2015年2月15日(日) 女岳1425m
昨日は三俣山、今日は張り切って涌蓋山に登るつもりでした。
そう、登るつもりだったのですが…
クスン、クスン、涌蓋山には届きませんでした。
宿から朝焼けを眺め、イカルの愛らしいさえずりを聞き、朝一番の贅沢気分です。、
以前より涌蓋山には宿からの近道があり、2時間かせいぜい2時半で登れると聞いていました。
それで今日は道を教えてもらって涌蓋山に登ろうと思ったのです。
「迷うことはありませんよ。難しいところはありませんし、道なりに行けばいいのですから。疥癬湯からのコースに出合えば涌蓋山が見えてきますからね。」
そう聞いて、テンションも上がってきました。、
車を置かせていただき、宿から歩いて元気いっぱいのスタートです。
下山したらお風呂も自由にどうぞと言っていただきました。
登山者はあまり利用しない道のようです。9時17分。
しばらくアスファルトの道ですが、あまり使われていないようです。
荒れている~~
今日も楽しくなりそうね~とか言いながら足を進めるのですが…
ちょっとさみしい雰囲気です。
深い森に包まれて静まり返っています。
あれ?
おかしいな…道がないよ…
夫殿がGPSを確かめます。
外れてる…
上のほうでキュィーと鹿の鳴く声が聞こえました。
鹿の足跡はあっても、人の足跡はありません。
少し冷えてくるような気もします。
このまま進んでも大丈夫なのかしら?
宿の方から道なりに~とは聞いてはいたものの、雪で道がどれやらわからなくなっていました。
テープやケルンもありません。
こんな時、GPSがあるととても便利で心強いのですね。
短い距離でしたが、鹿の足跡を踏みながら、雪の斜面をトラバースして尾根道に上がりました。
無事です!!
それから30分あまりGPSとにらめっこしながら進みました。
森を抜け出て疥癬湯からのコースに出合うとホッとしました。10時42分。
フルーツグミを食べて、ちょっと休憩です。
さあ、行かなくちゃ!涌蓋山も見えてきました。
枯れた草原の中をぐんぐん進むだけです。
でも、長いなあ~~、遠いなあ~~、
行けども、行けども…
女岳、涌蓋山♪、女岳、涌蓋山♪、とつぶやきながら歩を進めますが、どちらもなかなか近づいてきません。
気持ちは落ちることなく、元気もあるのですが、
空は薄曇りとなり、一目山、ミソコブシはかすんできました。
涌蓋越に着きました。11時40分。
この辺りから私の足がノロくなって、何度も立ち止まり休憩をするようになりました。
まだ来ないのかなーと、夫殿が待っています。
やっとやっと女岳に到着です。12時15分。
涌蓋山はもう目の前です!
あれ、おかしいな。なんだか私の元気がありません。
疲れちゃったよー。すぐそこなのにー。
とうとう夫殿が言いました。
「今日はここまでにしよう。この分じゃあ、涌蓋山まで登って降りて1時間以上かかるよ。」
お昼もまだだしー。」
そのとおりです。
「今日はここまで」の言葉を聞くと、いつもなら帰りたくない病が始まる私ですが、
「うんうん、そうしようね。遅くてごめんね。」
と力なく素直です。
夫殿一人ならさっさと涌蓋山を登って下りてこれたでしょうに。
それで涌蓋山に続く尾根の真ん中まで行き、そこからの眺めをたっぷりと目の中に吸い込んできました。
女岳まで戻って腰を降ろし、宿で作っていただいたおにぎりを食べました。
雄大な景色を眺めながらの極上ランチです!
帰りは迷うこともなく、ゆっくりゆっくり下りました。
今日はたくさんのことを学びました。
これっぽっちも山を侮ってはいけないこと。
コースの下調べなど地図もよく見て、事前の準備はしっかりすること。
無理をしないこと。調子に乗りすぎないこと、、ん?誰か笑いました?
宿に帰ると、マンサクの花がにっこり「おかえりなさい」と言ってくれました。3時10分。
やっぱりやっぱり楽しかったです。
山はいいなあ!!
今日の軌跡
昨日は三俣山、今日は張り切って涌蓋山に登るつもりでした。
そう、登るつもりだったのですが…
クスン、クスン、涌蓋山には届きませんでした。
宿から朝焼けを眺め、イカルの愛らしいさえずりを聞き、朝一番の贅沢気分です。、
以前より涌蓋山には宿からの近道があり、2時間かせいぜい2時半で登れると聞いていました。
それで今日は道を教えてもらって涌蓋山に登ろうと思ったのです。
「迷うことはありませんよ。難しいところはありませんし、道なりに行けばいいのですから。疥癬湯からのコースに出合えば涌蓋山が見えてきますからね。」
そう聞いて、テンションも上がってきました。、
車を置かせていただき、宿から歩いて元気いっぱいのスタートです。
下山したらお風呂も自由にどうぞと言っていただきました。
登山者はあまり利用しない道のようです。9時17分。
しばらくアスファルトの道ですが、あまり使われていないようです。
荒れている~~
今日も楽しくなりそうね~とか言いながら足を進めるのですが…
ちょっとさみしい雰囲気です。
深い森に包まれて静まり返っています。
あれ?
おかしいな…道がないよ…
夫殿がGPSを確かめます。
外れてる…
上のほうでキュィーと鹿の鳴く声が聞こえました。
鹿の足跡はあっても、人の足跡はありません。
少し冷えてくるような気もします。
このまま進んでも大丈夫なのかしら?
宿の方から道なりに~とは聞いてはいたものの、雪で道がどれやらわからなくなっていました。
テープやケルンもありません。
こんな時、GPSがあるととても便利で心強いのですね。
短い距離でしたが、鹿の足跡を踏みながら、雪の斜面をトラバースして尾根道に上がりました。
無事です!!
