新しいものと古いものが同時に存在するような「空間」は
なんだか時間の流れ方も異なって感じますよね。
そんな場所づくり・・・・・古家cafeを計画中。
様々な年代の人達がゆっくりと「時間の流れ」を感じつつ、交流できるようなスペースで。
場所がつくりだす「特殊」な時間の流れをさりげなく感じることができるように、
統一性を崩して・・・・「アンバランス」を設計して、そのギャップも楽しむことができるように・・・・。
そこに置かれる雑貨や家具達にも「役目」を持たせつつ、ハードとソフトの関係を
じっくりと考えているところ。
本格的な再生でありつつも極力最小の範囲で、手づくりでの・・・・・・計画。
ちょうど良さを模索中ですよ。
「町屋」と「倉」と「レトロ」をコンセプトに「もてなし」の空間を設計。
見えそうで見えない・・・そんな「中間領域」も計画して、「落ち着く場所」となるように。
石と板と畳と土間がつながる空間と座面からの豊かさを探るように・・・・。
空からの恩恵はイロイロありますよね・・・・明るさや気持ちよさ・・・・・。
住宅の密集している場所や建物の「空きスペース」にも「余裕」のない場所であっても、
空が見えるだけで「ゆとり」が生まれたり、空気の流れがよくなったり・・・・・・。
窓をどの場所にどんな風に計画をするのかでずいぶんと変わってきますよ、
その恩恵の取り入れ方と、その心地よさとゆとりが・・・・・。
方位や近隣との位置関係によっても「異なる」のですが、
小さな窓でも採光効率がいい「ハイサイドライト」を採用したり、「トップライト」・・・・天窓があることで、
変わる室内の環境・・・・・・。
トップライト(天窓)は、屋根に窓を取り付けて、天井から直接採光を計画するもの・・・・。
ハイサイドライト(高窓)は、壁の上部・・・天井付近にとりつける「窓」。
高い位置にとりつけるので死角や視線の向きの関係で「空」が直接見えたり、
近隣の「見えたくない部分」や逆に室内を覗かれないように工夫したり・・・・・。
適所に設けたいですよね・・・・「そんな工夫」を。
高い位置にあることでの「恩恵」・・・・。
採光にも通風にも優れた面を持ち、外から内部を見られる心配が少ないという事の利点。
イロイロな要素を考えて「場所のチカラ」を発揮できるように。
そんな設計の工夫を盛り込んで、現場は工事が進んでいますよ。
屋内環境の設計の重要性は「住んでから」よくわかりますよ・・・・・・・。
暮らしをつくりだす「設計」の勘どころ。