地方都市の中心部が元気をなくしています。松本市においても、中心部からパルコやヨーカドー、地元デパートなどが撤退するというニュースが聞こえてきます。私の中では、松本は元気な若い人たちが頑張ってユニークなお店をやっていたり、面白いまち並もあり、中心部に活力がある・・・というイメージでしたが、実際はどうなんでしょうか。まずはみてみようと思い、先週末、あずさ号に飛び乗りました。
まちを見るのが主目的ですが、いい建築との出会いがありました。
信濃毎日のメディアガーデン。伊東豊雄さんの設計です。まちの中に小さな広場を取り、広場に面して市民が自由に使えるホール(もし論新聞が読めます)を面させています。
外壁のルーバーは伊東さんの師匠の菊竹清訓先生の出雲大社を思い出させます。
中から見ると、外光を適度に遮りながら、外も見えるように考えられていることが分かります。
2階に上ると、この建物が大通りのアイストップになっていることが分かります。
もう一つ伊東さんの作品がありました。市民芸術館。小沢征爾さんのホールですね。
2階ホワイエへの導入の仕方が気持ちいいですね。素直で、ダイナミックで、エレガントです。
エントランスをみかえします。柱がきわめて細い!
ホールの中には入れないので、早々にまちに出ます。
松本は東京と同じように暑かったですが、空気がさわやかで、湿気もないんでしょうか、歩きやすいまちでした。
建築・都市デザイン
TAKATANI Tokihiko
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