10/26(月) 三題話のような表題になってしまったが、これが週末の出来事である。先ずは土曜日、横浜市の農園で野菜作りに励んでいる先輩に取材をお願いしてあった。情報誌のOB対談であるが、仮のテーマは「育てる喜び、食べる楽しみ」としておいた。
土曜日の朝、横浜市のJR中山駅から2~3km離れた処にある山下農園に向かった。農園での作業は八時半頃から始まっているようだが、遠方からのスタッフやカメラマンなどがいるので、我らの農園着は九時半頃と云うことでお願いしてあった。JR横浜線が事故でダイヤが乱れていたが、なんとか予定時間に到着した。
空はあくまでも青く、空気清浄。気温の方も徐々に上がり、農園に着くと汗ばむほどになっていた。この気温上昇が大敵よ!キャップを被って出掛けようと思ったが、このスタイルでボートレース場に行くと予想屋にピッタシだと言われている。農場で予想屋に間違われるのは、会社と情報誌の品位を疑われる。それに取材をお願いした先輩のMASUDAさんに申し訳が立たない・・・。
そんなことで、帽子を被らずに出向いたのだが、これが大失敗。暑い、暑い、おまけにこっちは二日酔いだった。前夜、会社でベッタラ市の後夜祭と称して、残り物で鍋や栗ご飯(栗は三越で買ってきたが、高かった。然し旨かった)を炊いて、スタッフと一杯やった。それから、「ローカーボ」「セイジュ」「ちょっぷく」と廻り、帰還は25時であったのだ。
暑さと前夜の酒精で、グッタリだがそんな顔を見せる分けにもいかん。それでも不調は不調、今一つ覇気のない姿をさらしてしまった。が、農園での取材は、先輩の過分なる気遣いで円滑に進んだ。お伺いした山下農園は、横浜市の施策に協賛した農家が「農業指導」する市民参加型の農園。毎年参加者を募集して、凡そ一年に渡り農業体験・指導を受ける形式。
MASUDA先輩は、この農園がスタートした十五年前からのメンバーであった。先輩からは飲み会の都度、農産物をお土産に頂戴してきたので、取材で農園を訪れるのが楽しみであった。農園のメンバーである同じ会社のOBと、先輩との対談スタイルの取材である。何からなにまで、先輩におんぶにだっこの段取りであった・・・・・。

千㎡ばかりの農園で、三十名程のメンバーが指導を受けながら、季節季節の野菜を栽培している。この日は茄子・ピーマンの撤去と、その後の土作りがメイン作業であったようだ。白菜・大根・レタスや春菊、ブロッコリなどが元気に育っている・・・・。
このスタイルの農園の良さは、農機具や種子・肥料などの一切を農園側が準備してくれること。そして農産物の作り方を指導してもらい、収穫物を手にすることが出来る。農家の先生がいるので、収穫が間違いない。
取材後、我等は山のように野菜を頂いた。この夜、鍋や煮物、サラダと早速に頂いたが、いや~美味かったよ
。新鮮な野菜の旨味を堪能させて頂いたのであった。
取材後、頂いた野菜を家に置いてシャワーを浴びた後、会社に出た。が、時は既に16時前になっていた。YOSHIOとAIBUNが作業中、取材で一緒だったFUJIKURAは、野菜をYOSHIOにお裾分けして帰る処であった。
六時過ぎ、YOSHIOを残して退社。真っ直ぐに「ちょっぷく」に向かった。土曜日、店はランチで仕舞う。その後は掃除など、助っ人隊のミムラッチがこの日もお手伝いをしていた。掃除が一段落した後は、競馬の予想しながらランチの残り菜で一献となる。
土曜日のこの時間に訪ねたのは二か月ぶりかな?日曜日の「菊花賞」の予想を聞きながら、先ずはビールとなった。そしてハイボール。
そのうちにスマホの映像を見ながら曲が流れだした。スピーカーに繋いで、愈々演歌タイムだ。YAMAちゃん店長の、マイクを握る手に力が入る・・・・。唄わないと言っていたミムラッチも声を出し始めた。貸切?の居酒屋演歌道場と化していた。
明日の菊花賞だ・・・、『早く買ってくれよ』と云うと、「未だ投票が始まっていない」とつれない。午後八時にならないと、ネットの受付が始まらないとのこと。こんなことを書くと、大枚を投じるように思えるが…、なんのことはない。総額千円だ!可愛いものさ。
土曜の夜はこうして更け行く。「明日は川崎のハーローインだけど、来ないかい?」と言うが、即座に断る。あの手の遊びの何処が面白いのか?オイラには理解ができない。
そして、翌日曜日。昼前にTVを点けると「東京ラーメンショウ」なる、全国のご当地ラーメンが出店しているイベントを公園で開催していると、その映像が流れた。これを見て、ちょっと心が動いたのである。駒沢公園では色んな催しがあるが、世界のビールや全国の丼、B級グルメ等と期待を裏切られている。こっちの要求レベルが高すぎるのか?
それは兎も角、昼まで腹も減っていた。一人じゃ面白くないので、長女とラーメン好きの孫”空”を誘ったら二つ返事が返ってきた。木枯らし一号の中、空の手を引いて駒沢公園に向かった・・・、処がこの五歳のお嬢は、ちっともじっとしてない。言うことを聞かないのだ。
公園に着くと丁度お昼時、並んでるね~。てんでに好みのラーメンの前で列をなしている。これじゃ食べるまでがてえへんだぜ・・・。娘を大分・臼杵ラーメンの列に並ばせ(比較的列が短いので)、チケットを買いに行く。全て850円で、チケット制なのだ。中には色んなトッピングで付加価値をつけて、売り上げ増を狙う店あり・・・・。
オイラは、宮崎の豚骨ラーメンの列に並ぶ。隣の越中・富山は白エビラーメンも美味そうだが、トッピングの白エビ天麩羅(500円)とあるのを見て『それじゃ日本蕎麦じゃねえか』と思ってしまった。あにはからんや、別器に入っていた。これにはちょっと心惹かれ、隣の店をジット見てしまう。
ラーメンをゲットしても、今度は座る場所を探してウロウロ・・・と、長女からの電話。しっかりと席を確保して、早や食べ始めていたのだ。
たった二種(三人でだョ)しか食べなかったが、お腹が満腹。まあ缶ビールは飲んだが。これ以上食べる気は起きなかった。大分対宮崎、軍配はどちらか?
好みの問題はあろうが、麺・スープ、濃くともに宮崎となった。
駒沢公園を後にした私とやんちゃなお嬢は、渋谷へ。ハローインでチョロチョロしているバカ面を見せてやろうかと思ったが、やんちゃぶりが手に余り、東横店で晩の菜(魚&肉)を贖って、早々に帰宅したのであった。
で、今朝の弁当となるが・・・・。シンプルですよ!

長女のは、豚丼風に。家人のご飯には「白エビ振り掛け(先週、富山空港で買ったやつ)」が・・・。菜の方は「オムレツ風」と「豚薄肉の焼肉」「三種茸のバター焼き&ピーマン添え」「茄子&厚揚げ煮」であるが、昨夜の菜、ブリ刺身の残りを一切れづつ塩焼きにして・・・・。