2020年11月14日(土)晴れ
二年前から春と秋は往還倶楽部で一泊二日のキャンプ山行をしています。
今年の春はコロナ自粛のため、遠出が出来なかったので、今回をとても楽しみにしていました。
お天気もよし!準備万端、体調も万全!
よし、行くぞ!
一日目は高千穂町西臼杵郡奥鶴集落から国見岳。
二日目は越敷岳~千間平~筒が岳。
優しい親分二人はH氏とS氏。そしてmikiさん、リーダー研修中のNさんと私達の6名です。
11/14(土)国見岳へ
車一台を三秀台にデポした後、奥鶴集落からスタートです。11:00
国見岳という名前の山は各地にありますが、今日の国見岳に登る人はあまりいないらしい。
計画書と共に「道はありません。殆ど藪漕ぎですが、稜線歩きなので迷うことはないです」とメールをいただいていました。
えーー?どんな歩きになるのでしょう。(^^;)
簡易ハーネス用のスリングと環付カラビナ、ヌンチャク2本も準備しました。
測量されている方に断りを言って、フェンスを開けて入り元通りに閉めます。
「はあ?これを登るんですか?」って笑われましたけど。
何といえばいいか~、
ド藪に突っ込んでいきます。
スズタケの藪を過ぎて、山に入ると期待に胸が膨らみます。
今度は紅葉に突っ込んでいくようですね。
キラキラ燃えるよう!
思いがけず葉っぱの発見!
元気が出ました。
カサカサの落ち葉は意外と滑りやすいので、気をつけました。
うわあーー!とても綺麗です!
「頭を上げて、見て!」
そう言われてやっと一息付けました。
いい雰囲気。
深呼吸しまーーす!
頭の上におっかぶりそうな大きな岩も出てきました。
急登も続きます。
登り始めて1時間20分経った頃、大きな山が目の前に見えてきました。
あー、やっとここまで来たのか。
あれですか?国見岳の山頂は?
「いや、あれを越えて、もう二つ越えていくよ。見えないけどね」
へ? ん? 何ですと?
確か、ピークは既に二つ踏んだのに…。まだまだ先ですか。
岩も出てくるし…
落ち葉に埋もれていますが、急な下りが出てきました。
手がかりが無いし、足を滑らすと落っこちます。
ここはサポートしてもらいながら、ロープにカラビナ掛けて下りました。
前より少しは上手くなったかな?
その後も危ないトラバースや、足の置き場がない下りはロープでサポートしてもらいました。
行動食を取った時、向こうに阿蘇が見えました。12:47
いや、ちらっと見ただけで、私はハーハー言ってただけですが。
さらに、さらに、
続く直登の急登に喘ぎます。
何時間歩いても、目の前にあるのは急登ばかり。
もうキツイよ。山頂はまだか。
あ、もう少しかな。
空が近くなった気がする。
国見岳山頂まであと10m…。
でも、足が前に出ない。
みんなが「がんばれー!」と応援してくれるけど、へとへと。
イエーイ!!
やっと着きました。頑張りました。16:02
後はもう下るだけ。
やはり激下りの藪漕ぎですが、もう登らなくていいのです。
さらに、この美しい景色!
救われます。
元気回復して、林道まで下りてきました。
身体が楽になり、ウィニングロードを歩いているような晴れ晴れとした気分になりました。
三秀台では車が待っていました。17:04
ホッ。
計画では4時間の山行でしたが、6時間かかってしまいました。
私の山行史上、最高にきつい歩きでしたが、おかげで少しは強くなれたかな。
登山口まで車を取りにいってもらい、宿営地まで移動してキャンプです。
ビールも豚汁も、美味しかったねー。
灯りと温かさが嬉しい。夜は冷えます。
持参した小さなストーブは下に灰を落とさないので、好評でした。
火を落として、真っ暗な空を見上げると星がよく見えました。
明日は越敷岳~千間平~筒ケ岳に登ります。
また、どうなることやら~。