奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

設計やデザインの方向性と暮らしと間取りの価値観を丁寧に紐解きながらそれぞれの価値観にとって大切な暮らしのテーマと選択肢をデザインするとこ、生活の意味を理解度高く思考する意味の大切さ。

2023年03月11日 | 設計の事デザインの事

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※Molteni&C LDK空間展示 (dadaキッチン採用例)

 

注文住宅の設計デザインで

間取りを決めていく過程。

 

※Molteni&C LDK空間展示 (dadaキッチン採用例)

 

※Molteni&C LDK空間展示 (dadaキッチン採用例)

 

その中でも「キッチン」について

選択が変わるだけで

随分空間の質や周辺の使い勝手も変わります。

 

そしてよく使う場所だからこそ、

それぞれの家族での使い勝手の差が

大きく出るところ。

 

※トーヨーキッチンスタイル大阪 LDK空間展示 (キッチン採用例INO-at The Heart of Life)

 

家そのものもそうですが

使いやすいキッチンのポイントと

レイアウトについては千差万別。

 

※Panasonic大阪 LDK空間展示 (キッチン採用例L-class・Irori Dining)

 

※Panasonic大阪 LDK空間展示 (キッチン採用例L-class)

 

細かな内容はやはり枝葉のように

分かれていきますが

基本的な使いやすいキッチンの考え方には

3つのポイントがあります。

 

そんなキッチンをベースとした

考え方の方向性・・・・・。

 

家事動線に沿った配置。

 

例えば、

個室タイプのキッチンだと

壁やドアが家事動線をふさぎ、

スムーズに動きにくくなる傾向があります。

 

一方、オープンタイプだと、

生活感がでやすいものの、

開放的で動きやすいことがメリットとなり、

料理をすぐに運べるなど、

家事の流れがスムーズになりやすくレイアウトが可能です。

 

大容量の収納。

 

キッチン周辺には

食器や調理器具などが多く集まる為、

ある程度収納量を

確保しないと物で溢れ、

調理スペースを圧迫してしまう、

といったことになりかねません。

 

そこで、パントリー(食材や食器の収納スペース)を

設ける事が出来るように。

 

また、最近の「システムキッチン」には

シンクやコンロの下に

ある程度大容量の引き出し式収納が

計画できるようにもなっているので

ケースによってはそちらをメインに

有効活用することも計画性の中に・・・・・。

 

掃除がしやすい環境を整える

 

これはトイレや洗面、浴室(バスルーム)などの水回り

そして玄関や廊下なども含み

どのような部屋や空間でも大事なのですが、

汚れについて・・・・・。

 

特にシンク周りやワークトップは、

油などの汚れが付きやすいので、

汚れの落ちやすい素材を選ぶように。

 

また、必要なものだけを置くようにして、

整理された状態を保つようにすると

掃除にも取りかかりやすくなります。

 

ワークトップとシンクが

一体化したものだとより掃除がしやすい環境にもなります。

 

使いやすいキッチンのレイアウト。

 

最も一般的なレイアウトが、

シンクと調理機器、

冷蔵庫が一列に並べられた

I型キッチンレイアウト・・・・・。

 

横幅が広いと、

動線が長くなり作業効率が落ちてしまうため

ある程度コンパクトなキッチン向けのレイアウトになります。

 

I型に冷蔵庫を並べられない場合には、

冷蔵庫の配置によって

使い勝手が左右されるので、

よく考えて配置する必要が出てきます。

 

I型の次に一般的なのが、

シンク、調理機器、

調理スペースがL字に並べられた

L型キッチンレイアウト。

 

メリットとしては、

I型に比べ動線が短縮される点があります。

 

一方、I型よりも広いスペースを必要とするので、

食器棚を置くスペースが確保しづらい配置。

 

U字型キッチンレイアウトは、

L型よりもさらに動線が短く作業効率が高い傾向。

 

しかし、複数人で同時に料理をするには

あまり向いていないレイアウトとなりやすい配置。

 

上記の他にも、

シンクと調理スペースが分かれているレイアウトや、

キッチンが離れ小島のようになっている

アイランド型キッチンなどがあります。

 

それぞれのレイアウトにはメリット、

デメリット共に存在するので

両方を考慮したうえで

自分たちにとっての「最適解」を知る事が大切。

 

色々な情報が存在し

様々な主張がある「家」という構成要素。

 

使いやすいも人それぞれに

生活の文化が異なるように多種多様。

 

車や洋服、料理の味付けなども

好みの差があるように

絶対これが良いという主張もそれぞれに異なるものです。

 

自分たちにとっての最適解を見つける要素も

実は大変難しいものです。

 

家の構成要素となる設備や素材・建材等の

融合された状態が

初めて空間の認識になりますから。

 

単体での良し悪しではなくて

総合要素が融合されて「どうなのか?」というところの判別。

 

料理や洋服等と同じように

素材や色、範囲や状況により見え方が変わるように

選択の総合が重要。

 

同じ料理でも盛る器や

どんな場所でそのようなシーンで

どう食事するのか?

でいろいろなものが変わりますよね。

 

洋服もコーディネートしても

玄関で靴を履き、

バッグを持ち帽子等をかぶったりすると

一気に洋服のイメージが変わったりしますよね。

 

住まいもそれらと同じ・・・・・・。

 

総合要素の理解度の高さを

検討する事が重要。

 

性能だけでも品質だけでも

使い勝手だけでも雰囲気だけでもなく

融合の状態が大切という事です。

 

プラン・間取りは、

暮らしをそこにデザインする事が重要。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

◼️設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
お申し込みください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サロン・美容室経営の付加価... | トップ | 間取りと暮らしの設計デザイ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

設計の事デザインの事」カテゴリの最新記事