1/27(日) 日曜日の午後、学芸大学駅周辺の店や銀座を散策して調味料や食材を求めた。暇な男のやることと云えばそんなことしかない。イタリアンの食材と調味料が目的であった。銀座では、29日からの帰郷用に松屋にて寛永堂の菓子を送った。
デパ地下の食品売り場でチーズなどを見たが、地元の店の方が安いので戻ってから買うことにした。とは言いながらも、デパートの方が品が良さそうだったが。値段に負けるのは職なしオヤジとしては致し方なかろう。
銀座に出る前に、地元の店を廻って品揃えと値段をチェックして行くあたりはか、流石に貧乏オヤジである。
夕方に学芸大学に戻り、地元の店で品揃えをしてから帰宅。早速料理に掛かった。レシピ本を片手によたよたとである。時間がかかるねぇ~!。今夜の食事は一応、イタリアンである。
レシピ本の中から「アスパラガスのファルファッレ」と「鶏肉のソテー・ローマ風」と云うやつにした。ファルファツレのソースは、生クリーム・ブランデー・牛乳・ベーコン・アスパラみ黒胡椒・パセリ・その他とあり、結構に時間を要した。慣れぬ手順でやるものだからネ。最後に炒めたベーコンを載せるのです。
鶏肉のソテーは、パプリカ・ホールトマト・玉ねぎ・塩・白ワイン・オリーブオイルでソースと云うか煮込み、鶏肉に塩・黒胡椒を揉みこんで炒め焼き、ローズマリーとニンニクを刻んで香りづけ。トマトソースで煮込。大雑把に云えばこんなものだが、こんなことに時間と手間が掛かった。慣れぬということは、こういうことなんだと実感してしまった。これだけで、疲れた~、と云うお粗末でした。
味の方は、初めてのことにしては・・・良いんじゃない?かと思ったけど。然し、こんな調子で朝の弁当を用意してたんじゃ間に合わんね。調味料の使い方(初めてで、いちいち計量したから)、手順にとスピード、全く駄目だった。全て本で確認してのことだものと・・・。
鶏肉のトマトソース煮なんてのは何度も作ってるけど、何しろローマー風だからね。これはレシピに忠実にやってみた次第。確かに味の微妙な違いはあったようだ。盛り付けと食器を綺麗にしたら売り物になるかも?。明後日に帰省したら、従姉弟たちにこのレシピでご馳走するか・・・・。
食事の時のビールと、ワインが殊更に美味しゅうございました。冷凍のカツオ叩きは、いかさなかったネ。我が家の三人(義母と夫妻)では食べきれないので、長女の一家を呼んだ次第。レシピ本では、すべて二人分なんだけどね!。

で、明日の弁当にも一品ぐらい、イタリアの風を入れてみたいのだが・・・。処が、家人は研修に出るので「オムスビ」がいいとのこと。こうなると難しいね、一人分の料理だとイタリアン?と悩む次第です。
食材と調味料を十分に用意したが、見習い料理人が明後日から台所(キッチンがいいか)を留守にするのだ。調味料はいいとしても、あの食材は如何に!と、心配するのです。
昨夕は予定通りに中目黒「大樽」にて、郷里の会「黒潮会」に出席した。駅から近い目黒川沿いのこの店は大衆酒場ですが、目黒川の桜の時期は昼間から満席となる。この店で、USUI老を誘って昼間から何度飲んだことか。店のオーナーは同県人で、随分昔から知っている。安さと気安さから年に何度かお邪魔している店なのだ。
黒潮会と云うのは、高知出身がビジネスなどの交流と会員の親睦を図るための会。高齢になった先輩から、代わりに入ってくれとの要請があり断れなくて十年ほど前から参加している。田舎者の義理を果たすために。
「大樽」に一時間半ほど居り、次に向かったのは恵比寿の蕎麦店「初代」(しょだい)に向かった。佐賀出身の若手官僚とベンチャービジネスマン、転職を考えている外大出の空手マンの三人に、この店で合流するために。これまで預かっていた地球市民の会東京をバトンタッチをするためにである。
駒沢通に面し、恵比寿駅にほど近い「初代」は初めてだったが、店に入って驚いたのは壁際に添って一階から二階まで席待ちの客でビッシリだったこと。それも帰る時間まで続いていたのだから。
蕎麦も酒も良かった。然し、一番の人気メニューがなんと「カレーうどん」だと云う。いわゆるカレー色をしてなく、白い汁と云うよりスープであった。一口ご相伴したが、ほのかにカレーの香りが漂う上品な味、一番人気と云うのも頷けた。

行列の出来る店だけのことはあると感心した。それに客が若い、若い人ばかりと言えよう。日本酒を飲み、ハイボールを飲んであれこれ聞いているうちに、タイムオーバーとなった。
地球市民の会 東京の新体制の発足を、船出を記念したイベントとして、地球市民の会創立者である故・古賀武夫さんの生誕を祝う「武桜会」会が三月下旬に佐賀で開かれる。この会を3月31日に東京でやろうと云うことになっった。古賀さんの教え子である若い人たちに後を託した次第です。
余談ながら、彼らと初めて顔を合わせたのは、彼らが未だ学生の頃である。あれから十五年たち、皆さん立派になっている。