まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

山古志・鶴岡・村上

2010-11-16 11:33:30 | 建築まち巡り近畿 Osaka, Kansai

集合住宅研究会の研修旅行に参加させてもらう機会に恵まれました(2010.11.11から11.13)。

集合住宅研究会は集合住宅を設計している首都圏の事務所の研究会です。

まず長岡市の山古志。2004年の地震から見事に復興しつつあります。陣頭指揮に立たれた斉藤支所長です。大変な苦労があったと思います。右にいらっしゃるのは地域にふさわしい住宅のありようを求めて地元の皆さん、大工さんたちと一緒に活動されてきた武田さん。

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悲惨な傷跡も残っています。

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しかし、すばらしい公営住宅も見せてもらいました。これからの地域住宅のモデルにもなるものです。住民の人たちが地元の大工さんたちの作ってきた住宅を見直すきっかけにもなったようです。

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もと町長の長島さんのうちの農家レストランも武田さんたちの設計です。

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長岡造形大の後藤先生と名誉教授の平井先生にもお久しぶりにお会いしました。

後藤さん設計の山の学校も使ってみたくなる気持ちいい建物です。

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ガラスワーク山本さんの個展

2008-08-30 23:08:22 | 建築まち巡り近畿 Osaka, Kansai

●先輩建築家山本圭介さんの奥様幸子さんの個展「山本幸子-ガラスと遊ぶ-」を楽しんできました。山本さんはガラスを小さくきったチップを平面ガラスに貼り付け、きらきらと不思議に輝く造形をつくり出す方です。二子玉川高島屋の外光のたくさん入るルーフギャラリーの中でガラスワークが楽しそうに輝いていました。

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●また、会場ではワークショップも開かれていました。子供たちが集まって、小さくきらきらと輝く面白い素材と格闘しています。山本さんも 生き生きとして駆け回り、大変楽しそうでした。

●玉川高島屋は屋上を庭園としてうまく活用しています。屋上から見える国分寺崖線の緑がどんどんなくなっていく中で、高島屋という巨大な人工の小山が緑に覆われていることがせめてもの救いです。屋上庭園を望みながら例によってビールをいただきました。ご馳走様でした。

 

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高谷時彦記 Tokihiko Takatani


ミッドタウン空中テラス

2008-08-24 00:30:34 | 建築まち巡り近畿 Osaka, Kansai

●六本木東京ミッドタウンのサントリー美術館に行きました。小袖‐江戸のオートクチュール‐という展示ではきらびやかでそして粋な文様の数々が楽しめます。帰りがけに同じ階にあるIDEEのショールームにあるルーフテラスのカフェに立ち寄りました。

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●このルーフテラスは3階の屋上にあり買い物帰りの多くの人たちが飲んだり食べたりしながら会話を楽しんでいます。見下ろすと広場にもオープンカフェがありビールなどを飲む人の姿が見えます。お互いの姿を見ながらとくに話しかけるでもない、しかし一つの空間体験を共有している。あるいは一つの公共的な空間に共に在るという感覚を共有しているように感じられます。1階の広場と3階の広場を一体的に大きなガラスシェルターで覆っていることが、この感覚を強化しているように思われました。しかし残念なのは、シェルターを構成する構造要素が美しさとはかなり遠いところにあるということでした。

 

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