いつもお世話になっている構造設計のFさんのお誘いで、三井所清典先生の講演会へ。場所は新宿工学院大学、後藤先生の研究室主催です。
後藤先生は理事長というお忙しい立場に在りながら、ご自身が求める建築のためには労を惜しんでおられないようです。頭が下がります。今週末には、私が関係している東北公益文科大大学院のある鶴岡でのシルクロードミーティング鶴岡大会にも来てくださいます。OBを含め研究室一同、いろいろなお話を聞けることを楽しみにしております。
三井所先生のお話は3回シリーズの第1回。「地域住宅とまちづくりの思想と実践」というタイトルで有田での建築、まち並づくりから始まり、山古志や東日本での復興住宅に至るまでを時系列上で順々に聞くことができました。その一連の取り組みの中で「生業の生態系の保存」という概念を提唱されています。お話を伺うと有田の時から、まちの人に加え、地元の設計事務所や大工さん、工務店の人々との息の長い交流を続けておられることが分かります。地元の職人さんが人と人、また人と地域産材、コミュニティとコミュニティなどのつながりやネットワークなどを活かしながら、持続可能なまちづくりに取り組んでいることがよくわかりました。
なかなかできるものではありません。
次回も聞きに行きたいものです。
Professor Mi'isho's lecture was wonderful one. I have learned much from him.
高谷時彦 建築・都市デザイン
設計計画高谷時彦事務所
東北公益文科大学大学院
Tokihiko Takatani Architect/Professor
Tokihiko Takatani & Associates
Graduate School of Tohoku Koeki University