住現場視察や、住まい手さんとの打ち合わせなども終わり、夜になり吉野のアトリエに戻ってきました。
静かな夜・・・・見上げると「夜空」に癒されます。
さて、住まいづくりではイロイロな選択肢があるのですが、
カラ―と質感のセレクトで「雰囲気」は随分と変わります・・・・・。
そういう要素でベースを考え中です。
色による心理的な「影響」も視野に入れつつ・・・・「落ち着き」の設計を盛り込むための検討。
それは家具や窓付近の「カーテン類」にも左右されるもの・・・・・。
室内の細かな「要素」も検討しつつ「器」の部分となる「家」そのものを考え中です。
床の落ち着きをつくることで「重み」の似合う空間と緑がポイントとなる空間に、
仕上げる目標をもって「デザイン」の在処を探っていますよ・・・・・。
フローリング単独で考えるのではなくて、沢山の要素が集まり空間となる「建築」・・・・。
要素を考えながら「空間のつながり」をデザイン。
土地の購入前の視察や購入後の視察など・・・・ご依頼をいただく前やご依頼を頂いた際に、
「土地視察」をイロイロと行います。
建築計画・・・立案前の大事な時間。
今朝もそうでしたが、その土地の状態が必ず良好というわけではありません・・・・。
教科書に出てくるような100%良好な土地というのはほぼ・・・出会った事はありません。
普通に存在している「土地」ではもちろん「近隣の状況」を加味して、
考えていくのが本質ですからね。
道路の幅等によっても「それ」は左右されますし。
例えば、「うなぎの寝床」と呼ばれるような「細長い土地」。
細長い形でも、ある程度の広さがあればよいのですが、
住宅が密集していたりする狭小地と呼ばれる土地では、採光・・・光の取り入れ、
通風・・・・風の通り道などが問題となりやすいですよね。
両方に「家」が迫っている場合には横方向・・・隣地側からの「恩恵」は望めません。
勿論「隣地側エアコンの室外機」や「窓」など・・・壁以外の要素もありますからね。
換気等も考えて「窓」も欲しいと考えますが、場合によっては「双方」のプライバシーも
よく考えておきたいところ。
窓の考え方を少し変えると・・・実はその部分は解消したりするんですよ。
一般的な「窓」とは異なり、屋根部分に設けたり、壁の高い位置・・・吹き抜けを利用したり、
そもそも「部屋の要素」を1・2階逆転させたり・・・中庭の概念を持ち込んだり・・・・・。
密集地や狭小・・・間口(幅)の狭い・・・うなぎの寝床のような土地であっても、
計画の方法や内容によって「その価値」は変わってきますよ・・・・。
出来ることを考える事で「価値」は広がります。
そんな「計画」を考える事が大切ですね。