2/2(火) 今日は124年ぶりの節分だとのこと。かつて、節分の2月3日と2日はもっと頻回にあると思っていた。恥ずかしながら・・・。
それが、今年が124年ぶりとは!お釈迦様しか知らねえんじゃないか?。
節分と云えば?、なんと吾が両親の結婚記念日なのだ。どうだ!。とはいいながら、124年前の今日じゃないさ、勿論。
だが私が子供頃に、恵方巻なんて食べなかったよ。貧乏だったこともあるし、そんな古い慣わしは知らなかったし。だから、恵方巻なんか食べたいと思わないし、ましてや恵方を向いて太巻きをかぶりつくなんて品のないことはしたくないじゃない?。
そんな今日、朝食を摂っていると従姉の勝っちゃんから電話が入った。「按摩の予約をしたんで行ける用なら乗せて行ってもらえる?」とのことだった。
いいとも、暇な俺だよと。九時半に車を出して隣町の鍼灸院まで行った。途中にあるコインランドリーに寄って自分のシーツなどを放り込んだ。こうして置けば帰りに洗濯が出来ている。
一時間後に鍼灸院の前で待つも一向に出てこない。タバコを三本吸い、車から出て体操の真似事をしながら三十分。「全身のマッサージを頼んじゃぁたがを忘れちょった」、ごめんゴメンと出てきた姿は、随分と元気になっていた。
帰ってから暫くしてから、勝っちゃんが「食べてやぁ~」と恵方巻を持ってきた。「そんなもんは喰わん云うたろが!」と言ったが、置いていった次第である。
こうなりゃ喰うしかないが、少しあれば充分である。勝っちゃんに感謝しながらも、大半は妹にお裾分けした。
今日の夕食の準場は超早くからで、四時から始めて「クリームシチュー」「鶏の親子煮」に、小鉢は湯豆腐・ほうれん草お浸し・納豆。自家製の糠漬け、ず~っと残りつづけた里芋煮。
ジョニ黒のハイボールを飲みながら早い夕餉をしていると、従兄の倅が酒を持ってきたのだ。それも原酒だ、アルコール度数は65°のホンマモンや。
折角なので一二杯飲んだら、美味い!。コクがあり香り良し、旨味申し分なし。されど、美味いといってグラスを過ごしすぎてはいかん。酔うぜよ!。
アルコール度数の高い酒は美味い。が、白酒(パイちゅう)・マオタイ酒やアブサン・ウオッカのような酒と違い、日本酒には旨味があるのだ。
町から戻って家の整理を始めるにあたって三階と呼ぶ部屋にいって山積みになっている写真のパネルなどをチェックした。両親のイベント、ダイヤモンド婚を町の文化会館でした時に飾った品々である。
父の剣道関係や書、特攻出撃前日の飛行服姿の雄姿。母のお花や遥か昔の教員時代(戦中・戦後すぐ)の写真、私達子供の写真まである。この大半を処分することになろう。が、難しくもあり忍び難くもあるのだ。
今亡きf両親の記録、さりとて残しても仕方ない。後々の人が困るであろうから・・・。何も残さない、そんな生き方がベストかもしれない。思い出や歴史は、己の内に秘めて消えて行くが・・・。