マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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第201話 フォークランド基地のVAH−1

2018-06-12 00:02:16 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
南米エクアドルのマンタ基地の朝は早かった。
整備班がアンサーズと管制官クルーをフォークランドに向かわせるための機体の整備を万全にしていた。
基地所属部隊の機体の整備という元々の仕事があるが、きっちりと両方の機体を整備をするので。
見学に来ていた管制官クルーは勿論、基地に所属していた新統合軍兵士達も驚いた。

機体の整備が完了が午前10時頃に終わる。

その頃には全機がいつでも離陸ができるような体制が出来ていた。

桐原少佐「全機搭乗!!」

アンサーズは各機搭乗、管制官達はVC−27タニーに搭乗する。
各員搭乗した彼らはそのまま管制塔の指示に従い滑走路に向かい。
2機のアンサーズ所属機が離陸、すべてが離陸し終えると管制クルー達を乗せたタニーは飛び立つ。

ゼノビア「中尉殿、酷くお疲れですね。」

カール「あぁそう言うゼノビアこそ疲れているじゃないか。」

ゼノビア「それもそうですね。」

昨日、早期警戒機に関する話題で夜遅くまでミーティングをしたカールとゼノビアは酷く寝不足であった。
他の面々も二人ほど疲れていないが、目にクマが出来ているなどなんとも言えないような表情をしている。
それを見ていた管制官組の美弥がバックから何かを取出し。

取り出したそれは二つあり、それを持ってカールとゼノビアの元へ向かう。

相沢美弥「よかったら飲んでください。」

カール「これは栄養ドリンクか。」

相沢美弥「昨日買いすぎて余ったんですどうですか?」

カール「それはありがたい。」

二人に持ってきたものは昨日買いすぎてしまった栄養ドリンクである。
1週間分と基地内のPXで箱買いしたらしいが飲みきれない量が入っており。
これでは余ると判断、出来るだけ多くの人に配るようにした。

当然、栄養ドリンクを配り自分が必要と数る分だけを確保し。
それでも残った二つを二人に渡した。
かなり疲れていたようなので、渡されるとカールとゼノビアは喜んだ。

逆に他の早期警戒部隊の面々から羨ましがられるが。

そして

しばらく飛行してどんどん編隊は南下していき目的地であるフォークランド島マウント・プレザント基地に向かう。

吉野大樹「いよいよ目的地だな。大丈夫かなぁ・・・・あいつらは・・・気が荒いと言うし・・・」

ラウラ「何よ、今さら心配して?」

吉野大樹「いやぁあの基地は結構手荒い歓迎する噂があってな、ここの副隊長をする以前に聞いた話なんだけど。」

ラウラ「手荒い歓迎?」

神楽少尉「どんな?」

吉野大樹「さぁな、これはあくまでも噂の範囲内での話だから詳細は知らないよ。」

大樹が突然、目的地に関して何やら悪いような感じの事を言った。
理由は基地からとても信じられないような手荒い歓迎をするというと。

ラウラと神楽は一体どう言う事なのかを聞くが。
これはあくまでの噂の範囲内と言われ、大樹は詳しい事は知っていないようである。
その反応を見たラウラと神楽はどうせ大した事のないような歓迎だと判断した。

どうせ大樹の事なんだからと・・・・・・・・・・

だけど・・・・・・・・

この判断を上回る気の荒い出迎えをされてもの凄い緊張感に包まれる事を・・・・
ラウラを含めた一部の面々は知らない。

            【新統合軍マウント・プレザント空軍基地】

フォークランド島、新統合軍マウント・プレザント基地。
ラウラ達が向かう予定の新統合空軍の基地である。
空軍基地とあるが、島全体が新統合軍の施設になっており各軍の施設がある。

「司令、防空圏内に輸送機1.可変戦闘機16の編隊を確認。」

「基地司令部に緊急連絡。」

アリスマウンテン・レーダー基地ではラウラ達の編隊を確認した。
基地の職員はラウラ達が友軍部隊であるので平常心を保っているが何処か様子が違う。

まるで戦闘配備をするかのように。
アリスマウンテン基地から報告を受けたマウント・プレザント空軍基地は・・・・・・

「アリスマウンテン・レーダー基地より報告、大型輸送機1.可変戦闘機16と言った1個飛行隊が我が軍の防空エリアに侵入」

「お客さんの到着だな、コルセア隊とコマンチ部隊などの陸軍部隊に出撃要請!!」

「了解」

基地所属の飛行隊であり、以前ラウラと大樹が出向先で見た事あるVF−5コルセアが基地司令部からの命令で。
2個小隊が緊急出撃をした。
それだけではない、陸軍基地にも命令し対空迎撃砲や陸軍兵器デストロイドやコマンチ部隊にも出撃を要請した。

その出撃をした結果。

「おいおいマウント・プレザント基地の連中例のあれをやっているぜ!」

「俺たちは何度も訪れているからなんともないが、乗っているお客さんと周りのお客さんは慌てるだろうな。」

「だな。」

既にレーダーで彼らの行動を探知する。
タニーの乗員達は何度も訪れているのでなんともなく。
この行動を夢華ら管制班とカールら早期警戒部隊はまだ知らない。

一方のアンサーズは・・・・・・・

桐原少佐「なんだこの反応は?」

吉野大樹「例の噂と言う奴か、実際にやられると・・・・・・・・・・・怖」

マウント・プレザント基地の反応に驚いていた。
まさか、出迎えが緊急出撃であるとは・・・・・・・・

緊急出撃されてしまえば、どう反応すれば・・・
どんどん基地から出撃したVF−5コルセアの編隊がどんどん近づいてくる。

そして・・・・・・・・

「そこの部隊に告ぐ、我々は新統合軍南米方面軍管区軍所属フォークランド駐留軍である。アンサーズ諸君、ようこそ。」

「君たちは我々の後に続いてくれ!!繰り返す、我々の後に続いてくれ」

桐原少佐「案外出迎えは真面目なんだな。」

コルセアとコンタクトを取ったアンサーズを待っていたのは案外真面目な出迎え。
さっきまで微妙な空気だったのにいきなり真面目に出迎えてもらうとなんか拍子抜けしてしまう。

そのままラウラ達はコルセアに誘導されながら指定された基地の滑走路に着陸する。
その最中には・・・・・・

ラウラ「あれはVAH-1コマンチだ・・・・」

吉野大樹「ここは陸軍の基地もあるからな、今回鍛えるのはあいつららしい。」

ラウラ「えっ陸軍?宇宙軍や空軍などのバルキリー部隊を鍛えるんじゃないの?」

VAH-1コマンチの姿を見かける。
あれが今回鍛える目標である。

しかし

ラウラ達が所属しているのは宇宙軍である。
それに可変戦闘機部隊。

可変戦闘機を所有している軍は分かるが。
所有してない陸軍を鍛えるのはおかしい。
そんな訳の分からない事に不機嫌な目で見る。

とは言えこれも仕事のうちである。
そのままアンサーズは基地の滑走路へ着陸、機体から降り基地司令官に挨拶するため。
一斉に整列を開始した。
コメント
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