TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

我が家メンテナンスpart⑥<花を愛でながらお風呂>

2020-08-16 07:17:00 | メンテナンス
我が家の南側の庭をコンクリート敷きにして以来、コンクリートにハマってしまいました。

「次はどこ?」、「その次は?」といった感じで次から次へと我が家の家周りは少しずつコンクリートで固められていきます。


去年の夏、我が家の浴室に面したところに業者さんに頼んで目隠し塀を施工してもらいました。

「頼んだらこんなに工事費がかかるの⁉︎」

と、躊躇してしまいましたが、ここはプロにお願いしたのでした。


私も連れ合いも温泉が大好きです。

特に露天風呂の開放感は、日頃溜まった疲れやストレスを綺麗サッパリと洗い流してくれます。

プロが手がけた目隠し塀ができれば、露天風呂とまではいきませんが、庭木や鉢植えの花など見ながら、ゆっくりお湯に浸かることができるのです。


昨年の夏、目隠し塀は完成したのでお風呂に面した外庭部分に、一部分植栽部を残しコンクリートを打つことにしました。

が、昨年はあちこち旅行に行っていたので、実際にコンクリートを打って完成したのは今年になってから… 。


ここも玉砂利を敷いていたので、先ずは玉砂利の撤去です。

次に、排水溝に向けて傾斜をつけてコンクリートを打ちます。



1日か2日置いて、玉砂利を戻します。

物置きとの境に木戸も取り付けましたが、この木戸はホームセンターで買ってきたものです。

柱は前回学習済み。



湯船に浸かりながら花や緑を楽しむことができるように、傾斜部より一段高い棚状の平らな面を設けます。

段を作るために石を並べたいのですが、適当な石が見つかりませんでした。

コンクリートで階段状にしたら野暮になります。


「そうだ!水遊びに谷川へ行ったときに何個か石を拾ってくればイイ!」

ということで、使えそうな石を山から運んできて据えました。

雑草が生えないようにコンクリートで固め、その上にホームセンターで買ってきた御影石の粒石を撒きました。



"イイ感じ” に仕上がりました。


お風呂に入りながら、花を愛でる気分はなんとも言えないくらい最高です。




毎日、お風呂が楽しみになりました。

まだ陽の高い4時頃から入ることも…  

     「あ〜、極楽、極楽 」




我が家メンテナンスpart⑤<ヨシズの簡易垣根>

2020-08-15 09:18:00 | メンテナンス
お盆だからでしょうか、ここ数日、ブログには父の事を書いてしまいます。

今日も父のことで… 

私の父は大正時代の生まれで、戦争体験もしてきた人でした。

そんな父の戦友に植木屋さんと石屋さんがおられたので、殆どタダ同然の値段で松やら金木犀やらを植えてもらい、玄関までのアプローチに使っている御影石も石を製材する際に出る切れ端を沢山分けてもらったようです。

