3/31(金) 令和4年度の終わりを翌日控えた昨日、妹の誕生日だった。前夜から準備をした赤飯を朝いちばんで蒸した。そして、目の前の妹宅に届けた。
昼前、畑に入れる肥料などの買い出しを終えてから、帰路に豆電球でコーヒーを飲み瀬音や小鳥の鳴き声をバックに桜花を愛でた。長閑な一日の始まりだ。
帰宅後、育苗した「トウモロコシ」を60本ほど植え付け、空いた畝を耕していると「夕食に来てよ」と、妹から誘われた。姪も来て誕生日のお祝いと云うことらしい。
17時45分畑遊びを切りあげ、シャワーを浴びてから18時35分歩いて十五歩の妹宅に行った。唐揚げや鮎甘露煮、煮物を等を頂ながらワイン&ビールでお祝いし、バースディケーキが出た。その頃から、家の裏でゴトゴトと妙な音がしている。
「猫でも来て悪さしてんじゃないか」等と言って気にも留めなかった。が、妙な物音は続いていた・・。
妹と姪が物音のする裏を見に行った・・・。なんと、後ろの建物が燃えている!火事だ!と判明した。後ろの建物とは2~3メートルしか離れておらず、大騒ぎとなったのは云うまでもない。
消防署に通報し、家の前にある消化ホースを取り出して消火栓に繋ぐも中々うまくはいかない。すぐ近所に消防署のOBがいるので呼んだ。近所の人が出てきて消火にあたったが・・・消えるはずなく火は燃え盛るばかり。隣町からの消防車はなかなか来ないのだ・・・。
屋根や壁などに水道の水を掛けながら、これが焼け石に水というやつか!、なんてことが思い浮かぶのは後々のことさ。
我が家と妹宅はメートルほどの川に向かう道を挟むが、その隣は従弟宅で両家が火元に隣接しているのだ。どっちにしても大事である。ほぼほゞ類焼は免れぬかと思ったが・・・。漸く消防車が到着するもホースを引く水源が・・・、川から引けと大声の指示が聞こえる。
火の粉が飛び、それが心配なったので燃えそうなものに水道水をホースで掛ける。最後は箒を持って廻りを歩いたが・・・、締まらない話である。隣近所に従姉弟が四軒、隣の叔父宅は空き家になっているのだ。
そんな騒ぎだったが、火元となった旧中山村役場(現在はJAが利用)は屋根と骨格だけは残ったが全焼の体である。出火原因は分からないが漏電の可能性もあるのじゃないか?。
類焼延焼がなくて良かったと云うしかない。23時半前に鎮火の広域放送が流れた・・・。然し、我らが一番先に気付くことになったのは不幸中の幸いであろう。猫がねぇ・・・、そういや江戸時代、火付けのことを猫といってなかったか?。
今朝はまだ、きな臭い匂いが漂っている・・・。