ラウラとメラルが会話してから翌日。
宇宙軍SVF-64アンサーズと陸軍第29飛行小隊と第30飛行小隊の演習予定日が来た。
滑走路にはアンサーズ所属のVF-1Pフレイヤバルキリーが駐機しており。
陸軍のヘリポートには2個小隊所属のVAH-1コマンチが駐機している。
ハルト「いよいよ模擬戦でありますな、桐原少佐」
新統合陸軍南米軍管区第29飛行小隊隊長.ハルト・F・早乙女.大尉
桐原少佐「君達がどのくらいの実力を持っているのか試させてもらいます。」
ハルト「ははははははは、VAHがVFに負けない程の実力を持っている事をしっかりお見せしますよ。」
桐原少佐「それは楽しみだ。」
茂人は対戦指揮官であり、全般の指揮を任されているハルト・F・早乙女大尉と会話した。
早乙女大尉もかなりの自信家であり・・・・・・
自分たちが運用しているVAHの性能についてVFに負けない程だと言う。
その言葉に茂人はこれは負けてられないと悟った。
ガブリエル「よぉオタンゴ。」
新統合陸軍南米軍管区第29飛行小隊隊員.ガブリエル・クルマーク.少尉
オタンゴ「なんだ・・・・・ガブ?」
ガブリエル「昨日からメラルの奴変わったな・・・・・」
オタンゴ「それか・・・・・・・」
オタンゴの同僚であるガブリエルがメラルが昨日から様子が違うと指摘した。
ガブリエルの問いを聞いたオタンゴはそれかと思った。
ガブリエル「なんだ反応が薄いな。」
オタンゴ「いや・・・・別に・・・・なっオードリー。」
オードリー「まぁそんなもんね。」
ガブリエル「なんだよ二人共、俺に隠し事でもしているのか?」
メラルの事に関して知っている二人の反応が冷めている。
そんな冷めている反応にガブリエルはぷんすかと二人の態度の若干怒る。
メラル「何を話題にしている!!ガブ」
ガブリエル「メラル・・・・・・」
メラル「私はいつも通りだ!!なんで私関連でオタンやオードが隠し事をしなくてはいけないのよ?」
ガブリエル「それは・・・・・・・・・」
メラル「私は至って普通いいね?」
ガブリエル「はい・・・・・」
メラルは自分の事を話題にされて大変ご立腹であった。
厳しい表情をしているメラルの表情を見たガブリエルは多少驚き後ろへ後退する。
自分を話題にされて結構立腹である。
そんなメラルの様子を見たオタンゴとオードリーは笑顔で見守る。
ラウラ「結構笑顔増えたわね。」
ロザ「確かに笑顔が増えたような感じがする、あのロザもかなり変わったわね。」
ラウラ「昨日散々と喋ったからね。」
ロザ「喋った?一体何を喋ったを喋ったの?」
ラウラ「それは秘密。」
そんなメラルの様子を見ていたラウラとロザ。
ロザは何故あんなに変わったのかと聞くとラウラはいろいろ喋ったといい。
一体何を喋ったのかロザはラウラは聞くがラウラは秘密と言う。
秘密と言われたロザは顔を膨らませ、若干怒った。
少しくらい教えてくれてもよかったじゃないかと。
吉野大樹「そろそろ出撃の時間だぞ、早く搭乗した方がいいぜ!」
ラウラ「分かっているわよ、今日の演習は凄く楽しみ♪」
ロザ「ラウラ、後で事の詳細教えてもらうからね。」
ラウラ「はいはい考えておくわ。」
ロザ「考えておくじゃない!!」
そろそろ出撃の時間になったのでラウラ達は愛機のある滑走路へ急ぐ。
それと同じようにオタンゴ達も自分達の愛機に乗り込み演習の準備をする。
愛機に乗り込むと各小隊が滑走路へ向けて移動を開始した。
これから演習が始まるラウラは胸をドキドキさせながら操縦桿を握る。
【管制塔】
陸軍基地の管制塔。
ここは陸軍輸送機やヘリのオペレートをする場所である。
ここで勤務しているのは第6統合運用群情報管制隊と呼ばれる部隊である。
エリシア「少佐、全機出撃準備に入りました。」
新統合陸軍南米方面軍管区第6統合運用群情報管制隊.エリシア・コーウェン中尉
アラン「そうか・・・・・・・VFは離陸後、所定ポイントを指示せよ!」
新統合陸軍南米方面軍管区第6統合運用群情報管制隊.アラン・コバール.少佐
エリシア「了解」
第6統合運用群情報管制隊指揮官アラン・コバール少佐は管制塔にいる部下に。
これから演習が始まるので各部隊に管制指示を行う。
ラウラ達は離陸の事だけではなく、戦うための指定位置の指示を行う。
ある程度の距離を取らないとフェアな勝負にならない。
両者に不利益がないようにならないようにしなくてはいけない。
お互いにルールに則らないと感情的にも良くないから。
カゴメ「私達は何のためにここにいるんでしょうね?」
劉夢華「まるで観客席にいるかのように。」
相沢美弥「ゼノビアちゃんもインメルマン中尉達もVF-1Gに乗って早期警戒機に乗っているし、これじゃあ私達いらない娘みたいじゃない。」
カゴメ達は管制部隊がいるのでまるでいらない娘みたいな扱いを受けていた。
アンサーズなどのアルタミラ組の中で3人だけ。
早期警戒部隊は皆飛び上がって行っている。
何のために呼ばれたんだか・・・・・・・・・・
カゴメ達は今の状況に不満に思ってしまう。
必要じゃなければ呼ばなくていいのにと。
「すいません、人手が足りないんですけど。」
カゴメ「えっ何?」
「少し手伝ってもらえませんですか?」
女性の警務官がカゴメ達に手伝ってもらえないかと聞いてきた。
ようは警備の仕事だろうと・・・・・・・・
相沢美弥「手伝ってもらえないか、まるで雑用係。」
劉夢華「別にいいんじゃない暇よりマシなんだからら。」
カゴメ「そうね。」
劉夢華「しっかりと頑張りますのでよろしくお願いします。」
結局雑用しかできないような感じになってしまった。
カゴメ達は何もしないよりかはマシだと思い了承する。
ベレー帽と警務官のMPの腕章を借りて、見物している兵士達の統制を行う。
カゴメと美弥を積極的にリードしていくのは元警務官の夢華。
カゴメ達もいろんな意味で大変であった。