と、それに隣接するロープウェイ乗り場を想像していたら、とんでもないハイセンスな場所でした。
何か、落ち着かない……。
周りはお洒落な格好のカップルばかり。
汗じょろで、登山ザックに、山靴の私達には似つかわしくない場所でした。ギャハハー!
お土産店をのぞいても落ち着かないし、しゃれた店内でコーヒーを飲む気にもなれない。
美智子皇后陛下献花のスイセン。(ドライフラワーに加工されています)
阪神大震災からわずか半月後、被災地で両陛下が黙礼された後、皇后陛下はその場に膝まづいて瓦礫の上にそっと献花をされました。その花束は17輪の水仙の花。その日の朝、皇居の庭で皇后陛下自ら摘み取られたものでした。
休憩したら、ロープウェイで下りましょう。(15:30)
おーーー!!
これは素晴らしい!!
都会のビルの上を飛んでるみたい!!
高いところ苦手の私は緊張。夫殿は大喜びで動画撮り。
思いがけず大興奮!!楽しめました!
ロープウェイを降りて、三ノ宮駅まで歩いて、今日一日が終わりました。
ケーブルカーに乗って登り、下りはロープウェイに乗るという、何ともへなちょこ登山の摩耶山でした。
それでも、10kmくらいは歩いたかな。
都会の風景と山が隣り合わせている不思議な山域でした。
文太郎様にも会えてよかったです。
明日は六甲山最高峰へ!
加藤文太郎や植村直己が愛した六甲山地とはどんなところだろう?
行ってみたい。
夫殿と私の休みを合わせて、何とかざっとの計画を立てて始発の新幹線に乗り込みました。
新幹線の中で計画の練り直し。
新大阪駅からJR神戸線に乗り換えて、六甲道で下車。
今日の第一目的、六甲ビジターセンターに向かうことにした。
「六甲ビジターセンター」では「六甲山全山縦走の先人ー加藤文太郎の追憶」という企画展が行われています。
「孤高の人」加藤文太郎に会いたくて、七年前に兵庫県浜坂の「加藤文太郎記念館」まで行きました。
遺品の数々を見ることができたばかりでなく、結婚式当日に登って式に遅れたという観音山に登り、妻となる花子さんと初めて出会った宇津野神社も歩いて、二人のお墓にお参りもしました。(観音山・兵庫県美方郡)
その加藤文太郎に六甲でまた会える!
それは行かなくちゃです。
六甲道駅を出ると、目の前に六甲ケーブル下駅行きのバスが止まっている。
考える間もなく、ありがたい!と飛び乗る。
歩かずにバスに乗ってよかった、ケーブル駅までは結構距離があった。
ケーブル駅なので、当然ケーブルカーが目の前に!
乗りましょう!!
快適!
移る景色に興奮します。(10:00過ぎ)
降りたところが六甲山上駅で、ここからビジターセンターまでは徒歩で20分ほどで着きました。(10:45)
文太郎様に会えるかしら?
企画展は一階フロアの一部にひっそりと展示されているだけでした。もっと大掛かりかと思っていた。
文太郎の登山靴とピッケル。
飯盒と、登山した時に記念スタンプを押印した扇子。
(七年前に見た)自筆のメモや、さび付いたアイゼン、スキー板等は展示されておらず、寂しい気がしましたが、文太郎様に会えたというだけで十分満足できました。
寂しいと言えば、私達がゆっくり時間を過ごしている間に、一人も来館者がいなかったことです。
今日は平日ではあるのだけど。
第一目的が果たせたので、次は摩耶山まで歩くことに。
ビジターセンターの管理人さんに、行きかたを尋ねると「あの鉄塔が見えるのが摩耶山だから、その方向に向かっていけばよい」とのアバウトなお答え。
ならば、その通りに行きましょう。
穂高湖では子ども達が野外学習。(12:45)
水の温度を調べていました。
摩耶山へは殆ど水平か、緩やかな下りで、翌日行われる六甲縦走路の、ほんの一部を反対から歩くことになります。
摩耶山天上寺。
本日始めての登りは掬星台(きくせいだい)への階段。
明日の縦走のための準備でしょう、テントが張られています。(13:17)
ほーっ!
いい眺め!お天気もよく最高!!
「掬星台」とは、夜になると、無数の星を手で掬えるがごとく絶景が広がっているということから付いた名前です。
夜ではないけど、神戸市街が一望できる素晴らしい眺めです。
ロープウェイもありましたが、もう少し歩きたい気分です。
新神戸駅につながる天狗道を下ることにしました。
少し歩いて、左手に入ったところに摩耶山三角点。702m。(13:50)
掬星台が摩耶山の山頂と思っている人も多いようです。
下山は六甲縦走路を天狗道で布引貯水池~新神戸駅へと向かいます。しかし、しかし~~~。
ハーブ園・ロープウェイ乗り場の分岐まできたところで、時間は午後3時になっていました。
このまま新神戸まで歩いて下ったら、日が暮れてしまいそうです。九州よりも日没は早いしね。
地図を見ながら夫殿と相談。
ロープウェイに乗ろう!
10分ちょっと森の中をアップダウンして着いたところは~~!
裏門から入るとーー。
何とそこは別世界!
どういうことでしょ?
ついさっきまで森歩きをしていたのに。
登山道からいきなり、ここはどこ?
ヨーロッパ?
はたまた、ハウステンボス?
登山道とハーブ園が、たったの一歩で隣接していました。
恐るべし都会の山!恐るべし神戸!
鄙びた小さなハーブ園と、それに隣接するロープウェイ乗り場を想像していたら、とんでもないハイセンスな場所でした。
何か、落ち着かない……。
周りはお洒落な格好のカップルばかり。
汗じょろで、登山ザックに、山靴の私達には似つかわしくない場所でした。ギャハハー!
お土産店をのぞいても落ち着かないし、しゃれた店内でコーヒーを飲む気にもなれない。
美智子皇后陛下献花のスイセン。(ドライフラワーに加工されています)
阪神大震災からわずか半月後、被災地で両陛下が黙礼された後、皇后陛下はその場に膝まづいて瓦礫の上にそっと献花をされました。その花束は17輪の水仙の花。その日の朝、皇居の庭で皇后陛下自ら摘み取られたものでした。
休憩したら、ロープウェイで下りましょう。(15:30)
おーーー!!
これは素晴らしい!!
都会のビルの上を飛んでるみたい!!
高いところ苦手の私は緊張。夫殿は大喜びで動画撮り。
思いがけず大興奮!!楽しめました!
ロープウェイを降りて、三ノ宮駅まで歩いて、今日一日が終わりました。
ケーブルカーに乗って登り、下りはロープウェイに乗るという、何ともへなちょこ登山の摩耶山でした。
それでも、10kmくらいは歩いたかな。
都会の風景と山が隣り合わせている不思議な山域でした。
文太郎様にも会えてよかったです。
明日は六甲山最高峰へ!