3/30(火)今日は黄砂が酷くて、一時陽ざしがあっただけで午後からは靄がかかったような一日になった。そんな天気にもめげず、タラの芽を探して山に入ることにした。
なんと言っても季節の、旬の恵みを堪能しなくては里山に暮らす意味がないではないか。と、云う次第で!。
黄砂なれど洗濯物を吊るし、昼前に出撃した。愛車は、母親が元気な頃に使っていた二十年落ちの軽乗用車であるが・・・。先ずは目に付けている山上に開けた草原?。
舗装道路が山道の途中まであるが、それから先は石ころが転がる山道になる。先日の豪雨で山道は一層荒れていた。それをものともせず、そろりそろりと登り到着。
長バサミに手袋、採取を入れるバスケットを手に茂みの中へと・・・。処が、なんと、目を付けてあったタラの木に新芽がないのだ。この場所は十数本のタラの木がある宝庫なのだが、手の早い奴がいるものだ。
それでも探し回って少しは採れた。高い木の上に残った新芽があるものの高すぎて鋏が届かぬ。道理で残っている訳だ。
石ころだらけの山道をゆっくりと下りながら、左右に目をやり獲物を探すが・・・。めぼしい戦果を得られぬままに山を下りた。
諦めきれぬままに麓の「豆電球」でコーヒーを飲んでひと休みし、店主と雑談。「ここは川沿いにあるからいいよね、この景色と川風は何物にも代えがたいよ」などと言いながら。
ひと休みして、今度は上流に向かう。途中にある何時もの竹林を覗くことにした。昨日、従姉の旦那が採ったと聞いていたので期待はしてないが筍を探してみようと。
期待していないながらも、見つけた!。それも四本ほど!。然し掘るのが途中で嫌になり「掘れぬなら途中でグサリだ覚悟せよ」と、根本まで掘り切れぬまま半端状態で採ったのである。
それから思いも新たにして、昨年タラの芽をゲットした場所へと森林軌道跡の狭い道を上流へと向かった。途中途中で車を止め、一つ二つと採るも僅かなものだ。
諦めちゃだめだと最後のポイントに至る。河原沿いに一本の木がありこの木は未だ採られてなかった。が、芽が小さい。小さな中から選んで少し採った。
これで今日の山菜取りは切り上げた。狭い道をゆっくりと走らせながら注意を払っていると前方頭上に発見!。中々の樹だ!。
止まって車外にでて確認したが・・・、木の場所が高すぎてとてもとても届かない。ここも諦めるしかなった。
こう云う処にしか残ってないのか!。そんなことを考えながら漠然と走っていると、突然車の横腹を擦るギィーと云う音がしたのだ。やっちまったか!。
確認すると、車の横腹に線が一本走っていた。この車も満身創痍になっちまった。USUI老や従姉に自分と、傷だらけの人生ならぬ車生である。お気の毒に!。
そんな今夕、「筍ご飯」と「タラの芽の天婦羅」だよと斜向かいに居る従姉に声を掛けて誘った。体調が悪い様子ながらも姿を見せた。
野菜の煮物や上記の菜、干物焼きに前記の菜で夕餉。体調が思わしくないと言っていた従姉が、ビールを飲み菜を口にしているうちに元気な声に変った。
ご飯は要らないとか言っていたが、炊き込みご飯を少しだすと「うまい」と云って平らげてくれた。まさに「命は食にあり」を目の当たりにする。
BLOGの写真がすぐにアップできない…何故だ!。他にも問題がある、なぜだ!。