山岳都市というとイタリアを思い浮かべます。坂道や崖線に並ぶ石造りの建築群。都市は、人々の営みが集積する文化的な所産・・・時間が作る芸術作品・・・という感慨を覚えたことを思い出します。ペルージアやウルビノ・・・。
しかし、日本にも実に美しい山岳集落があります。最近訪れるようになった高知県本山町。石積みの美しい山岳集落です。今日の打ち合わせが終わった後、ふと見上げた階段にひかれて少し登ってみます。桜もきれいです。
こんなのぼり道があります。小さな祠もあります。日本の場合は、植栽も組み込まれた柔らかな風景になっています。人のたゆまぬ手が作り出す風景です。
水路の何気ないコンクリートの手すりもいいですね。
緩やかに湾曲する擁壁もうまく風景に収まっています。
石石垣の上の立派な民家。今度じっくり見学したいものです。中門づくり?なんという形式でしょうか?
帰りがけには石積みの上の何か典型的な農家の春!
絵になりすぎています。
I love the beauty of historic hill towns in Italy. I realise that an urban form is an elaborate work of citizens for many many years.
I found Motoyama- Cho is also a very beautiful hill town. I'm happy to have a chance to visit this historic hill town with elaborate stone walls.
高谷時彦 建築/都市デザイン
Tokihiko Takatani architect/urban design
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます