奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

平屋建ても二階建ても間取りの工夫と暮らしの趣を兼ね備えた過ごしやすいビルトインガレージのある家・ガレージを超えた暮らしの空間にスキップフロアや階段、ホームエレベーターを備え余白と段差を活用する暮らし。

2024年12月25日 | 設計の事デザインの事

ガレージのあるでの暮らし。

ビルトインガレージと

その余白を活かした住宅で

暮らしを楽しむ家づくり。

※ビルトインガレージの上部にも段差活用で部屋を設計してLDKに近い距離感での動線と眺めの設計も。

 

ガレージをどう活用するのかで、

暮らしの質は

大きく左右されます。

 

奈良県内の多くの地域が

そうであるように

車が生活の中心にある地域では、

ビルトインガレージは

単なる駐車スペースではありません。

 

雨の日の動線を

快適にするだけでなく、

趣味の空間や

家族との時間を楽しむための

スペースに変身させることが

できます。

 

ビルトインガレージの

上手な活用と

スキップフロアや階段、

ホームエレベーター等を活用した

段差設計を

組み合わせた家づくりも。

※ガレージの上部をLDKと繋がるテラスに設計したビルトインガレージのある家・内部でホームエレベーター設置。

 

ガレージの余白を

フリースペースとして

活用しながら、

スキップフロアや階段等による

立体感を取り入れることで、

オシャレでありつつ

快適な暮らしを

実現することも出来ます。

 

ガレージと段差の融合が生む

暮らしの豊かさ・・・・・。

 

ガレージの「余白」を活かした

ライフスタイル提案。

ガレージは

車を停めるだけの

場所ではありません。

 

その「余白」を上手に使うことで、

暮らしの質が

劇的に変わります。

 

例えばDIYスペースとして。

工具や機材を収納しながら、

趣味の時間を

楽しむことができます。

 

子どもの遊び場。

雨の日もそうですが

自転車やスケートボードの

練習スペースにも最適。

 

ホームジムやスタジオ。

屋内に設置することで、

天候に左右されず利用可能です。

※法律上の居室扱いの場合

様々な規制と実情の調整が設計には必要です。

 

これらを可能にするためには、

ガレージ自体の広さだけでなく、

周囲の余白スペースや

天井高と実際の使い勝手を意識した

設計が重要です。

 

スキップフロアがもたらす

「奥行き」と「つながり」・・・・・。

 

スキップフロアの最大の特徴は、

床の高さをずらすことで

空間に立体感を生む点です。

※階段も同じです。

 

そのような段差活用の場合は

以下のような工夫が、

日常をより楽しく、

快適な空間にしてくれます。

 

視線の抜け感。

フラットな間取りに比べて、

家全体に「広がり」を

感じさせます。

 

特にビルトインガレージを

配置することで、

天井高を活かしながら

LDKなどとの距離感を使った

間取り設計で

奥行きを生み出すことが出来ます。

 

エリアごとの役割分担。

例えば、

ガレージの上をリビングに、

半階上を

子ども部屋にするなど、

ゾーニングを工夫することで

プライベートと

共有空間のバランスを取ります。

 

動線の工夫・・・・・。

スキップフロアの場合は

階段の上り下りが

短く済むため、

比較的動線がスムーズになります。

 

実際に設計した住宅では、

ガレージから数段上がった

フロアに趣味部屋兼収納、

その対面側にLDK空間を

配置することで、

ガレージと趣味空間が連動し

日々の生活空間は分離する

居住空間が生まれました。

 

ビルトインガレージ住宅の

設計ポイント・・・・・。

 

機能性とデザイン性の両立。

ガレージはどうしても

無機質な印象になりがちですが、

デザイン性に配慮することで

家全体の雰囲気を

よりよくすることが出来ます。

 

素材選び:コンクリートや

スチールだけでなく、

防火認定品や準不燃等の

ウッドパネルを取り入れることで

温かみをプラス。

 

照明計画:間接照明や

ダウンライトを

雰囲気づくりを考えて

配置することで、

ガレージ内でも

心地よい空間をつくるだせます。

 

断熱性と防音性の確保・・・・・。

ガレージと

居住空間を隣接させる場合、

断熱材や防音材を

しっかりと入れることが

大切です。

 

これにより、

車のエンジン音や

外気の影響を

最小限に抑えることができます。

 

ガレージからリビングや

キッチンへの動線mの整理整頓。

 

買い物帰りに

荷物を持ちながら

移動することを考えると、

スムーズな動線設計が

欠かせません。

 

半階分の高さを

スキップフロアで調整したり、

ホームエレベーターを設置したり

平屋や水平移動の場合は

室内から直接

アクセスできるようにすることで、

家事も含めて

日々の暮らしが

さらに快適になります。

 

趣味と暮らしを両立した家だと

家事も両立する

スペースとして

ガレージを検討して

車が趣味のご夫婦のために

ガレージを広く取り、

その一角をカフェ風の

スペースとして活用したり

ガレージからつながる階段周辺に、

家族が集まる場所を配置。

 

リビングの大きな窓からは

ガレージが見えるように設計し、

愛車を眺めながら

くつろげる空間となったり

ガレージの上部を活用した

テラスを計画する事も。

 

また、

ガレージの天井を高く確保して、

2階部分には

書斎を設置する事も可能です。

 

スキップフロアや階段で

空間をつなげることで、

趣味と仕事、

家族の時間がすべて

バランスよく保たれるような

家にもなります。

 

ビルトインガレージと

スキップフロアや階段等の

段差を組み合わせた家づくりは、

ただオシャレなだけでなく、

機能性や暮らしやすさも

兼ね備えた

理想的な住まいを実現します。

 

特に趣味や車が

生活の一部である方には、

このような家の考え方や

デザインは大きな

魅力となりますし

家事や日々の暮らしが

上質に変化します。

 

家づくりは人生の大きな選択。

ガレージという空間の

可能性を存分に活かして、

あなただけの

特別な暮らしの空間を

考えてみませんか?。

 

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やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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