寒い週末になりましたが・・・皆さんは大丈夫でしたでしょうか・・・・。
冷え込みも一段と厳しくなっているので、寒さ対策はしっかりとです。
今日は偶然「恩師」に会ったり、打ち合わせ以外で偶然住まい手さんにお会いしたり・・・・・。
再会もあり・・・なんだか「元気」をいただきました。
できれば「サンタさん」にも会いたいな・・・・とか思ったり。
さて、先週の12月6日・・・木曜日は友引きで「祝・・・上棟」の日を迎えました。
今年の春過ぎの「お問い合わせ」から約8カ月。
イロイロな調整やプランや相談を経て、工事を行う工務店の選定・・・・そして地鎮祭を終えてからの
工事着工と・・・・・12月6日の上棟。
長いようで短い時間の流れで・・・・・一つの節目。
家の「骨格」が現場で現れて、「暮らしの器」の大きさに住まい手さんや身内の皆さまも・・・うっとりです。
建物の基礎工事の際は目線よりの下の部分でカタチが現れていましたが、
なかなかその「大きさの実感」は感覚的につかみにくい時期ではありますが、
「より立体化」されて「実際のボリューム」が現れると・・・・・やっぱり今まで以上に・・・感動ですよ。
一通りの作業が終わり、透明シートの上に「足元」に汚れが残らないようにブルーシートを敷いて、
関係者も集まり、家のほぼ中心に御幣を飾り、清酒と洗い米と塩・・・・。
そして海の幸・山の幸で・・・・・感謝を込めて、
現場代理人(現場監督)と棟梁の仕切りで関係者全員で二礼二拍手一礼と
住まい手さんからのご挨拶・・・・。
住まい手さんご家族からの「心配り」にも感謝。
こうやって「この場」に一緒いる事・・・時間を共有する事のできる「ご縁」に感謝をして、
仕事人としての「心意気」を棟梁からも・・・・・。
人とのつながりに本当に感謝です。
仕事は出来て当たり前・・・・それ以上の「気持ちの部分」と、「マナーの良い」現場。
工務店、会長、社長をはじめ・・・・現場代理人(現場監督N部長)さん、
現場を大事にしてくださる棟梁と大工さん、職人の皆さん。
ありがとうございます・・・・そして今後もよろしくお願いします。
日曜の奈良吉野は雪の朝でした・・・・・移動も大変でして・・・・今はもう大丈夫のようですが、
備えは大事です。
イロイロな意味で見直しはしておかないと・・・・・・。
家づくりの際は住まい手さんの皆さん、ご家族の皆さんに・・・イロイロなものを見直していただいたりも
していますよ・・・・。
暮らす場面について・・・「暮らし方」・・・・「もっているもの」・・・・etc。
収納もやっぱり「多ければ多いほど良い」という訳ではなくて、
「必要な量を必要な分」でまずはスタートする事が大事ですよ・・・・・。
程々がちょうど良いという考え方。
スペースが広すぎる場合でも「余白」が広すぎても・・・落ち着かない空間になってしまいます。
中身をしっかりと考えておきたいところ。
適材適所での計画で「それ」は生活の動線や家事の動線と深く関係してくるところ。
暮らしの動線が二方向の家でもそれは実践・・・・・。
移動の途中に「必要となるもの」が整理できるように「位置関係」を調整して、
寝室から出て・・・朝の準備という「時間が重なる際」にも調整が可能なように。
朝の支度・・・・イロイロ「計画時」に忘れている事はありませんか・・・・・。
身支度を思い浮かべると分かると思いますよ。
そういう意味で「収納」と「支度」のバランスを設計しておくことも大事ですから。
個別に完結させる方法も一つかも知れませんが、家全体で「適材適所」のように「レイアウト」と
人の動きを調整して理解して、「収納の方法をコントロール」しておくことも設計の工夫です。
部屋とのレイアウト次第で階段上のちょうどいいスペースも使い方次第。
風の冷たい週末の土曜日・・・雨も手伝ってなんだか「もやもや」することもあったりしますが、
それぞれ「晴れの日」も「雨の日も」・・・「曇り」に「雪」の日・・・・・。
