今井を見ないといけない、早く見たいと思っていましたが、ようやく訪れることができました。
都市環境デザイン会議の総会が奈良であったため、最後のエクスカーションの日に、単独行動させてもらいました。
ここの町屋は比較的間口が広く、2列6間が基本形になっています。通り土間も広いものが多いようです。中のまの奥側が納戸になっています。
中庭を挟んで蔵があります。中には蔵に前座敷が付いているものもあります(下写真)。正面が蔵の入り口、右側が床の間。天井の竿ぶちの方向性をみると蔵方向を上位の格においていることがわかります。
今西家には急遽電話をして見学させてもらいました。伊藤ていじ先生が「発見」してくれたから今に残っている・・・。先生は国宝にしたいとずっと思っておられた・・・・・・。おうちの方のお話をうかがっていると、伊藤先生との信頼関係がこの町の保存に大きく貢献していることがよく実感できました。
今更ながら伊藤ていじ先生の偉大さ、そして気さくにお話ししていただきた事を思い起こしました。