しばらくぶりに渋谷・イメージフォーラムで映画。ちょっと遅い時間からの開始だったので平日でも見ることができました。
64席のいいスケールのシアター。
東日本大震災で多くの生徒や教師がなくなった石巻の大川小学校。佐藤そのみ監督がドキュメンタリー風に「その後」を描きます。抑揚のないタッチが、新人とは思えない濃密な空気感に満ちた時間の流れを描きだします。終わった後のトークで、アランレネやアンジェイワイダが好きだとおっしゃっていたので何か納得したような気分に。トークショーの相手は脚本家の港岳彦さん。
港さんの「時々は古典に返るんです。シェイクスピアやソフォクレス・・」という言葉に思わず頷いていました。
終わって外に出ると、多くの人が映画の余韻を楽しんでいます。この風景いいですね。設計者が工夫して生み出した、ほんの小さな庇下スペースが、こういうシーンを呼び起こしたのかもしれません(そう思いたいものです)。中にフリーのスペースがあればいいのでしょうが、まあみちだって、広場のようなものだと思います。
トークショウが終わったのは、結構遅い時間でした。渋谷のあの錯綜したスカイウエーやデッキだけは歩きたくないので、地上部分を選んで井の頭線に急ぎました。無理やり、デッキにあげられて、(歩くのではなく)動かされるのは御免ですね。
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