大切な場面をもっていますからね・・・「その日にあう」過ごし方を・・・・・。
さて、今日は週末ということで住まい手さんとの打ち合わせやメールでのお問い合わせの対応等、
設計の仕事の中身・・・イロイロとあります。
今も少し・・・・「窓」について考えている住まいがあるのですが、
一足先に・・・・工事が進行中の建物からの風景も思い出しながら・・・・考えています。
写真は奈良・高取町で工事が進行中の(仮称)借景を楽しむ和モダンの玄関共有二世帯住宅の現場。
敷地の西側の特徴を活用して細工を施していますよ。
コンセプトとなる(仮称)にも含まれている「借景」を存分に取り入れた工夫・・・・・。
日の入る状態を考え・・・計算して「見た目」も考えて窓の位置と種類もセレクトして、
内と外をつなげるように・・・・・。
建築計画では「教科書」としては「南側」を広くというものが「セオリー」ですが、敷地の状況や
建築の内容、ロケーションなどでそれは・・・・変わります。
経験だけではなりませんが、「敷地を読む」という意味では頭の中の「引き出し」が活躍します・・・・・。
もちろん「感性」や「住まい手さんへの想い」も・・・・・。
そして「窓」そのものをどのようにかんがえるのかで変わるもの。
窓には「採光」と「通風」という役割がありますが、
そういう機能面にプラスして「そこから景色が見える」事での空間への奥行きや開放感を
与える「広がり」や「抜け」の演出という役目がありますよ・・・・・。
光を1番取り込みやすい「南側」は先の説明にもあるように、
住宅事情などを考えると困難な事も多いです。
そこをどのように「発想」でカバーするのかがポイントですよね・・・・・。
南側以外に新たな「価値」を求める事や「窓の工夫」で南側をより良いものにできるように。
窓の役目を考えつつ、「価値」をどのようにかんがえるのかで「不利な土地」も
「逆に価値の在る土地」になりますよ・・・・建築的な細工で変わる土地の魅力・・・・・。
窓の考え方だけでも「その価値」はプラスに変換できますから・・・・・そういう「設計」を
心掛けたいです。
昨日は本当に冷たい風が吹いていて・・・・・・日中も寒かったですね・・・・。
極端な寒さには本当に注意です。
午後の棟上げ前に、別現場・・・・暮らしの動線が二方向の家へ。
全体の構成を考えて・・・雰囲気も変わりますからね。
洗面脱衣スペースとの連動もありますが、
各スペースの「意味」も深く考えておきたいところ・・・・・。
何をする場所なのかを考えておかないと、各家族・・・暮らしによって、
スペースの持つ意味も変わりますからね。
浴室(システムバス)にもイロイロありますが、
明るさと暗さと・・・求めるもので変わってきますよ・・・・・。
浴室などの限られた空間でも「フォーカルポイント」を考えるだけで。
フォーカルポイントというのは、
見た瞬間に視線が向く場所の事・・・・・。
そうした「ポイント」があるだけで、場所にメリハリが生まれて「細部」よりも「面」に
視線が向かい・・・・スッキリとした「空間」に見えるという工夫。
集中するとまわりが見えなくなる・・・と表現したほうが伝わりやすいかもしれませんね。
そんな「ポイント」だけでも「魅力」や「空間の認識」は変わるんです。
見せ場を考えておく工夫でイメージを造りだす事も「計画」では考えておくべきところ。
暮らしの動線が二方向の家では、
そういうポイントを適所に設けて「空間認識」を調整していますよ・・・・・。
おはようございます・・・・・今朝の奈良・吉野は晴れていますよ、今のところ・・・・。
気持ちのいい空ですが、空気は「ひんやり」としていて・・・・・冬の気配。
皆さんも寒さには気をつけてくだいね。
今夜は「吉野山」へ行く予定もあるので、夜は一段と暖かくして出かける予定ですよ。
建築は祭事とイロイロ・・・深く関係するものがありますが、
