マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

ゼントラーディ人にとってホットケーキは・・・・

2018-01-26 20:59:10 | マクロスほのぼのオムニバス
            【西暦2011年1月25日 第2防空航空基地】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラプラミズ直衛艦隊ミリア隊副官デワントン・フィアロは、第2防空航空基地にいた。
第1次星間大戦後、新統合軍の所属となり可変戦闘機パイロットになった。
入ったのはゼントラーディ人の戦い人の血と、戦場で出会った想い人桐原茂人の事を思って・・・・

あれからもうそろそろ1人が経ち。
元上官ミリア・ファリーナがマクシミリアン・ジーナスとの間の第1子を産むまでカウントダウンに入っていた・・・・・

そんな時の事・・・・・・

桐原茂人「ホットケーキを作れですか?」

ブラウン「あぁ雪で飛行できない、それにホットケーキが食べたいという意見があるだから航空隊一同はホットケーキを作れ!材料はある。」
航空基地司令官ブラウン・マッカート大佐

『そんな馬鹿な~』

雪が降っていて飛ぶ事のできない航空隊に基地司令官ブラウン・マッカート大佐からホットケーキを作れと言う命令を受けた。
何故ホットケーキが食べたい意見がありそれを採用するのかと思ったが。
ゼントラーディ人の将兵達がホットケーキ食べたいよなと言う声が出てくる。

「だけど作るんだぜ!作り方分かるのか?」

「いや~よくわからないな。」

「簡単に言ってくれんじゃねぇって・・・・・」

作るんだぞと地球人のパイロットが言う、ゼントラーディ人は真顔で作り方が分からないといい。
それを聞いた地球人パイロットは頭を抱えて悩む。

桐原茂人「デワ・・・お前もホットケーキ食べたいのか?」

デワントン「正直ね・・・・でもホットケーキの作り方知りたいのもあるし・・・・茂人はできるの?」

桐原茂人「少しな・・・・」

茂人はデワントンに上記と似たような事を言う。
デワントンは他のゼントラーディ人と似ている事を言うがまったく違う事を言う。
作り方を知りたい・・・・自分もホットケーキの作り方を知りたいと・・・・

桐原茂人「案外、真面目だな。」

デワントン「食べているだけじゃ技術は覚えられないからね、それに・・・・・」

桐原茂人「それに?」

デワントン「ミリア1級空士長は今だに料理作れないし・・・今ここでゼントラーディ軍時代でできなかった地球の茂人の生まれ故郷のニホンの言葉下剋上したくてね♪」

桐原茂人「おぉぉ・・・そうか・・・・」

でも案外、腹黒い所もあった。
さっきは真面目だなと思ったが・・・・案外デワントンも腹黒い所がある。
茂人はたった今そう思い知らされた。

それはさておき今回、茂人達が作るホットケーキのレシピはこうだ。

ホットケーキミックス …1袋(150g)
チョコレート …好きな数
卵(Mサイズ) …1個
水 …100ml

一見普通のようだが、チョコレートがついている。
これは茂人の実家桐原家でいつも作っている方法を参考にしている。

「へぇ中尉の家ではこのようなレシピで作っているんですね。」

桐原茂人「いつもお袋がね、このように作るんです。」

女性兵士らがチョコレートを溶かしている茂人に質問する。
この方法を生み出したのは現在、南米方面軍司令部で茂政と共にいる茂人のお袋である。
茂人や兄弟が幼い頃によく作ってくれたらしい。

デワントン「・・・・・・」

となりで作っているデワントンは何か不満そうな目で茂人を見る。
なんでそんなに女性ばっかり集まっているのか・・・
たまには私の方にも振り返ってよ・・・と・・・・・

それに気がついた茂人はぎゅっとする・・・・・

桐原茂人「デワ・・・・」

デワントン「私の作り方間違っていないか少しは見てよ!!」

桐原茂人「分かった分かった。」

デワントンは自分が作ったホットケージの生地の様子を見てもらいたかったらしい。
周りの女性兵士に珍しく興味持たれてうはうはしていた茂人はこれ以上ほっとけないとデワントンの元に行く。

デワントン「どうかな?」

桐原茂人「どれどれ」

茂人はデワントンが作ったホットケーキの生地を見る。
スプーンで少し味見をする。

実際に味見をしてみると・・・・・・

桐原茂人「結構美味しいな、初めてにしては・・・」

デワントン「ホント!?」

桐原茂人「本当だってかなり美味い。お世辞なしでもな。」

かなり美味しい初めてにしては美味しいし。
もっと腕前あげるとかなりいい感じになる。
これを焼きあげたら結構美味しいホットケーキが出来るだろうと予測した。

実際にホットケーキを焼き上げた。

茂人はデワントンのホットケーキと交換し食べてみる。

デワントン「結構美味しい、茂人も料理上手なのね。」

桐原茂人「そうでもないよ、デワのホットケーキ焼きあがった奴を食べたけど中々いい。」

デワントン「よかった・・・・」

お互い自分が作ったホットケーキが美味しくて安心する。
周りから見ればバカップルかのように見えるが・・・
まぁ自身が作ったホットケーキが美味しくて大満足だが。

大満足したのはいいのだが、ある事を忘れているような気がする。
とてつもなく重要な事が。
一体何を忘れたのかと皆は考えるが・・・・・・

桐原茂人「いけね!!これ俺らの分だけじゃん!!全員再びホットケーキ作れ!!」

『了解!!』

基地に所属する全職員のホットケーキを作らなくてはいけない。
皆はなんでこんな重要な事を忘れていたんだと慌て・・・調理室に入る。
皆レシピ通り、元の仕事に復帰ホットケーキを作る。

デワントン「なんとかホットケーキできましたね。」

「正直焦りましたぜ。」

なんとか猛スピードでホットケーキを作った結果。
時間通りにホットケーキが完成する。
こうしてホットケーキの日のホットケーキ作りはばたばたしながらも成功したのである。
コメント
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