藤沢周平記念館の工事は着々と進んでいます。
今日は鉄骨の建て方です。最頂部まで全体の姿が分かるようになりました。この段階になると本当にこの形で良かったのか、もっと他の選択肢はなかったのか、いつも自問してしまいます。設計者の業でしょうか。
夜は研究室の皆さんと内川プロジェクトⅡ(明治の芝居小屋から)とまちづくり会議in鶴岡の打ち上げをやりました。しかし飲んでもみんなの話は鶴岡のまちををどうして行くのかという話題に戻ります。鶴岡の場合、経済合理性だけではみんなはついてこないし、それはそれで鶴岡らしいまちづくりの契機となるだろう。しかし一方では、自分の商売、自分の土地にこだわるだけではなく、その土地のポテンシャルをどう生かすのかという視点も併せ持つことが不可欠だろう・・・・・・。そんな話をしました。それから都市デザイン会議(JUDI)の皆さんから来ていた鶴岡に対する提言なども外からの客観的な意見としてありがたく受け止め、市や市民の皆さんとの議題にしていきたいと思っています。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani