Umi kakasi

自分が感じたことを思うままに表現してみたい。

土俵が泣いている

2011-02-09 15:13:48 | 日記
史上初の春場所開催中止を正式決定
日本相撲協会 放駒理事長が記者会見で
  
これまでの、長きに渡った、相撲の歴史において,最大の汚点を残す結果と
なりました。
膿を完全に出しきるまでは、おそらく、土俵の上で、相撲をお見せすることが
できないと考えております。厳しい表情で中止の至った経緯を説明されたが、
本場所の中止は1946年以来65年ぶりで、不祥事が理由で開催できないという事態は、
史上初めてで、大相撲の発展には多くのフアンの、信頼が大事ではないかと
思いますので、心苦しいがやむをえない気持ちで、ありますと苦悩の会見であった。
これと同じように、春日野親方も多くの相撲フアンの皆様に、申し訳ない気持ちです
よね、と語った。みなそれぞれ親方衆は、入間川親方も、いろいろご迷惑をかけて
申し訳ありませんと、早足で去った。
町の声、残念ですよね、だって、一応国技でしょう。仕方ないんじゃないですか、
露骨な八百長はやめて、携帯電話の記録で、止めを刺されたような感じですね、
早く解決して相撲見せて、真面目な力士がかわいそう、等々、
多くの意見。一方、八百長への関与を認めている、元春日錦、千代白鳳、恵那司に
対しては、解雇や除名など厳しい処分が予想されますが、昨日の理事会では処分が
決まらなかった。
八百長問題を調査している、特別調査委員会においては、力士全員と面談し調査を
厳しく行う、この八百長が発覚した決定的な原因となった携帯電話の、
データ解析には1~2ヶ月は必要のようだ。厳しく精査して、フアンの期待に添える
ような常態で開催を考えている。
この際徹底的に調査し、二度とこのような不祥事を起こさないよう、策を講じて、
心機一転日本の国技として、土俵上での真剣な力士の戦いで、胸の晴れる面白い
相撲を見せてほしいものです。
この大相撲は、両国(初)・大阪・両国・名古屋・両国・九州(福岡)・本場所は
年6場所、その本場所の間には、地方の町巡業、昔から力士と多くの老若男女の、
相撲フアンとの交流を深め、相撲の拡充に努力されてきたが、問題となっている、
相撲の不正取り組みについては、今日に至るまで、いろいろとそれなりに、
不正があるのではないかと語られてきたが、文明の利器(携帯電話記録)に暴かれ、
人情か、正義か、この問題は、神代の昔から語られ、露骨なものでないかぎり、
今日までは、無気力相撲であってはならないとの程度で処理されてきた。
それなりの伝統文化として、落語でも語られた佐野山、母親の看病で負けの続く
佐野山と、大横綱:谷風が、千秋楽での取り組みを希望し、土俵の外へ足を出して、
生涯1度の情け相撲の人情物語り。同じような落語の鍬潟、小兵の鍬潟が、大関雷電を
負かす物語、隠岐の古典相撲8百年も続く、二番続けて相撲を取り、対戦成績を引き
分けて五分にする人情相撲など、日本の古典相撲には、正義で割り切れない、
伝統の大相撲は、多くの国民にそれなりに支えられて来た、戦後は先代の玉の海親方の
人情相撲等々で、日本の相撲は成り立ってきた、これらが良い・悪いは別にして、
何でも正義あるのみが、正しいと言えるのだろうか。
伝統を守るか、正義のフェアプレーは相反するもので、何れかを選ぶ事になろうが、
これまで気遣ってきた日本文化(譲り合いの精神)はどうなるのだろうか?
日本の伝統ある大相撲は、雷電:谷風:双葉山:過去の偉大な横綱等に支えられ、
国技として日本なりの、伝統ある大相撲は人情文化で成り立ってきた。
この相撲文化を大事にしていくのも、一つの方法であろうと思う、混迷している
八百長事件を一刻も早く、理事長はもちろん、相撲協会と関係者の方々の努力で、
心機一転した相撲界と、力士全員が一丸となって土俵で、真剣勝負をしてくれるのを、
多くの相撲ファンは願い、早々に大相撲の開催を願っている。
日本古来の、古き歴史の伝統ある大相撲が、蘇ってくれる事に期待したいものです。