また、親戚が小さな建設会社をやっていたので庭石になりそうな石をトラック1台分、好意で持ってきてもらいました。

持つべきものは戦友であり親戚です。

その頃、父はまだ元気でしたので、私も父と一緒にひと抱えほどの石を並べて庭の土留めをこしらえたりしました。

また、庭木が少なかったので父と2人で近くの山に熊笹や雑木をとりに行ったこともありました。

父は何でも自分でやってしまう器用な人でした。

多量の材木を買ってきて、自分で電動ノコと電動カンナを使い製材し、塗料を塗って立派な塀を作り上げました。

             昔、父が作った当時の板塀


                 外側から見た板塀


また、運んでもらった石を防水シートを敷いた上に並べてコンクリートで固め、いつの間にか小さな池と鹿威しまで作ってしまいました。

   風呂水用ポンプを使い池の水を揚げて鳴る鹿威し


その板塀もいつしか朽ち果て、池も子どもたちが車を持つようになった頃に業者さんにお願いして駐車場に作り変えました。

業者さんが、「しっかり固めてあったので石を除けるのに苦労しました」と話されたのがおかしくもありました。

父が作ったお手製の板塀は10年以上前に朽ち果て、柱だけを残して立っていました。

その後、ホームセンターからヨシズを買ってきて補修した板塀の柱に固定して凌いでいました。


父のように薄板を買ってきて寸法を合わせて切り揃え、1枚1枚釘留めすればいいのでしょうが、作り上げる自信はありませんでした。

ヨシズが古くなると、ヨシズを編んでいる麻紐が切れていきます。

何か所も切れてしまうとヨシズはパラパラと外れていき、目隠しの役目も果たさなくなります。



ここまでなってしまうとまるでお化け屋敷です… 


昨年の春、古い板塀の柱を再度補修し、長持ちしないのは覚悟で新しいヨシズと取り替えました。




急場しのぎなのですが…  

咲いたばかりの杏子の花も気持ち良さそうでした。












我が家メンテナンスpart④<南庭の木戸>

2020-08-14 08:20:00 | メンテナンス

父は何でも自分でやってしまう器用な人でした。

今住んでいるこの家が完成した時、材木を買ってきて塀を作ったのも父でした。

また、防水コンクリートと石で小さな池と鹿威しまで作ってしまいました。

その塀もいつしか朽ち果て、池も子どもたちが車を持つようになった頃に業者さんにお願いして駐車場に作り変えました。


私が、いろいろとガタのきた我が家をメンテナンスしはじめたのも、昔、父が何でも自分でやってのける姿を見ていたからでしょう。



下の写真は、池を駐車場に作り変えた時に人のいい庭師さんが何処からか持ってきて取り付けてくれた南庭の木戸です。


取り替えてくれてから5年以上経ちますので、歪みが出たり飾りが壊れたりしていました。


そこで、裏の垣根を作る時に出た古くなった木戸の部材や家にあった材木、スダレ等を使い、今年になってから木戸を作り代えました。

木ネジと蝶番は購入したので、製作費0円とはいきませんでしたが、取手も受け金具も殆ど家にある物を使いました。

角の部分の木の組み方は図書館から借りてきたDIY本を参考にして、少し高度な切り込みを入れて組み合わせました。




あまり上手くできなかったので、角の部分に直角に曲がった金属を当てるなどして補強しています。

これも愛嬌かな…  

最後の仕上げに、枠の部分をバーナで焼いて少し焦がしました。

落ち着いた色になりますし、虫が着くのを防ぐためです。


やること全てが上手く行く訳ではありませんし、上手く行かなかったらどうすればいいか工夫するチャンスです。


昔から日本では1本の釘も使わず見事な建築物や工芸品を作ってきました。

そこには様々な技(木の組み方や木の継ぎ方、その他の知恵)が用いられています。

そんな技を自分も一つでもできるようになりたいなと思っています。

      …何歳になっても修行です…





我が家メンテナンスpart③<ヨシズで裏の垣根づくり&修理>

2020-08-13 07:46:00 | メンテナンス
我が家の敷地はほぼ四角形で、裏(北側)は2〜3m程のスペースがあります。

道路に面した場所は軽自動車の駐車スペースで、その奥は自転車を置いたり私が家のメンテナンスをする時に使うコンテナやバケツ、セメントや漆喰の粉を保管する収納ボックス等を置いています。

奥のスペースには一部透明な屋根が設けられていますが、北側から雨が降り込むと自転車やメンテナンス道具が濡れて困っていました。



そこで、ヨシズを利用した垣根を作ることにしました。

雨風でヨシズがずれないようにするために、まず四角い木枠を組み、その木枠にヨシズを取り付けようと考えました。

木枠は、前からあった透明な屋根を支える脚間にピッタリはめ込んで作り、アルミ製の脚に穴を空けてボルトで固定しました。

脚と脚の間隔が広かったので、真ん中に10cm角の柱を立てました。

柱がぐらつかないように、コンクリート製の基礎(四角い穴が空けてある)に柱を差し込んでいます。



コンクリートの基礎の穴に合うよう柱を加工するのが少しだけ大変でした。

4cm角の木枠を組む際に、8カ所もホゾ穴を彫りました。

この時のホゾ穴の加工が、子ども用の椅子をつくる(詳しくは7/7付ブログ参照)場面でとても役に立ちました。


その後、さらに奥のスペースを整備する時に、この地面も全面コンクリートを打ったので、足元も土で汚れることはなくなりました。



自己満足が広がります。


ヨシズの垣根をつくって1年が経ちました。

最近、ヨシズを編んである麻紐が切れて、ヨシがパラパラと解けはじめました。

そろそろ替え時が来たのでしょう。

でも、まだまだ行けそうです。

工事現場で使うビニール製の黄色い糸で修理してみました。



麻糸で編んであったようにビニール糸で編んでいきます。

ヨシズの向こう側に手が届かないので、先を曲げた針金を針代わりに使いました。



『そういえば、外科手術で使う針もこんな風に曲がっているなぁ… 』と、作業しながら気が付きました。



ヨシズの手術完了です!

「私、失敗しないので…  」










我が家メンテナンスpart②<裏出入口スロープ部分の洗出し>

2020-08-12 07:25:00 | メンテナンス
我が家の南側庭のコンクリート打ちをやってみて、「素人の私でも何とかカタチになると思いました。(詳しくは8/11付ブログ参照)

そこで、「次はどこにコンクリートを打とうかナ」と考えて、思い付きました。


我が家の裏の出入口は、私の両親が寝起きしていた和室の横にありました。

父が膝を悪くして、電動3輪を利用するようになってからは、裏の出入口はコンクリートでスロープを付けてもらったのです。

その際、スロープ幅を確保するために坪庭風に50〜60cmの石を2個置いていたところまでコンクリートで固めてしまいました。

父は15年前に亡くなり電動3輪は使うことはなくなりました。

せっかくの坪庭の雰囲気が失われていたので、「何とかしたいなぁ〜」と思っていたのです。

そこで、まず2個の石の周りのコンクリートを鉄のクサビを打って少しずつ取り除きました。

             ここまでするのに1週間程


スロープの上面にはコンクリートの"洗出し” を施そうと考えました。

"洗出し” はコンクリートの粉、砂、水を混ぜ合わせたものに粒の揃った小粒の玉石を加えて流し込み、表面が完全に固まらないうちに表面のコンクリートだけを水で洗い流すことで小粒の玉石を浮き出させる少し手間のかかる施工法です。

御殿場の「とらや工房」のアプローチでも洗出しが施されてあり、『イイ感じだなぁー』と思いヒントになりました。


          我が家は1袋300円位の庭砂利で


お菓子の「あられ」のような表情も上品ですが、色のある玉石でも綺麗な表情になります。

黒い大きめの玉石を境目に置いて、少しお洒落にしてみました。


坪庭の石の周りにリュウノヒゲを植えました。


春に、奥の槙の木の根元、皐月の植え込みの陰に蘭が黄色い花を咲かせているのに気がつきました。


亡くなった父が、

「坪庭がきれいになったねー」

と言ってくれたように感じました。