火鉢本体と五徳が揃いました。
あとは、灰と火箸と炭があればなんとかなります。
灰と火箸も、得意の✖️ルカリで安いものを探しました。
火鉢は “お茶” でも使えるものが見つかりましたが、灰の方はどれくらいの量が必要になるのかがよく分かりません。
とりあえず、灰は1㎏購入しましたが、いろいろ調べてみると、四角い火鉢の灰の量(重さ)がわかる計算式があることを知りました。
計算してみるとあと5㎏は必要なようです。
再度✖️ルカリで探しましたが、結構な金額になります。
ついでに、煙が出ず匂いも少なくパチパチはじけることがない備長炭も調べましたが、これまた結構な値が付けてあります。
『好きな事をしようとするとお金はかかるもんだ… 』
そんなことさえ考え挫折しそうになります。
今は少し頭を冷やして、火鉢本体の手入れに専念することにしました。
まず、火鉢の銅製灰箱(灰の入っている木箱の内面に銅板を張った物)の磨き直しです。
酢に塩を混ぜ、ゴム手袋をして銅板の側面を30分ほどかけて磨くと銅板はキレイになりました。
途中から銅板を磨いた液体が青緑色に変色してきたのでビックリ、化学反応で緑青(ロクショウ)が発生したのかも… 。
ダニも心配だったので、大きなビニール袋に火鉢をスッポリと入れてダニ用の殺虫剤を “これでもかっ!” というくらい噴射し、しばらく口を閉じて放置しておきました。
その後、火鉢の上面や側面を雑巾で拭きあげ、引出しも全部拭き上げます。
雑巾はすぐに茶色くなるほど煤が着いており、2・3回拭き直しました。
購入した火鉢は『関西火鉢』で、灰箱の横に蓋付きの収納箱があり、蓋は欅(ケヤキ)で作られています。
この蓋も電動ヤスリをかけたら新しい欅の面が出て少し明るくなりました。
灰箱の周りの板も煤けていたり焦げがあったりしたので、これも電動ヤスリをかけました。
これまた明るい感じになりました。
五徳も金属のヤスリで赤錆(アカサビ)を落としました。
鉄鍋の底の出っ張りを削るのに比べたら楽なもんです!
黒錆をつけてやると赤錆がつかないと聞いたので、お茶に酢を混ぜた液体に五徳を浸けることにしました。
数時間後に見てみると、茶色だった液体が真っ黒になっていました。
まだまだ知らない事がいっぱいです。
数日かけて火鉢の手入れをしている間に、✖️ルカリで購入した火箸と灰1㎏が届き、準備は着々と整ってきたのでした。
さて、灰5㎏と炭はどうしましょうか…
<つづく>