それから30分あまりGPSとにらめっこしながら進みました。
森を抜け出て疥癬湯からのコースに出合うとホッとしました。10時42分。
フルーツグミを食べて、ちょっと休憩です。
さあ、行かなくちゃ!涌蓋山も見えてきました。
枯れた草原の中をぐんぐん進むだけです。
でも、長いなあ~~、遠いなあ~~、
行けども、行けども…
女岳、涌蓋山♪、女岳、涌蓋山♪、とつぶやきながら歩を進めますが、どちらもなかなか近づいてきません。
気持ちは落ちることなく、元気もあるのですが、
空は薄曇りとなり、一目山、ミソコブシはかすんできました。
涌蓋越に着きました。11時40分。
この辺りから私の足がノロくなって、何度も立ち止まり休憩をするようになりました。
まだ来ないのかなーと、夫殿が待っています。
やっとやっと女岳に到着です。12時15分。
涌蓋山はもう目の前です!
あれ、おかしいな。なんだか私の元気がありません。
疲れちゃったよー。すぐそこなのにー。
とうとう夫殿が言いました。
「今日はここまでにしよう。この分じゃあ、涌蓋山まで登って降りて1時間以上かかるよ。」
お昼もまだだしー。」
そのとおりです。
「今日はここまで」の言葉を聞くと、いつもなら帰りたくない病が始まる私ですが、
「うんうん、そうしようね。遅くてごめんね。」
と力なく素直です。
夫殿一人ならさっさと涌蓋山を登って下りてこれたでしょうに。
それで涌蓋山に続く尾根の真ん中まで行き、そこからの眺めをたっぷりと目の中に吸い込んできました。
女岳まで戻って腰を降ろし、宿で作っていただいたおにぎりを食べました。
雄大な景色を眺めながらの極上ランチです!
帰りは迷うこともなく、ゆっくりゆっくり下りました。
今日はたくさんのことを学びました。
これっぽっちも山を侮ってはいけないこと。
コースの下調べなど地図もよく見て、事前の準備はしっかりすること。
無理をしないこと。調子に乗りすぎないこと、、ん?誰か笑いました?
宿に帰ると、マンサクの花がにっこり「おかえりなさい」と言ってくれました。3時10分。
やっぱりやっぱり楽しかったです。
山はいいなあ!!
今日の軌跡
前日の疲れが残っていたのか、雪や慣れない道に緊張して疲れたのか、目指す頂が思いのほか遠くて精神的に弱くなったのか…残念でしたがこういうときもあるさと切り替えるしかないですね(`・ω・´)
行きたいけどきつくて足が進まないってもどかしいですよね。
GoogleMAPで見ると、杉林までは道がしっかり見えるのに、中に入ると突然なくなってるような感じでした。
雪で分かりづらくなっていたんでしょうね(´・ω・`)
最後に、マンサクが咲いていたのにびっくり。
3月に行こうとしてましたが、今年はもしかして早い!?
なんだか、ほろり~~(^^)
安心して気持ちもすっきりしました!
こんな時もあるのですね。そう思うことにします。(^^)
GoogleMAPで見る!←おもしろいですね!
マンサクがたくさん花をつけていたので、私もびっくりでしたが、今年は暖かいのでしょうか。
これからは山の花便りに心がそわそわしてしまいそうです。
ちなみに地形図を確認すると道路っぽいのが続いてるようですが誰も使わず荒れ放題になってるのでしょうね・・・
登山の後、自分の足取りをこんな風に見てみるのも面白いのだなあと知りました。(^^)
いろいろ目から鱗です。(^^)
そして、やっぱり山登りはいいですね!
ひょえーーーー
と。
前日の記事の光景はそんな感じの雪山でした。
べっせかい。
すごい。こんな光景を見てるんやぁ。
今日のは、、、
無理せんのよ。
と。思いました。
ご心配をおかけしました。
もう元気!今げんき!
また楽しく登りたい!
無理しないよー。
疥癬湯からは登ったことがあるのですが、このコースは知りませんでした。
涌蓋山は草原歩きが楽しく、花の種類も多いので春秋には何度か行ったことがあります。
女岳まで林を抜けて登っていく所は案外きつくて、涌蓋山山頂直下の急登よりもつらかった思い出があります。
山歩きを鍛えるのに一番良い方法は、山歩きだそうです。
私も、山歩きを始めてからひざの故障、手術を経験しそれでも山を歩いてきました。
やはり好きこそものの… なのでしょうね^^;
失敗やツライ思い出ほど、後から振り返ると楽しいものです。一つ一つ楽しんでいきましょう。ヽ(^。^)ノ
落ち着いた気持ちになりました。(^^)
山歩きを鍛える一番の方法は山歩きなのですね。それは体力的にも精神的にも頷けます。
楽しいことやちょっときついことも一つ一つ経験して、少しでも成長していきたいと思います。
ポンちゃんさんは本当に山がお好きなのですね。
膝の故障、手術を乗り越えてなお、楽しく山に登っていらっしゃるのですね。
凄いなあー!
見習いたいです。
目的の涌蓋山まで行けず残念でしょうが、引き返す判断(勇気)は大事ですね。
ハッキリしない登山道で、急に形跡が無くなると一気に不安が押し寄せる経験は何度もあります。
マンサクが満開ですね!
英彦山は未だ蕾なのに・・・。
登山をしていると、嬉しい楽しいばかりでなく不安だったり、ドキドキヒヤッとすることもあります。全て自己責任なので、気をつけなくてはいけませんね。
気をつけながらまた楽しみたいてす。(^^)、