地鎮祭以後の一つの節目となる時期に、行うもの・・・・・・・上棟式。
明日・・・・12月6日は(仮称)借景を楽しむ和モダンの玄関共有二世帯住宅新築工事の祝上棟日。
上棟式(棟上げ)は、平安時代初期から行なわれ、
中世に盛んとなり、居礎(いしずえ)、事始め、
手斧始め(ちょうなはじめ)、立柱、上棟、軒づけ、棟つつみ等、完成まで の建築儀式が数多くありましたが、
江戸時代になってこれらの建築儀式を代表する形で、「上棟」式だけが行なわれるようになりました。
歴史のあるもの・・・・・・。
このように昔は建築儀式がたくさんありましたが、
時代の変化とともに儀式(上棟式)も変わりつつあります。
一般的に上棟式は、
新築の家の土台が出来上がり、柱、梁、桁、力板などの「骨組み」が完成したあと
棟木というものを 取り付けて補強する際に行ないます。
このように上棟式は建築工事の途中で行う儀式で、
工事の方法にもよりますが、
木造の一般的に行われている木造軸組工法という工事の仕方では、
棟木を棟に上げる時に・・・・・・・鉄骨造では鉄骨工事が完了したとき、
鉄筋コンクリート造では躯体コンクリートの打ち込みが終了したころに行います。
また上棟式(棟上げ)では、
魔よけのための御幣(ごへい)を鬼門に向けて立てて、
四隅の柱に酒や塩、米などをまき、天地四方の神を拝みます。
上記の内容を略式で行う事が多いです・・・・・・・・地域によっては、
餅やお金(硬貨)をまくところもあり・・・・本当にイロイロ。
同時に棟札に上棟年月日、建築主などを書き、
後日・・・・・工事を行う棟梁が一番高い棟木に取り付けなどを行います。
この取り付け方も風土や工務店によっても様々・・・・・。
本来、上棟式(「棟上げ)とは、
無事棟が上がったことを喜び、感謝、祈願する儀式ですが、
現在の上棟式は「儀式」というよりも施主・住まい手さん・クライアントと呼ばれる人達が、
職人さんや関係者をもてなす「お祝い」の意味が
強くなっていて、「地鎮祭」や「上棟式」を略式でされる方が多くなっています。
上棟式は地鎮祭と違って神主さんに来て頂くことが少ないため
(地域によっても異なりますよ。)現場監督や棟梁等が式を進めることがほとんどです。
明日はそういうお祝いと感謝のとき・・・・・。
今回も、地元吉野・・・・美吉野醸造株式会社の清酒・花巴を用意。
美吉野醸造株式会社 ホームページ
美吉野醸造株式会社の杜氏であるH本さんに、
清酒・・・花巴を吉野のアトリエへ届けていただきました・・・・・。
ご縁があって・・・・イロイロお願いしています。
午前中は別件で出張ですが、
明日は午後から(仮称)借景を楽しむ和モダンの玄関共有二世帯住宅新築工事の現場で、
素敵な時間を「住まい手さん」・「造り手の皆さん」と共に過ごさせていただきますよ・・・・。
団らんをしたり寛いだり・・・・・暮らしのスペースはイロイロ。
部屋名もイロイロありますよね。
実際計画する際は「大きさ等」は別にして・・・・・「部屋」を考えたりします・・・・・。
一つの枠組みとして。
でも・・・・・住まいづくりのスペースの考え方はイロイロです。
こういう部屋だからこういう部屋名だからこうだという住まい方ではなくて、
自由な発想でイイと思うんです。
例えばですが、洗面所は歯磨きや洗顔、
化粧などパウダールームとして・・・・・・。
浴室の隣にあれば、裸になって濡れた身体を拭く脱衣室として、
洗濯機が置いてあれば家事室としての役割があります。
洗面所は浴室やキッチンに比べて、1坪分のスペースで当たり前、
水まわりだから南側や東側・・・便利な部分以外に・・・・・と言う具合に、
簡単に・・・そして後回しにされることも多いのですが、
実際の事を考えると、
家族全員が毎日必ず多目的に使う場所ですから、
小さな工夫が家族全員の暮らしに大きく関係してくる場所でもあったりします。
