「シオン(紫苑)」 キク科 ☆10月7日の誕生花☆
花言葉は… 遠い人を思う・追憶・君を忘れない・ご機嫌よう
今朝の最低気温は午前4~6時の21.0℃。 最高気温は午後1時の25.8℃。
今日は終日どんよりとした曇り空。 お天気は良くありませんが、気温的には過ごしやすい一日です。
暑かった夏も、9月に入って九州を掠める台風3連発の後、一気に涼しくなりましたが、
なんかスカッと晴れた秋らしい日が有りませんね。
朝、顔を洗う時の水もだいぶ冷たくなりましたが、途中から 温水になってたかな?
と思うほど温かくなります。 まだまだ地中は夏の暖かさが残っているようです。
今日も脚の調子はだいぶ良いのですが、今朝は寝違えたようで首が回りません (涙。
今日の花は 「シオン(紫苑)」 です。
“すみかより 四五寸高き しおに(シオン)かな” … 一茶が 「紫苑」 を詠んだ句です。
「紫苑」 の草丈は2m近くもなると云う背の高い花です。
“棲みかより 4~5寸(1寸は約3cm)高き” とは、どんな家だったんでしょうね。
一茶は背が低かったのかなぁ(笑。
高く揺れる花の間に十五夜のお月様もかかって見えたことから、
「十五夜草」 の別名も持っています。
原産地は中国で、古い時代に日本に渡来したそうです。
「シオン」 という名前は、中国名である "ジワン(紫苑)" が訛ったものだそうです。
栽培の歴史は古く、“今昔物語” にも 「思い草」 の名で登場するそうです。
その物語に出て来る 「ノカンゾウ(野萱草)」 について一言…
中国名は 「萱草」、 日本では、野原に咲くので “野” を付けているそうです。
“萱” には “忘れる” という意味があるそうで、中国の故事では “憂いを忘れる草”
とされているそうです。
そのことから 「カンゾウ」 の属名に “ワスレグサ(忘れ草)属” の名が付いています。
【今は昔、あるところに二人の男の子がいました。 ある時、父親が死んでしまった。
二人は嘆き悲しみ、年月を経ても忘れる事が出来ませんでした。
兄弟二人は朝廷に仕えるようになり、私事を顧みる事も出来ないほど忙しい身になりました。
揃って墓参に通うことは、もう耐えられないと思うようになった兄は、
見る人の思いを忘れさせてしまう “萱草(かんぞう)” という草を墓の傍に植えました。
その後、弟は事あるごとに兄に墓参を勧めましたが、兄は忙しく、都合がつきませんでした。
弟は兄の態度を嘆かわしく思い、父を恋い慕うその心を拠り所にして毎日を過ごしていました。
兄は既に忘れてしまったと言うが、私は絶対に忘れまいと “紫苑” を墓の周りに植えました。
ある日突然、墓の中から声が… 「私はお前の父親の屍を守る鬼である」
弟は恐ろしさのあまり声も出ず答えずにいると、墓の中の鬼は優しい声で、
「お前が父親を恋い慕うその気持ちは年月が経って変わらなかった。
兄は忘れ草の “萱草” を植えて、望み通りに父親の事を忘れることが出来た。
一方のお前は “紫苑” を植えて、これも望み通りに父親の事を忘れる事がなかった。
父親を慕うその志の並ならぬ事に感心した。 私は鬼の身とは言えども慈悲の心がある。
私はその日に起こる善悪を予知する力がある。 お前の為にこの予言を夢で知らせてやろう」
それから、弟はその日に起こる事を毎日夢で見て、身の上に起こる全ての事をはっきりと
予知する事が出来たのです。
このようなことから、嬉しいことのある人は忘れな草の “紫苑” を植え、
また憂いのある人は、忘れ草の “萱草” を植えてみるべきである】
…花言葉はこの事に由来しているのでしょうね。
花言葉は… 遠い人を思う・追憶・君を忘れない・ご機嫌よう
今朝の最低気温は午前4~6時の21.0℃。 最高気温は午後1時の25.8℃。
今日は終日どんよりとした曇り空。 お天気は良くありませんが、気温的には過ごしやすい一日です。
暑かった夏も、9月に入って九州を掠める台風3連発の後、一気に涼しくなりましたが、
なんかスカッと晴れた秋らしい日が有りませんね。
朝、顔を洗う時の水もだいぶ冷たくなりましたが、途中から 温水になってたかな?
と思うほど温かくなります。 まだまだ地中は夏の暖かさが残っているようです。
今日も脚の調子はだいぶ良いのですが、今朝は寝違えたようで首が回りません (涙。
今日の花は 「シオン(紫苑)」 です。
“すみかより 四五寸高き しおに(シオン)かな” … 一茶が 「紫苑」 を詠んだ句です。
「紫苑」 の草丈は2m近くもなると云う背の高い花です。
“棲みかより 4~5寸(1寸は約3cm)高き” とは、どんな家だったんでしょうね。
一茶は背が低かったのかなぁ(笑。
高く揺れる花の間に十五夜のお月様もかかって見えたことから、
「十五夜草」 の別名も持っています。
原産地は中国で、古い時代に日本に渡来したそうです。
「シオン」 という名前は、中国名である "ジワン(紫苑)" が訛ったものだそうです。
栽培の歴史は古く、“今昔物語” にも 「思い草」 の名で登場するそうです。
その物語に出て来る 「ノカンゾウ(野萱草)」 について一言…
中国名は 「萱草」、 日本では、野原に咲くので “野” を付けているそうです。
“萱” には “忘れる” という意味があるそうで、中国の故事では “憂いを忘れる草”
とされているそうです。
そのことから 「カンゾウ」 の属名に “ワスレグサ(忘れ草)属” の名が付いています。
【今は昔、あるところに二人の男の子がいました。 ある時、父親が死んでしまった。
二人は嘆き悲しみ、年月を経ても忘れる事が出来ませんでした。
兄弟二人は朝廷に仕えるようになり、私事を顧みる事も出来ないほど忙しい身になりました。
揃って墓参に通うことは、もう耐えられないと思うようになった兄は、
見る人の思いを忘れさせてしまう “萱草(かんぞう)” という草を墓の傍に植えました。
その後、弟は事あるごとに兄に墓参を勧めましたが、兄は忙しく、都合がつきませんでした。
弟は兄の態度を嘆かわしく思い、父を恋い慕うその心を拠り所にして毎日を過ごしていました。
兄は既に忘れてしまったと言うが、私は絶対に忘れまいと “紫苑” を墓の周りに植えました。
ある日突然、墓の中から声が… 「私はお前の父親の屍を守る鬼である」
弟は恐ろしさのあまり声も出ず答えずにいると、墓の中の鬼は優しい声で、
「お前が父親を恋い慕うその気持ちは年月が経って変わらなかった。
兄は忘れ草の “萱草” を植えて、望み通りに父親の事を忘れることが出来た。
一方のお前は “紫苑” を植えて、これも望み通りに父親の事を忘れる事がなかった。
父親を慕うその志の並ならぬ事に感心した。 私は鬼の身とは言えども慈悲の心がある。
私はその日に起こる善悪を予知する力がある。 お前の為にこの予言を夢で知らせてやろう」
それから、弟はその日に起こる事を毎日夢で見て、身の上に起こる全ての事をはっきりと
予知する事が出来たのです。
このようなことから、嬉しいことのある人は忘れな草の “紫苑” を植え、
また憂いのある人は、忘れ草の “萱草” を植えてみるべきである】
…花言葉はこの事に由来しているのでしょうね。