暮らしに寄り添うように、使う上で不自由にならないようにするポイントは、
化粧品や歯ブラシ、ヘアスプレーなどの小物の収納にあります。
細かいアイテムを片付けしやすいように引き出しを活用したり、
奥行きの薄い収納スペースを確保したり、スペースそのものの見直しや動線の工夫など。
壁の厚みを利用した壁埋め込み収納も便利ですし、少し前に計画し
実際にリノベーションを施した住まい・・・・・玄関共有二世帯住宅で実施させていただいた内容だと、
暮らしに合わせて「洗面スペース」と「脱衣スペース」・「洗濯スペース」を分断・・・・切り離し、
本質を考えて「レイアウト」をした例などもありますよ・・・・二世帯住宅としての
二階全体のリノベーションですから。
単世帯住宅を玄関共有の一階親世帯・二階子世帯の為の分離型二世帯へのリフォーム
脱衣のスペースとして考えると、
寒い冬でも暖かくいられるような暖房設備を使えるような工夫・・・・。
水に強い床材や壁材を選んでおくことも大切です。
ガスコンセントをつけておけば、
給油の手間がなく素早く温風が出てくるガスファンヒーターを使うこともできます。
スペースや収納との関係を見直して計画することは必要ですけどね・・・・・・。
洗濯機置き場にしてある場合は、
ストックする場合の洗剤などを入れておく収納を確保し、
洗濯ものの干し場との連携も確認することが大事ですよね。
物事の本質をキチンと考える事で見えてくる住まいの「プラン」がありますよね。
枠にとらわれすぎない計画で「暮らしを豊かに」することができますよ。
風が冷たい日ですが、段々そんな時期であるので「気忙しさ」が目立ってきますね。
冷たい風の中、今日は朝から工務店さんとそのチームの皆さんが住まいの棟上げの準備で、
ガンバってくださっています・・・・・朝からお礼だけさせていただいて、スグに現場を後に。
その様子は夜のブログで紹介させていただこうかと思います。
現場に立ち寄った後には奈良K市役所の関係窓口へ・・・・。
別案件での計画での下調べ・・・・準備のための「調査」です。
住まい手さんからご依頼をいただき、
イロイロ「本当に計画が可能な土地なのか」を先ず・・・・調べに・・・・。
よくある話しですが、ご自身の土地・・または親・・・身内の土地だし、「家」だから、
自由に建てることが出来ると考えている方もいらっしゃいますが、
実はそうではなくて・・・・法治国家で当たり前のことですが、
「法津」が関係してきますので、その「中身」の確認・・・・・・。
耳にした事があるかもしれませんが、「建築基準法」や「都市計画法」などといった
法律の枠の中で・・・制約の枠の中で、「建築」をつくりだしているんですよ・・・・。
だから「そのカタチ」や「規模」・・・「建物の位置」・・・・大きな部分から、
「窓」や「部屋の大きさ」・・・「屋根の形」といった部分に仕上げなど・・・地域や
敷地の形も道路も連動してその制約の枠の中に組み込まれて・・・・制限されているんですよ。
その大体の枠組を「リサーチ」・・・・・。
建物の高さや屋根の位置・・・ボリュームを検討する際にも敷地に対して何パーセントまで
建てることができるのか・・・・・。
調査の内容はそういう「現地」では見えない法律の問題と勿論「インフラ」も含めて・・・・・。
まずは「情報整理」。
計画の出発地点ですから、ここで提出すべき「書類」の種類や量も変わってくるのです。
書類の流れや種類・・・・・・量などでも「着工可能となる時期」は変わるので、
「キチンと調べる事」は「キチンと工事のための工程を組むこと」にもつながりますよ・・・・・。
K市特有の文化財包蔵の「大藤原京遺跡」の地域にも含まれていたので、
発掘届け出も4部必要ですし・・・・。
市街地でもそういうのは・・・ありますからね。
物理的に可能なスケジュールを計算しながら頭に入れて考える仕事も同時進行ですよ・・・・・。
どちらを優先すべきかも・・・キチンと考えて。